1月16日の株

 日経平均は7営業日ぶりに反落。282.61円安の35619.18円(出来高概算15億3000万

株)で取引を終えた。前日の米国市場はキング牧師生誕記念日で休場だったほか、

欧州市場も軟調だったため、当面の利益を確保する売りが優勢となった。半導体

連など値がさ株中心に売られ、日経平均前場終盤にかけて、35587.53円まで水準

を切り下げた。また、米株先物がマイナス圏で推移していたことから、休み明けの

米国市場の下落を先回りする形で売りが入りやすかった。ただ、日本株の先高期待

から押し目を拾う動きもみられ、売り一巡後は下げ渋りを見せた。

 

 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1300を超え、全体の8割超を占めた。

セクター別では、海運、鉱業、ゴム製品など5業種が上昇。一方、繊維製品、倉庫運

輸、水産農林、その他製品など28業種が下落した。指数インパクトの大きいところ

では、OLC<4661>、アステラス薬<4503>、京セラ<6971>がしっかりだった半面、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、ダイキン<6367>が軟調だった。

 

 利食い売りが優勢となり、日経平均下げ幅は一時300円を超えた。また、日経平均

構成銘柄の騰落レシオは前日時点で129.20%に達し、買われ過ぎを示す120%を超え

てきたこともあり、短期的な相場の過熱感を冷ます売りも相場の重荷につながった

ようだ。さらに、米共和党の大統領候補者選びの初戦となるアイオワ州の党員集会

でトランプ氏が勝利を確実にしたため、トランプ氏が再び大統領に就任すると貿易

摩擦が激化への懸念が高まるとの見方が広がり、次第に買い見送りムードが強まっ

た。

 

 日経平均は7営業日ぶりに反落したが、当然の一服と受け止める向きが多い。ま

た、今月30日に国際通貨基金IMF)が世界経済見通しを発表する予定で、市場から

は「日本の成長率見通しが上方修正される可能性があり、海外投資家の買いは当面

継続するだろう」との指摘も聞かれる。また、東証が前日大引け後、「資本コスト

や株価を意識した経営の実現に向けた対応」に関する開示企業一覧表を公表した

が、今後、未対応企業には株主から改善圧力が強まる可能性が高く、これが資本効

率の改善期待につながり、海外勢の買いを誘う要因につながるとみる向きもいた。

 

日経平均   35,619.18    -282.61    (-0.79%)

TOPIX          2,503.98       -20.62    (-0.82%)

騰落レシオ(25日)  113.45 

 

監視銘柄

(4503)アステラス製薬  1783.5    +26    (+1.48%)

(7203)トヨタ自動車   2854.5   -6.5   (-0.23%)

(3003)ヒューリック   1581   -21.5   (-1.34%)

(9432)NTT   186.8    +0.8   (+0.43%) 

(5019)出光興産    835.3    +7.8    (+0.94%) 

(8766)東京海上   3765   -29   (-0.76%)

(8252)丸井G   2487.5   +20   (+0.81%)

(8593)三菱HCキャピタル   997.4    -5.6    (-0.56%)

(7182)ゆちょ銀行   1468   -8   (-0.54%)

(8306)三菱UFJ   1284.5   -9   (-0.70%)

(3105)日清紡HD   1182.5   -28   (-2.31%)

(9303)住友倉庫   2601   -47   (-1.77%)

(6503)三菱電機   2103    -51   (-2.37%)

(1911)住友林業   4606   -38   (-0.82%)

(7272)ヤマハ発   1348.5   +6   (+0.45%) 

(6448)ブラザー   2494   +55   (+2.26%)

(8002)丸紅   2441.5   -23   (-0.93%)

(6141)DMG森精機   2850   +20.5   (+0.72%)

(9140)商船三井   5150   +83   (+1.64%)

 

取引  無

買付金額   7,818,018

評価損益合計   +8,297,857   (+106.14%)