11月17日の株

 日経平均は反発。160.79円高の33585.20円(出来高概算14億3000万株)で取引を

終えた。直近の株価上昇の反動から利益確定売りが先行して始まった。また、米ア

プライド・マテリアルズが時間外取引で7%超下落したことも重荷となった。ただ

し、米国の追加利上げ観測が後退するなか、先物買いが断続的に入ったため、売り

一巡後は切り返し、日経平均大引けにかけじり高歩調を辿った。

 

 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1300を超え、全体の8割超を占めた。

セクター別では、その他製品、不動産、ゴム製品の3業種を除く30業種が上昇。空

運、精密機器、建設、陸運の上昇が目立っていた。指数インパクトの大きいところ

では、信越化<4063>、KDDI<9433>、中外薬<4519>、HOYA<7741>が堅調だった半面、ファーストリテ<9983>、リクルートHD<6098>、アサヒ<2502>、ソフトバンクG<9984>が軟調だった。

 

 日経平均は短期的な高値警戒感は拭えず、利食い売りが先行し、日経平均の下げ

幅は一時150円を超えた。ただ、日本株の年末ラリーへの期待は根強く、朝方の売り

が一巡した後は押し目を拾う動きが強まり、日経平均心理的な節目の33500円を超

えた。その後、「米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バーク

シャー・ハサウェイが発行する円建て社債の総額が1220億円に決まった」と伝わる

と、想定よりも少額で日本株に好影響を与えるとは考えにくいとの見方が台頭。次

第に買い見送りムードが広がる場面もあった。

 

 東京市場は主要企業の決算発表が終了し、新規材料が少ないうえ、来週は相場に

大きな影響を与えそうな経済指標の発表がなく、米国では23日が感謝祭、日本も勤

労感謝の日でともに休場になるため、市場参加者の動きも鈍くなることが予想され

る。このため、目先は短期的な過熱感の解消を目指した動きになることが想定され

よう。

 

日経平均   33,585.20    +160.79    (+0.48%)

TOPIX          2,391.05       +22.43     (+0.95%)

騰落レシオ(25日)  98.17

 

監視銘柄

(4503)アステラス製薬  1780.5    +29    (+1.66%)

(7203)トヨタ自動車   2892.5   +13.5   (+0.47%)

(3003)ヒューリック   1429.5   +18.5   (+1.31%)

(9432)NTT   175.4    +3.4   (+1.98%) 

(7189)西日本FH   1659   -8   (-0.48%)

(8766)東京海上   3500   +46   (+1.33%)

(8252)丸井G   2261   +32.5   (+1.46%)

(8593)三菱HCキャピタル   953.4    +13.9    (+1.48%)

(7182)ゆちょ銀行   1450.5   +59   (+4.24%)

(8306)三菱UFJ   1264   0   (0.00%)

(3105)日清紡HD   1112   -3   (-0.27%)

(9303)住友倉庫   2415   +54   (+2.29%)

(6503)三菱電機   2008    +55   (+2.82%)

(1911)住友林業   3753   +69   (+1.87%)

(7272)ヤマハ発   3755   +39   (+1.05%)

(6448)ブラザー   2503.5   +23   (+0.93%)

(8002)丸紅   2380   +7.5   (+0.32%)

(6141)DMG森精機   2684   +27   (+1.02%)

(9140)商船三井   3881   +50   (+1.31%)

 

取引  無

買付金額   7,818,018

評価損益合計   +7,734,681   (+98.93%)