12月7日の株

 日経平均は大幅反落。587.59円安の32858.31円(出来高概算15億4000万株)で取

引を終えた。前日の米国市場で主要株価指数が下落したほか、前日の急上昇の反動

から利益確定売りが先行。節目の33000円をあっさり割り込むなか、リスク回避的な

売りや短期筋による先物売りも加わり、下落幅を広げた。後場は32900円を挟んだ狭

いレンジでの推移を継続するなか、大引けにかけて32814.69円まで水準を切り下げ

た。

 

 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1400に迫り、全体の8割超を占めた。

セクター別では、電気ガス、保険、空運など5業種が上昇。一方、海運、鉱業、電気

機器、機械など28業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、SOMPO<863

0>、東京海上<8766>、JAL<9201>がしっかりだった半面、東エレク<8035>、ファース

トリテ<9983>、アドバンテス<6857>、ダイキン<6367>、信越化<4063>が軟調だっ

た。

 

 前日の米国市場は、週末の雇用統計を前にしたポジション調整の売りなどで主要

株価指数は下落。なかでもハイテク株の弱さが目立つなか、東京市場でも半導体

連などが売り優勢となった。また、米格付け会社ムーディーズが5日に中国の信用

格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げたのに続き、中国の国有

企業4社などの格付け見通しを引き下げたため、中国経済への先行き懸念が強まっ

た。加えて、円相場が1ドル=146円台半ばへと前日に比べ円高に振れたことも買い

見送りムードに拍車をかけた面もあるようだ。

 

 本日の日経平均は大幅に反落したが、あすの12月限の先物・オプションの特別清

算指数(SQ)算出日を前に、短期筋による思惑的な売りが出たことも要因の一つだ

ろう。ただ、SQを波乱なく通過すれば、来週以降、東京市場は掉尾の一振に対する

期待が高まってくるとの見方も残る。一方、来週に予定されている米連邦公開市場

委員会(FOMC)でパウエル米連邦準備制度理事会FRB)議長が利下げについて、ど

のような見解を示すのか注目されるなか、個別材料株での幕間つなぎ的な動きが主

流となりそうだ。

 

日経平均   32,858.31    -587.59    (-1.76%)

TOPIX          2,359.91       -27.29     (-1.14%)

騰落レシオ(25日)  109.38 

 

監視銘柄

(4503)アステラス製薬  1787    -22.5    (-1.24%)

(7203)トヨタ自動車   2794.5   -32.5   (-1.15%)

(3003)ヒューリック   1520.5   +11.5   (+0.76%)

(9432)NTT   172.6    -0.7   (-0.40%) 

(5019)出光興産    4005    -49    (-1.21%)

(8766)東京海上   3783   +38   (+1.01%)

(8252)丸井G   2347.5   +5   (+0.21%)

(8593)三菱HCキャピタル   989    +0.8    (+0.08%)

(7182)ゆちょ銀行   1454   +9   (+0.62%)

(8306)三菱UFJ   1254   +10   (+0.80%)

(3105)日清紡HD   1107.5   +2   (+0.18%)

(9303)住友倉庫   2523   +4   (+0.16%)

(6503)三菱電機   1978    -27.5   (-1.37%)

(1911)住友林業   3903   -34   (-0.86%)

(7272)ヤマハ発   3812   -39   (-1.01%)

(6448)ブラザー   2552   +7   (+0.28%)

(8002)丸紅   2298   -48.5   (-2.07%)

(6141)DMG森精機   2639   -63.5   (-2.35%)

(9140)商船三井   4043   -114   (-2.74%)

 

取引  無

買付金額   7,818,018

評価損益合計   +7,409,890   (+94.78%)