8日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり24銘柄、値下がり200銘
柄、変わらず1銘柄となった。
日経平均は続落。7日の米株式市場でダウ平均は57.54ドル高と3日ぶり反発、ナス
ダック総合指数は-0.89%と4日続落。中国政府の規制強化を嫌気したアップル株の
下落が相場を押し下げた。ただ、週次失業保険申請件数の減少などを背景に景気後
退懸念が緩和するとダウ平均は上昇に転じた。一方、金利の高止まりでナスダック
指数は終日軟調に推移。日経平均は、9月限先物・オプション取引の特別清算指数算
出(メジャーSQ)に絡んだ売買が交錯するなか74.83円安でスタート。しかし、寄り
付き直後から売りが先行し、一時455円程下落。米中対立の悪化が懸念されるなか後
場はじわじわと下げ幅を広げ、中盤には32512.80円(478.28円安)まで下落。た
だ、大引けにかけては中国株や時間外取引のナスダック100指数先物が水準を切り上
げたことで日経平均も下げ幅を縮めた。なお、SQ値は32921.39円。
大引けの日経平均は前日比384.24円安の32606.84円となった。東証プライム市場
の売買高は16億3807万株、売買代金は4兆573億円だった。セクターでは鉱業、非鉄
金属、精密機器が下落率上位に並んだ一方、証券・商品先物取引、電気・ガス、石
油・石炭製品のみが上昇した。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の82%、対
して値上がり銘柄は15%だった。
前日の米国市場は、新規失業保険申請件数が市場予想よりも改善したことから、
金融引き締めに対する警戒感が強まり、金利動向に敏感とされるハイテク関連株中
心に値を消した。この流れを受け、東京市場でも半導体関連株や電子部品関連など
値がさ株中心に幅広い銘柄が下落。日経平均の下げ幅は一時450円を超えた。中国政
府が米アップルの「iPhone」の使用禁止の対象を国有企業にも拡大する方針である
と報じられたことに続き、米当局からの報復と見られる動きが報道されたことも投
資家心理を悪化させた。
米国のインフレ高による利上げ長期化懸念がくすぶるなか、米連邦準備理事会(F
RB)のバー副議長の講演が行われる。来週からは米連邦公開市場委員会(FOMC)前
のブラックアウト期間に入り、要人発言の機会がなくなるだけに、バー氏が最後に
どのような発言をするのか注目されるだろう。また、半導体分野などでの米中対立
がどれだけ激化するのか懸念材料が多い。目先は米中動向をにらみながら不安定な
展開が続きそうだ。
日経平均 32,606.84 -384.24 (-1.16%)
TOPIX 2,359.02 -24.36 (-1.02%)
騰落レシオ(25日) 128.36
監視銘柄
(4503)アステラス製薬 2214.5 +7 (+0.32%)
(7203)トヨタ自動車 2603 -34 (-1.29%)
(3003)ヒューリック 1345.5 -9 (-0.66%)
(9432)NTT 171.3 -0.3 (-0.17%)
(7189)西日本FH 1582 -21 (-1.31%)
(8766)東京海上 3376 -7 (-0.21%)
(8252)丸井G 2574 -29 (-1.11%)
(8593)三菱HCキャピタル 1002 0 (0.00%)
(7182)ゆちょ銀行 1199.5 -5.5 (-0.46%)
(8306)三菱UFJ 1212 -16 (-1.30%)
(3105)日清紡HD 1090 -25 (-2.24%)
(9303)住友倉庫 2554 -11 (-0.43%)
(6503)三菱電機 1911 -17 (-0.88%)
(1911)住友林業 4057 -12 (-0.29%)
(5706)三井金属鉱業 3774 -42 (-1.10%)
(6448)ブラザー 2431.5 -21 (-0.86%)
(8002)丸紅 2437 -36 (-1.46%)
(6141)DMG森精機 2635.5 -44 (-1.64%)
(9140)商船三井 4204 -17 (-0.40%)
取引 無
買付金額 7,635,668
評価損益合計 +7,196,031 (+94.24%)