2月5日の株

 日経平均は続伸。196.14円高の36354.16円(出来高概算18億6000万株)で取引を

終えた。前週末の米国市場で主要株価指数が上昇したほか、1ドル=148円台へと円

安が進むなど外部環境が好調なため、ハイテク株や輸出関連株中心に買いが先行し

て始まり、日経平均は取引開始直後には36452.62円まで上げ幅を広げた。ただ、日

経平均は昨年来の高値圏で推移しており、戻り待ちの売りが散見されているほか、

企業の決算発表も今週にピークを迎えるため、業績動向を確認したいとみる向きも

多く、次第に模様眺めムードが広がり、買い一巡後は高値圏でのこう着が続いた。

 

 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1100を超え、全体の7割近くを占め

た。セクター別では、不動産、銀行、輸送用機器、保険など27業種が上昇。一方、

海運、卸売、倉庫運輸、サービスなど6業種が下落した。指数インパクトの大きいと

ころでは、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、エプソン<6724>、レーザ

ーテック<6920>が堅調だった半面、アドバンテス<6857>、KDDI<9433>、豊田通商<8015> 、TDK<6762>が軟調だった。

 

 前週末の米国市場は、予想外に強かった1月の雇用統計を受けて、早期の利下げに

対する観測が後退したものの、アマゾン・ドット・コムやメタ・プラットフォーム

ズの好決算を映して、グロース株中心に買いが先行し、主要株価指数は上伸。東京

市場でもリスク選好ムードが強まった。また、円安が進んだことも支援材料とな

り、短期筋による先物買いも入り、日経平均の上げ幅は一時300円に迫る場面があっ

た。ただ、心理的な節目である36500円台回復を目前に戻り待ちや利食い売りなどに

上値の重さが意識された。

 

 今週は国内主要企業の決算発表がピークを迎えるため、ここからさらに上値を目

指すには決算内容を確認してからでも遅くはないとの見方も多く、決算を受けた個

別物色の動きが一段と強まることが想定される。また、米国では今夜、1月のISM非

製造業景況指数発表が予定されているほか、アトランタ連銀のボスティック総裁の

発言機会も予定されている。米景気のソフトランディング(軟着陸)期待が高まる

のか、今後の利下げに関してどのような見解が出てくるのかも確認したいとみる向

きも多い。

 

日経平均   36,354.16    +196.14    (+0.54%)

TOPIX          2,556.71       +17.03    (+0.67%)

騰落レシオ(25日)  132.72 

 

監視銘柄

(4503)アステラス製薬  1700    +20    (+1.19%)

(7203)トヨタ自動車   2992   +40.5   (+1.37%)

(3003)ヒューリック   1635.5   +14   (+0.86%)

(9432)NTT   186.7    -0.8   (-0.43%) 

(5019)出光興産    824.6    +2.2    (+0.27%) 

(8766)東京海上   3863   +67   (+1.77%)

(8252)丸井G   2505   +28.5   (+1.15%)

(8593)三菱HCキャピタル   1060   +15    (+1.44%)

(7182)ゆちょ銀行   1516.5   +4.5   (+0.30%)

(8306)三菱UFJ   1437   +45   (+3.23%)

(3105)日清紡HD   1218.5   -7.5   (-0.61%)

(9303)住友倉庫   2662   -18   (-0.67%)

(6503)三菱電機   2213.5    +48.5   (+2.24%)

(1911)住友林業   4400    -2    (-0.05%)

(7272)ヤマハ発   1427   +39.5   (+2.85%) 

(6448)ブラザー   2542.5   +82.5   (+3.35%)

(8002)丸紅   2377.5   -67.5   (-2.76%)

(6141)DMG森精機   3034   +36.5   (+1.22%)

(9140)商船三井   5133   -75   (-1.44%)

 

取引  無

買付金額   7,818,018

評価損益合計   +8,974,905   (+114.80%)