3月22日の株

 日経平均は4日続伸。72.77円高の40888.43円(出来高概19億2000万株)と連日最

高値を更新して取引を終えた。前日の米国市場で半導体関連株を中心に買われた流

れを映し、買いが先行。日経平均は取引開始直後に41087.75円まで値を上げ、初め

て41000円台に乗せた。ただ、急ピッチの上昇への警戒感から利益確定売りが次第に

増えたほか、週末の持ち高調整売りも散見され、後場に入り一時40714.14円とマイ

ナスに転じる場面もあった。しかし、日本株再評価の流れは続いており、押し目

いの買いなども入り、終盤にかけて41000円を回復する場面もあるなど、全般は堅調

に推移していた。

 

 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1000を超え、全体の6割超を占めた。

セクター別では、ゴム製品、銀行、輸送用機器、水産農林など29業種が上昇。一

方、鉱業、精密機器、医薬品、金属製品の4業種が下落した。指数インパクトの大き

いところでは、ファーストリテ<9983>、リクルートHD<6098>、トヨタ<7203>、KDDI<9433>が堅調だった半面、アドバンテス<6857>、中外薬<4519>、テルモ<4543>、SMC<6273>が軟調だった。

 

 前日の米国市場は、連邦公開市場委員会FOMC)で早期利下げの可能性が残され

たことが引き続き安心感につながったほか、生成AIの成長期待から半導体関連株が

相場をけん引し、主要株価指数は上昇。これを受けて、日経平均の上げ幅は一時250

円を超えた。また、円相場が1ドル=151円台後半へと円安が進んでおり、トヨタ

連日上場来高値を更新するなど、輸出関連株にも値を上げる銘柄が目立った。

 

 来週は日経平均の銘柄入れ替えや配当の再投資など、需給イベントが控える。相

場全般に大きな影響を及ぼすことはなさそうだが、短期筋の仕掛け的な動きが入り

やすいだろう。また、日米の中銀イベントが波乱なく通過したことで、海外投資家

による日本株再評価の流れが出てくるのかがポイントだ。日経平均は最高値を更新

している一方、東証株価指数TOPIX)は史上最高値にあと一歩のところまで迫って

おり、次の視点はTOPIXの最高値更新で、目先はバリュー株優位の展開が想定されよ

う。

 

日経平均   40,888.43    +72.77   (+0.18%)

TOPIX          2,813.22       +17.01    (+0.61%)

騰落レシオ(25日)  130.46

SOX指数 4,897.88    +109.69  (+2.29%)   (2024-03-21  17:15) 

監視銘柄

(4503)アステラス製薬  1672    -5    (-0.30%)

(7203)トヨタ自動車   3,872   +73   (+1.92%)

(3003)ヒューリック   1,563   +22.5   (+1.46%)

(9432)NTT   183.5    +3.3   (+1.83%) 

(5019)出光興産    1,046    -10    (-0.95%) 

(8766)東京海上   4,779   -7   (-0.15%)

(8252)丸井G   2,497.5   +22.5   (+0.91%)

(8593)三菱HCキャピタル   1,088.5   +8.5    (+0.79%)

(7182)ゆちょ銀行   1,741.5    +23    (+1.34%)

(8306)三菱UFJ   1,602   +29.5   (+1.88%)

(3105)日清紡HD   1,229   +1.5   (+0.12%)

(9303)住友倉庫   2,607   +30   (+1.16%)

(6503)三菱電機   2,573    +21.5   (+0.84%)

(1911)住友林業   4,583    +53    (+1.17%)

(7272)ヤマハ発   1,403.5    +8.5   (+0.61%) 

(6448)ブラザー   2,836   +24   (+0.85%)

(8002)丸紅   2,677.5   +25   (+0.94%)

(6141)DMG森精機   4070   +91   (+2.29%)

(7011)三菱重   13,585   +120   (+0.89%)

 

取引  無

買付金額   7,818,018

評価損益合計   +11,770,150   (+150.55%)