日経平均は大幅反落。587.59円安の32858.31円(出来高概算15億4000万株)で取
引を終えた。前日の米国市場で主要株価指数が下落したほか、前日の急上昇の反動
から利益確定売りが先行。節目の33000円をあっさり割り込むなか、リスク回避的な
売りや短期筋による先物売りも加わり、下落幅を広げた。後場は32900円を挟んだ狭
いレンジでの推移を継続するなか、大引けにかけて32814.69円まで水準を切り下げ
た。
東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1400に迫り、全体の8割超を占めた。
セクター別では、電気ガス、保険、空運など5業種が上昇。一方、海運、鉱業、電気
機器、機械など28業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、SOMPO<863
0>、東京海上<8766>、JAL<9201>がしっかりだった半面、東エレク<8035>、ファース
トリテ<9983>、アドバンテス<6857>、ダイキン<6367>、信越化<4063>が軟調だっ
た。
前日の米国市場は、週末の雇用統計を前にしたポジション調整の売りなどで主要
株価指数は下落。なかでもハイテク株の弱さが目立つなか、東京市場でも半導体関
連などが売り優勢となった。また、米格付け会社のムーディーズが5日に中国の信用
格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げたのに続き、中国の国有
企業4社などの格付け見通しを引き下げたため、中国経済への先行き懸念が強まっ
た。加えて、円相場が1ドル=146円台半ばへと前日に比べ円高に振れたことも買い
見送りムードに拍車をかけた面もあるようだ。
本日の日経平均は大幅に反落したが、あすの12月限の先物・オプションの特別清
算指数(SQ)算出日を前に、短期筋による思惑的な売りが出たことも要因の一つだ
ろう。ただ、SQを波乱なく通過すれば、来週以降、東京市場は掉尾の一振に対する
期待が高まってくるとの見方も残る。一方、来週に予定されている米連邦公開市場
委員会(FOMC)でパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が利下げについて、ど
のような見解を示すのか注目されるなか、個別材料株での幕間つなぎ的な動きが主
流となりそうだ。
日経平均 32,858.31 -587.59 (-1.76%)
TOPIX 2,359.91 -27.29 (-1.14%)
騰落レシオ(25日) 109.38
監視銘柄
(4503)アステラス製薬 1787 -22.5 (-1.24%)
(7203)トヨタ自動車 2794.5 -32.5 (-1.15%)
(3003)ヒューリック 1520.5 +11.5 (+0.76%)
(9432)NTT 172.6 -0.7 (-0.40%)
(5019)出光興産 4005 -49 (-1.21%)
(8766)東京海上 3783 +38 (+1.01%)
(8252)丸井G 2347.5 +5 (+0.21%)
(8593)三菱HCキャピタル 989 +0.8 (+0.08%)
(7182)ゆちょ銀行 1454 +9 (+0.62%)
(8306)三菱UFJ 1254 +10 (+0.80%)
(3105)日清紡HD 1107.5 +2 (+0.18%)
(9303)住友倉庫 2523 +4 (+0.16%)
(6503)三菱電機 1978 -27.5 (-1.37%)
(1911)住友林業 3903 -34 (-0.86%)
(7272)ヤマハ発 3812 -39 (-1.01%)
(6448)ブラザー 2552 +7 (+0.28%)
(8002)丸紅 2298 -48.5 (-2.07%)
(6141)DMG森精機 2639 -63.5 (-2.35%)
(9140)商船三井 4043 -114 (-2.74%)
取引 無
買付金額 7,818,018
評価損益合計 +7,409,890 (+94.78%)