日経平均は小幅続落。37.98円安の38236.07円(出来高概算14億9000万株)で取引
を終えた。前日の米国市場でハイテク株が売られた流れを映して、半導体関連株や
電子部品関連株などを中心に売りが先行。日経平均は取引開始直後に37958.19円ま
で水準を切り下げ、取引時間中としては、4月26日以来3営業日ぶりに心理的な節目
の38000円を割り込んだ。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)が通過したことで押
し目を拾う動きがみられたほか、連休前に売り方の買い戻しなども入り、その後は
前日の終値を挟んでもみ合っていた。
東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄数が900を超え、全体の6割近くを占め
た。セクター別では、電気ガス、不動産、保険、卸売など14業種が上昇。一方、海
運、空運、倉庫運輸、化学など19業種が下落した。指数インパクトの大きいところ
では、第一三共<4568>、レーザーテック<6920>、オリンパス<7733>、豊田通商<8015>が堅調だった半面、ファーストリテ<9983>、TDK<6762>、信越化<4063>、アドバンテス<6857>が軟調だった。
米SOX指数やナスダック総合指数が下落したことが響き、東京市場にも値がさハイ
テク株中心に値を消し、日経平均の下げ幅は一時300円を超えた。また、円相場が一
時1ドル=153円台へと円高に振れたため、輸出採算悪化への懸念から自動車や機械
など輸出関連株が下落する場面があった。一方、業績予想の上方修正を発表したA
OKIHD<8214>やタカラトミー<7867>などに投資マネーがシフトしたほか、米国
市場の取引終了後に好決算を発表したクアルコムが時間外取引で上昇しているた
め、同業のマイクロニクス<6871>にも買い気が波及した。
国内ではこの連休中に短期筋による為替の急変動への不安感がある半面、政府・
日銀による為替介入への期待もある。これ以上の円安が進まないとの見方が大勢を
占めれば、海外投資家からの買いが復活する可能性あるとの声も聞かれる。一方、3
日の米雇用統計については、再び賃金インフレが高まるのか、それともインフレが
沈静化に向かうのか確認したいところだ。
日経平均 38,236.07 -37.98 (-0.10%)
TOPIX 2,728.53 -0.87 (-0.03%)
騰落レシオ(25日) 93.83
SOX指数 4,507.68 -165.62 (-3.54%) (2024-05-01 17:15)
監視銘柄
(4503)アステラス製薬 1,558 +33 (+2.16%)
(7203)トヨタ自動車 3,581 -24 (-0.67%)
(3003)ヒューリック 1,502 +17 (+1.14%)
(9432)NTT 170.4 -0.1 (-0.06%)
(5019)出光興産 1,049 -4 (-0.38%)
(8766)東京海上 5,050 +77 (+1.55%)
(8252)丸井G 2,388 -23 (-0.95%)
(8593)三菱HCキャピタル 1,028 -0.5 (-0.05%)
(7182)ゆちょ銀行 1,585.5 +1.5 (+0.09%)
(8306)三菱UFJ 1,554 -9.5 (-0.61%)
(3105)日清紡HD 1,180.5 -10.5 (-0.88%)
(9303)住友倉庫 2,583 -20 (-0.77%)
(6503)三菱電機 2,836 -14 (-0.49%)
(1911)住友林業 5,360 +1 (+0.02%)
(7272)ヤマハ発 1,427 -17.5 (-1.21%)
(6448)ブラザー 2,789.5 +15 (+0.54%)
(8002)丸紅 2,900.5 +53 (+1.86%)
(6141)DMG森精機 4,615 +190 (+4.29%)
(7011)三菱重 1,413.5 +21 (+1.51%)
(1489)NF日経高配当50 2,300 +2 (+0.09%)
取引 無
買付金額 7,840,218
評価損益合計 +13,183,991 (+168.17%)