2月21日の株

 日経平均は4日ぶりに大幅反発。836.52円高の39098.68円(出来高概算17億6000万

株)と史上初めて39000円台に乗せて取引を終えた。米画像半導体大手エヌビディア

の好決算を受けて、半導体関連株などグロース株中心に買われ、日経平均前場

盤には38924.88円まで上昇し、1989年12月に記録した終値での史上最高値(38915.8

7円)を34年ぶりに突破した。その後は、高値警戒感から伸び悩む場面もあったもの

の、日本株の先高期待は根強く、海外勢の先物買いや時間外取引での米国株価指数

先物も堅調に推移していることもあり、後場取引開始直後には、39000円台を突破。

大引けにかけては39156.97円まで上値を伸ばした。

 

 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1000を超え、全体の6割超を占めた。

セクター別では、医薬品とサービスを除く31業種が上昇し、電気機器、輸送用機

器、機械、石油石炭、鉱業の上昇が目立っていた。指数インパクトの大きいところ

では、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、アドバンテス<6857>、ソフトバン

クG<9984>が堅調で、この4銘柄で日経平均を約550円超押し上げた。半面、中外薬<4

519>、KDDI<9433>、アステラス薬<4503>が軟化した。

 

 前日の米国市場では、主要株価指数は高安まちまちだったが、取引終了後に発表

したエヌビディアの2023年11月-24年1月期の売上高、24年2-4月期の売上高見通し、

いずれも市場予想を上回る結果となった。これを受け、時間外取引でエヌビディア

株が一時10%超上昇。東京市場でも半導体関連など生成AI(人工知能)関連株など

を中心に値を上げる銘柄が目立った。

 

 エヌビディアの好決算が刺激材料となり、日経平均は史上初めて39000円台に乗せ

た。関係者からは「39000円乗せは通過点に過ぎず、まだまだ上値余地は大きい」と

見る向きが多い。また、相場の柱がこれまでの半導体関連株に加え、輸送用機器や

電気機器、機械といった日本を代表する企業にも買い気が波及し、昨年来高値を更

新する銘柄が増えるなど、日本企業への評価が高まっている証拠と言えるだろう。

目先的には短期急騰の反動から調整局面もあるだろうが、来週も半導体関連などグ

ローバルに活躍している製造業を中心に堅調な展開が予想される。

 

日経平均   39098.68    +836.52   (+2.19%)

TOPIX          2,660.71       +33.41    (+1.27%)

騰落レシオ(25日)  107.64

SOX指数 4,446.36   -10.51  (-0.24%)   (2024-2-21  17:15) 

監視銘柄

(4503)アステラス製薬  1649.5    -27.5    (-1.64%)

(7203)トヨタ自動車   3521   +92   (+2.68%)

(3003)ヒューリック   1535.5   +14   (+0.92%)

(9432)NTT   180.6    -1.4   (-0.77%) 

(5019)出光興産    938.6    +23.3    (+2.55%) 

(8766)東京海上   4304   -17   (-0.39%)

(8252)丸井G   2472.5   +5   (+0.20%)

(8593)三菱HCキャピタル   1035.5   -3.5    (-0.34%)

(7182)ゆちょ銀行   1540   +1.5   (+0.10%)

(8306)三菱UFJ   1490   +14.5   (+0.98%)

(3105)日清紡HD   1253.5   +11   (+0.89%)

(9303)住友倉庫   2590   +12   (+0.47%)

(6503)三菱電機   2323.5    +44.5   (+1.95%)

(1911)住友林業   4218    +88    (+2.13%)

(7272)ヤマハ発   1383   +4.5   (+0.33%) 

(6448)ブラザー   2537   +21.5   (+0.85%)

(8002)丸紅   2495   +52.5   (+2.15%)

(6141)DMG森精機   3474   +41   (+1.19%)

(7011)三菱重   11550  +325   (+2.90%)

 

取引  無

買付金額   7,818,018

評価損益合計   +10,017,277   (+128.13%)