2024年5月7日の株

 日経平均は3営業日ぶりに大幅反発。599.03円高の38835.10円(出来高概算16億50

00万株)と、4月15日以来約3週間ぶりに心理的な節目の38500円を回復して取引を終

えた。連休中の米国市場で主要な株価指数が上昇したことから、半導体株や電子部

品株など指数寄与度の高い銘柄に買いが先行。日経平均は取引開始直後に38863.14

円まで上値を伸ばした。ただ、今週は主要企業の決算発表がピークを迎えるため、

業績動向を確認したいと考えている向きも多く、買い一巡後は高値圏での膠着が続

いた。

 

 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄数が1100を超え、全体の7割近くを占め

た。セクター別では、証券商品先物、機械、その他製品、サービスなど23業種が上

昇。一方、医薬品、倉庫運輸、ゴム製品など10業種が下落した。指数インパクトの

大きいところでは、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984

>、アドバンテス<6857>が堅調だった半面、第一三共<4568>、信越化<4063>、ソニー

G<6758>が軟調だった。

 

 日本が連休中の米国では、雇用統計の結果などから利下げ先送り観測が後退し、

長期金利の上昇に一服感が出始めたため、グロース株中心に買われ、東京市場

も同様の動きが波及。日経平均心理的な節目の38500円を上回って始まり、取引開

始後には上げ幅が一時600円を超える場面があった。米連邦公開市場委員会FOMC

や雇用統計など重要イベントを波乱なく通過し、リスク許容度の高まりから海外勢

の買い戻しの動きが強まったとの見方が広がっていた。ただ、日経平均は節目の390

00円を目前に上値の重さが意識された。

 

 米金融当局は雇用統計よりも消費者物価指数(CPI)の動向を重要視しており、CP

Iの鈍化傾向を確認するまでは予断を許さないとの声も聞かれ、強弱感が対立してい

る。また、今週は主要企業の決算発表がピークを迎えるため、業績動向を確認した

いと考える投資家も多く、積極的に上値を買い上がる雰囲気にも至っていない。あ

す以降も個別材料株物色が続くことになりそうだ。

 

日経平均   38,835.10      +599.03   (+1.57%)

TOPIX          2,746.22       +17.69    (+0.65%)

騰落レシオ(25日)  102.46

SOX指数 4,820.45    +104.26  (+2.21%)   (2024-05-06  17:16) 

監視銘柄

(4503)アステラス製薬  1,562.5    +4.5    (+0.29%)

(7203)トヨタ自動車   3,599   +18   (+0.50%)

(3003)ヒューリック   1,490.5   -11.5   (-0.77%)

(9432)NTT   169.8    -0.6   (-0.35%) 

(5019)出光興産    1,035    -14    (-1.33%) 

(8766)東京海上   5,050   0   (0.00%)

(8252)丸井G   2,419.5   +31.5   (+1.32%)

(8593)三菱HCキャピタル   1,022   -6    (-0.58%)

(7182)ゆちょ銀行   1,560    -25.5    (-25.5%)

(8306)三菱UFJ   1,559   +5   (+0.32%)

(3105)日清紡HD   1,182   +1.5   (+0.13%)

(9303)住友倉庫   2,558   -25    (-0.97%)

(6503)三菱電機   2,856    +20   (+0.71%)

(1911)住友林業   5,633    +273    (+5.09%)

(7272)ヤマハ発   1,429    +2   (+0.14%) 

(6448)ブラザー   2,829.5   +40   (+1.43%)

(8002)丸紅   2,914   +13.5   (+0.47%)

(6141)DMG森精機   4,772   +157   (+3.40%)

(7011)三菱重   1,432   +18.5   (+1.31%)

(1489)NF日経高配当50   2,299   -1   (-0.04%)

 

取引  無

買付金額   7,840,218

評価損益合計   +13,273,171   (+169.30%)