2月6日の株

 日経平均は3営業日ぶりに反落。193.50円安の36160.66円(出来高概算19億1000万

株)で取引を終えた。米国では早期利下げ期待が後退したことから米長期金利が上

昇し、主要指数が下落した影響から、日経平均は反落スタートとなった。前場中盤

には36065.98円まで水準を切り下げたが、心理的な節目の36000円割れ目前に押し目

を拾う動きが出たほか、トヨタ<7203>など好決算を発表した企業に投資資金がシフ

トし、下げ渋りを見せた。

 

 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1200を超え、全体の7割超を占めた。

セクター別では、輸送用機器、水産農林、パルプ紙、証券商品先物の4業種が上昇。

一方、電気ガス、鉱業、銀行、不動産など29業種が下落した。指数インパクトの大

きいところでは、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>、トヨタ、レーザーテック<

6920>が堅調だった半面、ダイキン<6367>、オムロン<6645>、ファーストリテ<9983

>、KDDI<9433>が軟調だった。

 

 前日の米国市場は、1月のISM非製造業景況指数が53.4となり、市場予想を上回る

強い結果となったことから、米国の早期利下げへの期待が後退。また、パウエル米

連邦準備制度理事会FRB)議長によるインタビュー放送も相場の重荷となった。東

京市場にも売りが波及し、銀行や不動産など景気敏感株中心に値を消す銘柄が目立

ち、日経平均の下げ幅は一時300円近くに迫った。一方、米系証券が目標株価を引き

上げたエヌビディアが4%超上昇したことなどから、半導体関連株が堅調に推移する

銘柄が多く、相場を下支えしていた。

 

 また、トヨタの決算を受けて投資家心理が確実に上向いたのは間違いない。一方

で、日経平均は年初から3000円近く上昇しているだけに、関係者からは「上昇スピ

ードが速く、目先は調整局面が必要」と考える向きは多い。もっとも、決算発表が

ピークを迎えるなか積極的な売買は手控えられることから、日経平均は36000円台を

固める展開が続くことになりそうだ。

 

日経平均   36,160.66    -193.50    (-0.53%)

TOPIX          2,539.25       -17.46    (-0.68%)

騰落レシオ(25日)  118.77 

 

監視銘柄

(4503)アステラス製薬  1623    -77    (-4.53%)

(7203)トヨタ自動車   3135   +143   (+4.78%)

(3003)ヒューリック   1597   -38.5   (-2.35%)

(9432)NTT   183.4    -3.3   (-1.77%) 

(5019)出光興産    806.4    +18.2    (-2.21%) 

(8766)東京海上   3865   +2   (+0.05%)

(8252)丸井G   2498.5   -6.5   (-0.26%)

(8593)三菱HCキャピタル   1049   -11    (-1.04%)

(7182)ゆちょ銀行   1506   -10.5   (-0.69%)

(8306)三菱UFJ   1399.5   -37.5   (-2.61%)

(3105)日清紡HD   1230.5   +12   (+0.98%)

(9303)住友倉庫   2622   -40   (-1.50%)

(6503)三菱電機   2075    -138.5   (-6.26%)

(1911)住友林業   4273    -127    (-2.89%)

(7272)ヤマハ発   1412   -15   (-1.05%) 

(6448)ブラザー   2514.5   -28   (-1.10%)

(8002)丸紅   2356   -21.5   (-0.90%)

(6141)DMG森精機   3139   +105   (+3.46%)

(9140)商船三井   5118   -15   (-0.29%)

 

取引  無

買付金額   7,818,018

評価損益合計   +8,238,818   (+105.38%)