日経平均は4日ぶりに大幅反発。836.52円高の39098.68円(出来高概算17億6000万
株)と史上初めて39000円台に乗せて取引を終えた。米画像半導体大手エヌビディア
の好決算を受けて、半導体関連株などグロース株中心に買われ、日経平均は前場中
盤には38924.88円まで上昇し、1989年12月に記録した終値での史上最高値(38915.8
7円)を34年ぶりに突破した。その後は、高値警戒感から伸び悩む場面もあったもの
の、日本株の先高期待は根強く、海外勢の先物買いや時間外取引での米国株価指数
先物も堅調に推移していることもあり、後場取引開始直後には、39000円台を突破。
大引けにかけては39156.97円まで上値を伸ばした。
東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1000を超え、全体の6割超を占めた。
セクター別では、医薬品とサービスを除く31業種が上昇し、電気機器、輸送用機
器、機械、石油石炭、鉱業の上昇が目立っていた。指数インパクトの大きいところ
では、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、アドバンテス<6857>、ソフトバン
クG<9984>が堅調で、この4銘柄で日経平均を約550円超押し上げた。半面、中外薬<4
519>、KDDI<9433>、アステラス薬<4503>が軟化した。
前日の米国市場では、主要株価指数は高安まちまちだったが、取引終了後に発表
したエヌビディアの2023年11月-24年1月期の売上高、24年2-4月期の売上高見通し、
いずれも市場予想を上回る結果となった。これを受け、時間外取引でエヌビディア
株が一時10%超上昇。東京市場でも半導体関連など生成AI(人工知能)関連株など
を中心に値を上げる銘柄が目立った。
エヌビディアの好決算が刺激材料となり、日経平均は史上初めて39000円台に乗せ
た。関係者からは「39000円乗せは通過点に過ぎず、まだまだ上値余地は大きい」と
見る向きが多い。また、相場の柱がこれまでの半導体関連株に加え、輸送用機器や
電気機器、機械といった日本を代表する企業にも買い気が波及し、昨年来高値を更
新する銘柄が増えるなど、日本企業への評価が高まっている証拠と言えるだろう。
目先的には短期急騰の反動から調整局面もあるだろうが、来週も半導体関連などグ
ローバルに活躍している製造業を中心に堅調な展開が予想される。
日経平均 39098.68 +836.52 (+2.19%)
TOPIX 2,660.71 +33.41 (+1.27%)
騰落レシオ(25日) 107.64
SOX指数 4,446.36 -10.51 (-0.24%) (2024-2-21 17:15)
監視銘柄
(4503)アステラス製薬 1649.5 -27.5 (-1.64%)
(7203)トヨタ自動車 3521 +92 (+2.68%)
(3003)ヒューリック 1535.5 +14 (+0.92%)
(9432)NTT 180.6 -1.4 (-0.77%)
(5019)出光興産 938.6 +23.3 (+2.55%)
(8766)東京海上 4304 -17 (-0.39%)
(8252)丸井G 2472.5 +5 (+0.20%)
(8593)三菱HCキャピタル 1035.5 -3.5 (-0.34%)
(7182)ゆちょ銀行 1540 +1.5 (+0.10%)
(8306)三菱UFJ 1490 +14.5 (+0.98%)
(3105)日清紡HD 1253.5 +11 (+0.89%)
(9303)住友倉庫 2590 +12 (+0.47%)
(6503)三菱電機 2323.5 +44.5 (+1.95%)
(1911)住友林業 4218 +88 (+2.13%)
(7272)ヤマハ発 1383 +4.5 (+0.33%)
(6448)ブラザー 2537 +21.5 (+0.85%)
(8002)丸紅 2495 +52.5 (+2.15%)
(6141)DMG森精機 3474 +41 (+1.19%)
(7011)三菱重 11550 +325 (+2.90%)
取引 無
買付金額 7,818,018
評価損益合計 +10,017,277 (+128.13%)