日経平均は4日ぶりに反発。117.90円高の38079.70円(出来高概算15億2000万株)
で取引を終えた。前日の米国株の下落を映して売りが先行し、取引開始直後に3764
4.91円まで水準を切り下げた。ただ、下値のめどと見られていた75日線まで下げた
ほか、前日までの3日間で1500円超下落したため、売り一巡後は押し目を拾う流れと
なった。前場終盤にかけて買い直され節目の38000円を回復。後場に入っても、プラ
ス圏での推移が続くなか、台湾TSMCの第1四半期決算が市場予想を上回ったことから
半導体関連株の一角が値を上げ、日経平均も38216.75円まで上げ幅を広げる場面も
見られた。
東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄数が1400に迫り、全体の8割超を占め
た。セクター別では、鉱業、不動産の2業種を除く31業種が上昇。繊維製品、空運、
保険、銀行の上昇が目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、アドバン
テス<6857>、ファーストリテ<9983>、第一三共<4568>、京セラ<6971>が堅調だった
半面、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、リクルートHD<6098>、富士フイルム<4901>が軟調だった。
前日の米国市場は、蘭大手半導体製造装置メーカーのASMLの決算が予想よりも弱
い結果だったことから、主要株価指数は下落。東京市場も売りが先行して始まり、
日経平均の下げ幅は一時300円を超えた。ただ、ASMLの決算内容は前日後場に判明
し、先回り的に半導体関連株が売られ織り込んでいただけに売りは続かなかった。
また、米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイ
の円建て債の起債規模が判明。外国人投資家の日本株再評価のきっかけになるとの
期待が高まり、バフェット氏が保有する商社株や銀行・保険などの金融株にも投資
資金が向かったことも相場を支える要因になった。
日経平均はひとまず反発したが、米長期金利の上昇が一服したのかは依然として
不透明で先行き不安感は拭えない。米国では18日、4月のフィラデルフィア連銀景況
指数など複数の経済指標の発表を控えており、市場予想を上回る結果となり米景気
の堅調さ示されれば、米国の利下げ後ずれへの思惑が強まることになりそうだ。
日経平均 38,079.70 +117.90 (+0.31%)
TOPIX 2,677.45 +14.30 (+0.54%)
騰落レシオ(25日) 112.30
SOX指数 4,567.31 -153.22 (-3.25%) (2024-04-17 17:15)
監視銘柄
(4503)アステラス製薬 1,465.5 -1 (-0.07%)
(7203)トヨタ自動車 3,602 +5 (+0.14%)
(3003)ヒューリック 1,459.5 -10.5 (-0.71%)
(9432)NTT 169.8 -0.1 (-0.06%)
(5019)出光興産 1,022.5 +7 (+0.69%)
(8766)東京海上 4,672 +98 (+2.14%)
(8252)丸井G 2,345.5 +25.5 (+1.10%)
(8593)三菱HCキャピタル 1,022 +11 (+1.09%)
(7182)ゆちょ銀行 1,536 +20.5 (+1.35%)
(8306)三菱UFJ 1,517 +24.5 (+1.64%)
(3105)日清紡HD 1,163 +9.5 (+0.82%)
(9303)住友倉庫 2,618 -3 (-0.11%)
(6503)三菱電機 2,493.5 +17 (+0.69%)
(1911)住友林業 4,492 +35 (+0.79%)
(7272)ヤマハ発 1,415.5 -2 (-0.14%)
(6448)ブラザー 2,823.5 -39.5 (-1.38%)
(8002)丸紅 2,647 +45 (+1.73%)
(6141)DMG森精機 4,227 +79 (+1.90%)
(7011)三菱重 1,384 -3 (-0.22%)
(1489)NF日経高配当50 2,240 +18 (+0.81%)
取引 無
買付金額 7,831,398
評価損益合計 +11,167,896 (+142.60%)