日経平均は大幅続伸。329.30円高の38487.24円(出来高概算22億株)で取引を終
えた。前日の米国市場で長期金利が低下したことなどを背景に買われたことなどか
ら、東京市場でも買いが先行。日経平均は前場中盤にかけて上げ幅を広げ、38865.0
6円まで上伸。1989年12月の史上最高値(38915.87円)にあと50円あまりに迫る場面
があった。ただ、急ピッチの上昇による高値警戒感に加え、週末の持ち高調整の動
きなどから大引けにかけては上げ幅を縮めた。
東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1400に迫り、全体の8割超を占めた。
セクター別では、金属製品とゴム製品を除く31業種が上昇。石油石炭、鉱業、不動
産、保険、銀行の上昇が目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、ファ
ーストリテ<9983>、リクルートHD<6098>、バンナムHD<7832>、中外薬<4519>が堅調だった半面、トレンド<4704>、ソフトバンクG<9984>、レーザーテック<6920>が軟調だった。
前日の米国市場では、1月の小売売上高が市場予想を下回る弱い結果となり、早期
利下げ観測が再燃し、米長期金利は低下した。これを受け、主要株価指数は上昇。
東京市場にも好影響を与えた。また、米国市場の取引終了後に決算を発表した米半
導体大手アプライド・マテリアルズが時間外取引で12%超急伸したこともあり、東
京市場では半導体関連銘柄に引き続き買いが優勢となった。また、日経平均は年初
から5000円超上昇するなど、上昇ピッチが速いことで買い遅れている投資家も多
く、持たざるリスクが意識されているほか、買いが買いを呼ぶ展開となり、日経平
均は史上最高値に肉薄する場面があった。
こうしたなか、国内外の証券会社各社は、今年の日経平均の高値予想を相次いで
引き上げており、日経平均は45000円に達するとの予想もある。その背景は、デフレ
からインフレへの転換やコーポレートガバナンスの改善期待、中国株からの資金シ
フトなど海外投資家の買い意欲の強まりなどを挙げており、先高期待は日増しに高
まっている。また、相場の先導役となっている半導体関連株の上昇も、少なくとも
来週21日に予定されているエヌビディアの決算までは続く可能性が高いとの見方が
多い。目先は持たざるリスクを意識しながら堅調地合いが続くだろうが、調整局面
入りを警戒しながらとなりそうだ
日経平均 38,487.24 +329.30 (+0.86%)
TOPIX 2,624.73 +32.88 (+1.27%)
騰落レシオ(25日) 96.81
SOX指数 4,558.10 -7.31 (-0.16%) (2024-2-15 17:16)
監視銘柄
(4503)アステラス製薬 1675 +22.5 (+1.36%)
(7203)トヨタ自動車 3414 +32 (+0.95%)
(3003)ヒューリック 1553 +18 (+1.17%)
(9432)NTT 183.2 +2.2 (+1.22%)
(5019)出光興産 926.9 +46.5 (+5.28%)
(8766)東京海上 4461 +94 (+2.15%)
(8252)丸井G 2455.5 +12.5 (+0.51%)
(8593)三菱HCキャピタル 1022.5 +3.5 (+0.34%)
(7182)ゆちょ銀行 1502.5 +14 (+0.94%)
(8306)三菱UFJ 1442 +38 (+2.71%)
(3105)日清紡HD 1234.5 -6 (-0.48%)
(9303)住友倉庫 2565 +14 (+0.55%)
(6503)三菱電機 2271 +70 (+3.18%)
(1911)住友林業 4152 +111 (+2.75%)
(7272)ヤマハ発 1378.5 -1.5 (-0.11%)
(6448)ブラザー 2585 +61 (+2.42%)
(8002)丸紅 2414.5 +32.5 (+1.36%)
(6141)DMG森精機 3308 +44 (+1.35%)
(7011)三菱重 11000 +95 (+0.87%)
取引 無
買付金額 7,818,018
評価損益合計 +9,594,875 (+122.73%)