日経平均は3日続落。101.45円安の38262.16円(出来高概算15億3000万株)で取引
を終えた。三連休明けの米国市場でハイテク株中心に値を消したことから、東京市
場でも値がさ株中心に売りが先行。日経平均は後場取引開始後には38095.15円まで
水準を切り下げた。ただ、心理的な節目の38000円に接近すると海外勢などの押し目
買い意欲は根強く、節目を割り込むことはなく、全般は底堅い展開だった。
東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が990を超え、全体の6割近くを占め
た。セクター別では、その他製品、ゴム製品、パルプ・紙、海運、ガラス土石など1
4業種が上昇。一方、鉱業、保険、石油石炭、機械など19業種が下落した。指数イン
パクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、テルモ<4543>、バンナムHD<
7832>、中外薬<4519>がしっかりだった半面、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<
9984>、東エレク<8035>、レーザーテック<6920>が軟調だった。
前日の米国市場は、決算発表を翌日に控えた米画像半導体大手エヌビディアが4%
超下落したことが響き、東京市場でも半導体中心に利益確定売りが先行して始まっ
た。日経平均は最高値近辺にあるものの、TOPIXは最高値から10%程度安い水準で推
移しており、目先はグロース株よりバリュー株選好が強まる可能性が高いと見る向
きが多い。後場に入ると、米国市場の動きを見極めたいとの見方から次第に様子見
ムードが広がっていた。
注目のエヌビディアの決算については、市場予想を大幅に上回らないと前回の決
算後の展開と同じく上昇が一服し、調整が強まることが視野に入るのではないかと
の見方が大半だ。ただ、生成AIに対する期待感は根強く、株価が調整を見せたとし
ても、その後は再び上昇に転じる可能性が高いだろう。東京市場も同様にAI関連株
は急ピッチで上昇してきただけに、買い遅れている投資家が多く、株価下落場面で
は押し目買いの好機と捉えたいところだ。
日経平均 38,262.16 -101.45 (-0.26%)
TOPIX 2,627.30 -5.00 (-0.19%)
騰落レシオ(25日) 101.45
SOX指数 4,456.87 -70.81 (-1.56%) (2024-2-20 17:15)
監視銘柄
(4503)アステラス製薬 1677 -8 (-0.47%)
(7203)トヨタ自動車 3429 +15 (+0.44%)
(3003)ヒューリック 1521.5 +6 (+0.40%)
(9432)NTT 182 +0.4 (+0.22%)
(5019)出光興産 915.3 -11.5 (-1.24%)
(8766)東京海上 4321 -70 (-1.59%)
(8252)丸井G 2467.5 -7.5 (-0.30%)
(8593)三菱HCキャピタル 1039 -2 (-0.19%)
(7182)ゆちょ銀行 1538.5 +2.5 (+0.16%)
(8306)三菱UFJ 1475.5 -12 (-0.81%)
(3105)日清紡HD 1242.5 -6 (-0.48%)
(9303)住友倉庫 2578 -32 (-1.23%)
(6503)三菱電機 2279 -33 (-1.43%)
(1911)住友林業 4130 +47 (+1.15%)
(7272)ヤマハ発 1378.5 -4 (-0.29%)
(6448)ブラザー 2515.5 +36.5 (+1.47%)
(8002)丸紅 2442.5 -20 (-0.81%)
(6141)DMG森精機 3433 +82 (+2.45%)
(7011)三菱重 11225 -255 (-2.22%)
取引 無
買付金額 7,818,018
評価損益合計 +9,696,288 (+124.02%)