2月7日の株

 日経平均は小幅続落。40.74円安の36119.92円(出来高概算18億1000万株)で取引

を終えた。前日の米国市場で半導体関連株が利食い売り優勢で下落した流れを受

け、東京市場でも半導体関連など値がさハイテク株の一角が売られ、日経平均は取

引開始直後には節目の36000円を下回った。その後は前日に好決算を発表したトヨタ

<7203>や大規模な自社株買いなどを発表した三菱商<8058>がともに上場来高値(株

式分割を考慮)を更新するなど、個別に好材料のある銘柄には投資資金が流入し、 

日経平均は36000円を挟んだこう着が続いた。

 

 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が880に迫り、全体の過半数を占めた。

セクター別では、卸売、輸送用機器、海運、鉱業など23業種が上昇。一方、機械、

倉庫運輸、空運、食料品など10業種が下落した。指数インパクトの大きいところで

は、三菱商、トヨタデンソー<6902>、テルモ<4543>が堅調だった半面、ダイキン<

6367>、KDDI<9433>、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>が軟調だった。

 

 前日の米国市場は主要株価指数が上昇したものの、半導体関連株に利益確定売り

が広がり、エヌビディアなどが値を消したため、東京市場にも波及し、半導体関連

株などを中心に売りが先行し日経平均は続落して始まった。ただ、個別に材料のあ

る銘柄には投資家の関心が集まり相場を下支えする形になった。ただ、後場に入る

日経平均前場安値を下回り、下げ幅は一時300円を超えたが、短期的な売買が中

心とみられ、その後は買い戻されていた。

 

 1月からの相場上昇による値幅調整は解消されているものの、日柄調整は必要との

声も聞かれる。ただ、企業の決算発表が本格化しているが、これまでに発表された

企業の2024年3月期通期の営業利益を上方修正した企業は下方修正した企業よりも多

く、総じて良好な決算となっており、株価水準が切り下がれば押し目を拾う動きも

活発になっている。また、あすにはソフトバンクG<9984>の決算発表を控えており、

ファンド事業の改善が見られるのかなど確認したいと考える向きは多く、引き続き

決算を受けた選別色の強い展開が予想されそうだ。

 

日経平均   36,119.92    -40.74    (-0.11%)

TOPIX          2,549.95       +10.70    (+0.42%)

騰落レシオ(25日)  117.18 

 

監視銘柄

(4503)アステラス製薬  1621.5    -1.5    (-0.09%)

(7203)トヨタ自動車   3260   +125   (+3.99%)

(3003)ヒューリック   1594   -3   (-0.19%)

(9432)NTT   183.4    0   (0.00%) 

(5019)出光興産    814.6    +8.2    (+1.02%) 

(8766)東京海上   3878   +13   (+0.34%)

(8252)丸井G   2436   -62.5   (-2.50%)

(8593)三菱HCキャピタル   1045.5   -3.5    (-0.33%)

(7182)ゆちょ銀行   1503.5   -2.5   (-0.17%)

(8306)三菱UFJ   1404   +4.5   (+0.32%)

(3105)日清紡HD   1244.5   +14   (+1.14%)

(9303)住友倉庫   2517   -105   (-4.00%)

(6503)三菱電機   2015    -60   (-2.89%)

(1911)住友林業   4329    +56    (+1.31%)

(7272)ヤマハ発   1419.5   +7.5   (+0.53%) 

(6448)ブラザー   2637.5   +123   (+4.89%)

(8002)丸紅   2386   +30   (+1.27%)

(6141)DMG森精機   3272   +133   (+4.24%)

(7011)三菱重   10360   -395   (-3.67%)

 

取引  無

買付金額   7,818,018

評価損益合計   +8,044,223   (+102.89%)