日経平均は反発。306.28円高の37934.76円(出来高概算18億6000万株)で取引を
終えた。前日の急落の反動から押し目を拾う動きが先行して始まった。また、日銀
の金融政策決定会合で金融政策の現状維持が決まったことから、短期筋中心に買い
戻しの動きも強まり、日経平均は後場取引開始後に38097.54円まで上げ幅を広げ
た。ただ、大型連休を前にした持ち高調整の動きが中心だったほか、植田日銀総裁
の会見内容も見極めたいとの思惑もあり、買い一巡後は模様眺めムードが広がる場
面も見られた。
東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄数が1200に迫り、全体の7割超を占め
た。セクター別では、化学、電気ガス、陸運の3業種を除く30業種が上昇し、海運、
不動産、その他製品、医薬品、保険の上昇が目立っていた。指数インパクトの大き
いところでは、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、ダイキン<6367>、第一三共
<4568>が堅調だった半面、信越化<4063>、ファーストリテ<9983>、ディスコ<6146
>、ジェイテクト<6473>が軟化した。
前日の米国市場は、この日発表された実質GDP(国内総生産)成長率が市場予想を
下回り、PCEデフレータ(1-3月期)が上振れたことが悪材料となり、主要株価指数
は下落した。ただし、時間外取引でマイクロソフト、アルファベットが買われてい
たなか、買い戻しの動きが先行した。午後に判明した日銀会合後は短期筋による先
物への買い戻しが強まり、日経平均は一時38000円台を回復する場面があった。個別
では、市場予想を上回る前期決算を発表したキーエンス<6861>が上伸した一方、市
場予想を下回る決算を発表した信越化が大幅安となった。
植田総裁の会見では、追加利上げに関する手掛かりや、足元で進んでいる円安に
ついての見解を探ることになるだろう。また、来週のはじめには、米連邦公開市場
委員会(FOMC)、週末には4月の米雇用統計などの発表がある。さらに、日米で主要
企業の決算発表が続くなど重要イベントが目白押し。大型連休の谷間で3日立ち会い
となるが、短期筋の動向には引き続き注意が必要だろう。
日経平均 37,934.76 +306.28 (+0.81%)
TOPIX 2,686.48 +22.95 (+0.86%)
騰落レシオ(25日) 93.50
SOX指数 4,615.04 +88.84 (+1.96%) (2024-04-25 17:15)
監視銘柄
(4503)アステラス製薬 1,506 +51 (+3.51%)
(7203)トヨタ自動車 3,510 +13 (+0.37%)
(3003)ヒューリック 1,462.5 +38 (+2.67%)
(9432)NTT 168.2 -1.2 (-0.71%)
(5019)出光興産 1,048 +25.5 (+2.49%)
(8766)東京海上 4,902 +95 (+1.98%)
(8252)丸井G 2,428.5 +25.5 (+1.06%)
(8593)三菱HCキャピタル 1,011.5 +5.5 (+0.55%)
(7182)ゆちょ銀行 1,593 +8 (+0.50%)
(8306)三菱UFJ 1,552.5 +1 (+0.06%)
(3105)日清紡HD 1,183.5 +11.5 (+0.98%)
(9303)住友倉庫 2,603 +19 (+0.74%)
(6503)三菱電機 2,393 -4 (-0.17%)
(1911)住友林業 4,737 +15 (+0.32%)
(7272)ヤマハ発 1,406.5 -20 (-1.40%)
(6448)ブラザー 2,796 +12 (+0.43%)
(8002)丸紅 2,706 +35.5 (+1.33%)
(6141)DMG森精機 4,167 +17 (+0.41%)
(7011)三菱重 1,345.5 +17.5 (+1.32%)
(1489)NF日経高配当50 2,277 +28 (+1.24%)
取引 無
買付金額 7,840,218
評価損益合計 +10,740,789 (+137.00%)