日経平均は4日続伸。72.77円高の40888.43円(出来高概19億2000万株)と連日最
高値を更新して取引を終えた。前日の米国市場で半導体関連株を中心に買われた流
れを映し、買いが先行。日経平均は取引開始直後に41087.75円まで値を上げ、初め
て41000円台に乗せた。ただ、急ピッチの上昇への警戒感から利益確定売りが次第に
増えたほか、週末の持ち高調整売りも散見され、後場に入り一時40714.14円とマイ
ナスに転じる場面もあった。しかし、日本株再評価の流れは続いており、押し目狙
いの買いなども入り、終盤にかけて41000円を回復する場面もあるなど、全般は堅調
に推移していた。
東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1000を超え、全体の6割超を占めた。
セクター別では、ゴム製品、銀行、輸送用機器、水産農林など29業種が上昇。一
方、鉱業、精密機器、医薬品、金属製品の4業種が下落した。指数インパクトの大き
いところでは、ファーストリテ<9983>、リクルートHD<6098>、トヨタ<7203>、KDDI<9433>が堅調だった半面、アドバンテス<6857>、中外薬<4519>、テルモ<4543>、SMC<6273>が軟調だった。
前日の米国市場は、連邦公開市場委員会(FOMC)で早期利下げの可能性が残され
たことが引き続き安心感につながったほか、生成AIの成長期待から半導体関連株が
相場をけん引し、主要株価指数は上昇。これを受けて、日経平均の上げ幅は一時250
円を超えた。また、円相場が1ドル=151円台後半へと円安が進んでおり、トヨタが
連日上場来高値を更新するなど、輸出関連株にも値を上げる銘柄が目立った。
来週は日経平均の銘柄入れ替えや配当の再投資など、需給イベントが控える。相
場全般に大きな影響を及ぼすことはなさそうだが、短期筋の仕掛け的な動きが入り
やすいだろう。また、日米の中銀イベントが波乱なく通過したことで、海外投資家
による日本株再評価の流れが出てくるのかがポイントだ。日経平均は最高値を更新
している一方、東証株価指数(TOPIX)は史上最高値にあと一歩のところまで迫って
おり、次の視点はTOPIXの最高値更新で、目先はバリュー株優位の展開が想定されよ
う。
日経平均 40,888.43 +72.77 (+0.18%)
TOPIX 2,813.22 +17.01 (+0.61%)
騰落レシオ(25日) 130.46
SOX指数 4,897.88 +109.69 (+2.29%) (2024-03-21 17:15)
監視銘柄
(4503)アステラス製薬 1672 -5 (-0.30%)
(7203)トヨタ自動車 3,872 +73 (+1.92%)
(3003)ヒューリック 1,563 +22.5 (+1.46%)
(9432)NTT 183.5 +3.3 (+1.83%)
(5019)出光興産 1,046 -10 (-0.95%)
(8766)東京海上 4,779 -7 (-0.15%)
(8252)丸井G 2,497.5 +22.5 (+0.91%)
(8593)三菱HCキャピタル 1,088.5 +8.5 (+0.79%)
(7182)ゆちょ銀行 1,741.5 +23 (+1.34%)
(8306)三菱UFJ 1,602 +29.5 (+1.88%)
(3105)日清紡HD 1,229 +1.5 (+0.12%)
(9303)住友倉庫 2,607 +30 (+1.16%)
(6503)三菱電機 2,573 +21.5 (+0.84%)
(1911)住友林業 4,583 +53 (+1.17%)
(7272)ヤマハ発 1,403.5 +8.5 (+0.61%)
(6448)ブラザー 2,836 +24 (+0.85%)
(8002)丸紅 2,677.5 +25 (+0.94%)
(6141)DMG森精機 4070 +91 (+2.29%)
(7011)三菱重 13,585 +120 (+0.89%)
取引 無
買付金額 7,818,018
評価損益合計 +11,770,150 (+150.55%)