2月21日の株

 日経平均は3日続落。101.45円安の38262.16円(出来高概算15億3000万株)で取引

を終えた。三連休明けの米国市場でハイテク株中心に値を消したことから、東京市

場でも値がさ株中心に売りが先行。日経平均後場取引開始後には38095.15円まで

水準を切り下げた。ただ、心理的な節目の38000円に接近すると海外勢などの押し目

買い意欲は根強く、節目を割り込むことはなく、全般は底堅い展開だった。

 

 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が990を超え、全体の6割近くを占め

た。セクター別では、その他製品、ゴム製品、パルプ・紙、海運、ガラス土石など1

4業種が上昇。一方、鉱業、保険、石油石炭、機械など19業種が下落した。指数イン

パクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、テルモ<4543>、バンナムHD<

7832>、中外薬<4519>がしっかりだった半面、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<

9984>、東エレク<8035>、レーザーテック<6920>が軟調だった。

 

 前日の米国市場は、決算発表を翌日に控えた米画像半導体大手エヌビディアが4%

超下落したことが響き、東京市場でも半導体中心に利益確定売りが先行して始まっ

た。日経平均は最高値近辺にあるものの、TOPIXは最高値から10%程度安い水準で推

移しており、目先はグロース株よりバリュー株選好が強まる可能性が高いと見る向

きが多い。後場に入ると、米国市場の動きを見極めたいとの見方から次第に様子見

ムードが広がっていた。

 

 注目のエヌビディアの決算については、市場予想を大幅に上回らないと前回の決

算後の展開と同じく上昇が一服し、調整が強まることが視野に入るのではないかと

の見方が大半だ。ただ、生成AIに対する期待感は根強く、株価が調整を見せたとし

ても、その後は再び上昇に転じる可能性が高いだろう。東京市場も同様にAI関連株

は急ピッチで上昇してきただけに、買い遅れている投資家が多く、株価下落場面で

押し目買いの好機と捉えたいところだ。

 

日経平均   38,262.16    -101.45   (-0.26%)

TOPIX          2,627.30       -5.00    (-0.19%)

騰落レシオ(25日)  101.45

SOX指数 4,456.87   -70.81  (-1.56%)   (2024-2-20  17:15) 

監視銘柄

(4503)アステラス製薬  1677    -8    (-0.47%)

(7203)トヨタ自動車   3429   +15   (+0.44%)

(3003)ヒューリック   1521.5   +6   (+0.40%)

(9432)NTT   182    +0.4   (+0.22%) 

(5019)出光興産    915.3    -11.5    (-1.24%) 

(8766)東京海上   4321   -70   (-1.59%)

(8252)丸井G   2467.5   -7.5   (-0.30%)

(8593)三菱HCキャピタル   1039   -2    (-0.19%)

(7182)ゆちょ銀行   1538.5   +2.5   (+0.16%)

(8306)三菱UFJ   1475.5   -12   (-0.81%)

(3105)日清紡HD   1242.5   -6   (-0.48%)

(9303)住友倉庫   2578   -32   (-1.23%)

(6503)三菱電機   2279    -33   (-1.43%)

(1911)住友林業   4130    +47    (+1.15%)

(7272)ヤマハ発   1378.5   -4   (-0.29%) 

(6448)ブラザー   2515.5   +36.5   (+1.47%)

(8002)丸紅   2442.5   -20   (-0.81%)

(6141)DMG森精機   3433   +82   (+2.45%)

(7011)三菱重   11225  -255   (-2.22%)

 

取引  無

買付金額   7,818,018

評価損益合計   +9,696,288   (+124.02%)