11月20日の株

 日経平均は反落。197.17円安の33388.03円(出来高概算14億2000万株)で取引を

終えた。朝方は利食い優勢で始まったが、その後は指数インパクトの大きい値がさ

株の上昇が指数をけん引する格好となり、日経平均は取引開始直後には一時33853.4

6円まで値を上げ、取引時間中としては、6月19日に記録したバブル崩壊後の戻り高

値(33772.89円)を上回った。ただ、目先の目標達成感に加え、短期的な過熱感が

意識され、その後は利益確定に伴う動きから前引けにかけて下落に転じた。後場

利食い優勢の流れのなか、33400円前後と日中の安値圏での推移が続いた。

 

 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1100を超え、全体の6割超を占めた。

セクター別では、保険、鉱業、銀行、サービスの4業種が上昇。一方、輸送用機器、

非鉄金属、ゴム製品、卸売、建設など29業種が下落した。指数インパクトの大きい

ところでは、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、東京海上<8766>、リク

ルートHD<6098>が堅調だった半面、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、トヨタ<7203>、信越化<4063>が軟化した。

 

 前週末の米国市場は、長期金利が低下傾向にあることから、ハイテク関連株中心

に値を上げ、主要株価指数は小幅ながらに上昇した。日経平均は先週の大幅上昇に

対する高値警戒感から利食い売りが先行したが売りは続かず、次第に値がさ株を中

心に買い直されたほか、短期筋による先物買いも入り、日経平均の上げ幅は一時250

円を超えた。しかし、前場取引終了後には、円相場が1ドル=148円台半ばへと円高

に振れたため、自動車など輸出関連株が下げに転じたほか、エヌビディアの決算を

控えていることもあり、利食いが入りやすい需給状況となった。

 

 日経平均は一時的とはいえ、バブル崩壊後の戻り高値を更新したため、年末高に

対する期待は高まっている。また、年初からの株価の上昇率を見ると、日経平均

良好なパフォーマンスが続いており、海外投資家の日本株買いは続く可能性が高い

とみられる。。また、本日から来月下旬にかけては配当の再投資が見込まれ、その

規模は7兆円弱の資金が市場に還流してくるとみられ、需給面での下支えとなりそう

だ。目先的には相場の過熱感を冷ます必要があるだけに、過熱を冷ます一服を交え

ての強いトレンドが期待されよう。

 

日経平均   33,388.03    -197.17    (-0.59%)

TOPIX          2,372.60       -18.45     (-0.77%)

騰落レシオ(25日)  103.14 

 

監視銘柄

(4503)アステラス製薬  1808.5    +28    (+1.57%)

(7203)トヨタ自動車   2780   -112.5   (-3.89%)

(3003)ヒューリック   1427   -2.5   (-0.17%)

(9432)NTT   173.5    -1.9   (-1.08%) 

(7189)西日本FH   1646   -13   (-0.78%)

(8766)東京海上   3697   +197   (+5.63%)

(8252)丸井G   2236.5   -24.5   (-1.08%)

(8593)三菱HCキャピタル   960.2    +6.8    (+0.71%)

(7182)ゆちょ銀行   1472   +21.5   (+1.48%)

(8306)三菱UFJ   1276   +12   (+0.95%)

(3105)日清紡HD   1100.5   -11.5   (-1.03%)

(9303)住友倉庫   2422   +7   (+0.29%)

(6503)三菱電機   2052.5    +45.5   (+2.22%)

(1911)住友林業   3804   +51   (+1.36%)

(7272)ヤマハ発   3662   -93   (-2.48%)

(6448)ブラザー   2439.5   -64   (-2.56%)

(8002)丸紅   2339   -41   (-1.72%)

(6141)DMG森精機   2663.5   -20.5   (-0.76%)

(9140)商船三井   3883   +2   (+0.05%)

 

取引  無

買付金額   7,818,018

評価損益合計   +7,895,044   (+100.99%)