2月20日の株

 日経平均は続落。106.77円安の38363.61円(出来高概算16億1000万株)で取引を

終えた。前日の米国市場が休場となり手掛かり材料が乏しいほか、米国では21日に

エヌビディアの決算発表が控えていることも様子見ムードを強めた。また、時間外

取引で米国株価指数先物軟調に推移していることもあり、祝日明けの米国市場の

下落を警戒する向きもあって、一時38288.04円まで水準を切り下げる場面もあっ

た。一方、日本株に対する強気な見方も根強く、押し目を拾う動きも鮮明で、全般

は方向感に欠けた展開だった。

 

 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が900に迫り、全体の過半数を占めた。

セクター別では、機械、海運、医薬品、鉄鋼など8業種が上昇。一方、保険、パルプ

紙、水産農林、証券商品先物など24業種が下落し、空運が変わらずだった。指数イ

ンパクトの大きいところでは、ファナック<6954>、SMC<6273>、中外薬<4519>、オムロン<6645>がしっかりだった半面、ファーストリテ<9983>、アドバンテ<6857>、

東エレク<8035>、リクルートHD<6098>が軟調だった。

 

 手掛かり材料に欠けるなか、方向感の乏しい展開だった。日経平均は小高く始ま

り、その後、中国人民銀行が住宅ローン金利の目安となる5年物を0.25%引き下げた

と発表した。中国の景気刺激策が日本企業にも好影響をもたらすとの見方から短期

筋による先物買いが膨らみ、日経平均は一時250円超上昇する場面があった。しか

し、短期的な売買が中心でその後は軟化。エヌビディアの決算を受けた米国市場の

動向が気がかりで、アドバンテスや東エレクなどには目先の利益を確保する売りが

先行し、相場全般の上値を重くする要因になっていた。

 

 なお、エヌビディアの決算を波乱なく通過すれば、再び東京市場は騰勢を強める

と考える向きが多い。海外勢については、日本株の相対的な割安感が需要を喚起し

ているほか、個人は新NISAを通じた資金流入もある。さらに企業の自社株買いも続

いており、今後も好需給が期待され、日経平均の過去最高値突破は通過点といえよ

う。一方、エヌビディアの決算を受けて株価が急落すれば、買い遅れている投資家

にとって押し目を拾う好機と捉えられることも想定されよう。

 

日経平均   38,363.61    -106.77   (-0.28%)

TOPIX          2,632.30       -7.39    (-0.28%)

騰落レシオ(25日)  97.78

SOX指数 4,527.68   -30.42  (-0.67%)   (2024-2-16  17:16) 

米国市場 休場

監視銘柄

(4503)アステラス製薬  1685    +2.5    (+0.15%)

(7203)トヨタ自動車   3414   -16   (-0.47%)

(3003)ヒューリック   1515.5   +3   (+0.20%)

(9432)NTT   181.6    +0.3   (+0.17%) 

(5019)出光興産    926.8    -0.7    (-0.08%) 

(8766)東京海上   4391   -126   (-2.79%)

(8252)丸井G   2475   -3   (-0.12%)

(8593)三菱HCキャピタル   1041   -2    (-0.19%)

(7182)ゆちょ銀行   1536   -9.5   (-0.61%)

(8306)三菱UFJ   1487.5   -10   (-0.67%)

(3105)日清紡HD   1248.5   -9   (-0.72%)

(9303)住友倉庫   2610   0   (0.00%)

(6503)三菱電機   2312    +36   (+1.58%)

(1911)住友林業   4083    -26    (-0.63%)

(7272)ヤマハ発   1382.5   +20   (+1.47%) 

(6448)ブラザー   2479   -23.5   (-0.94%)

(8002)丸紅   2462.5   +4   (+0.16%)

(6141)DMG森精機   3351   -26   (-0.77%)

(7011)三菱重   11480  +210   (+1.86%)

 

取引  無

買付金額   7,818,018

評価損益合計   +9,880,303   (+126.38%)