日経平均は7営業日ぶりに反落。282.61円安の35619.18円(出来高概算15億3000万
株)で取引を終えた。前日の米国市場はキング牧師生誕記念日で休場だったほか、
欧州市場も軟調だったため、当面の利益を確保する売りが優勢となった。半導体関
連など値がさ株中心に売られ、日経平均は前場終盤にかけて、35587.53円まで水準
を切り下げた。また、米株先物がマイナス圏で推移していたことから、休み明けの
米国市場の下落を先回りする形で売りが入りやすかった。ただ、日本株の先高期待
から押し目を拾う動きもみられ、売り一巡後は下げ渋りを見せた。
東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1300を超え、全体の8割超を占めた。
セクター別では、海運、鉱業、ゴム製品など5業種が上昇。一方、繊維製品、倉庫運
輸、水産農林、その他製品など28業種が下落した。指数インパクトの大きいところ
では、OLC<4661>、アステラス薬<4503>、京セラ<6971>がしっかりだった半面、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、ダイキン<6367>が軟調だった。
利食い売りが優勢となり、日経平均下げ幅は一時300円を超えた。また、日経平均
構成銘柄の騰落レシオは前日時点で129.20%に達し、買われ過ぎを示す120%を超え
てきたこともあり、短期的な相場の過熱感を冷ます売りも相場の重荷につながった
ようだ。さらに、米共和党の大統領候補者選びの初戦となるアイオワ州の党員集会
でトランプ氏が勝利を確実にしたため、トランプ氏が再び大統領に就任すると貿易
摩擦が激化への懸念が高まるとの見方が広がり、次第に買い見送りムードが強まっ
た。
日経平均は7営業日ぶりに反落したが、当然の一服と受け止める向きが多い。ま
た、今月30日に国際通貨基金(IMF)が世界経済見通しを発表する予定で、市場から
は「日本の成長率見通しが上方修正される可能性があり、海外投資家の買いは当面
継続するだろう」との指摘も聞かれる。また、東証が前日大引け後、「資本コスト
や株価を意識した経営の実現に向けた対応」に関する開示企業一覧表を公表した
が、今後、未対応企業には株主から改善圧力が強まる可能性が高く、これが資本効
率の改善期待につながり、海外勢の買いを誘う要因につながるとみる向きもいた。
日経平均 35,619.18 -282.61 (-0.79%)
TOPIX 2,503.98 -20.62 (-0.82%)
騰落レシオ(25日) 113.45
監視銘柄
(4503)アステラス製薬 1783.5 +26 (+1.48%)
(7203)トヨタ自動車 2854.5 -6.5 (-0.23%)
(3003)ヒューリック 1581 -21.5 (-1.34%)
(9432)NTT 186.8 +0.8 (+0.43%)
(5019)出光興産 835.3 +7.8 (+0.94%)
(8766)東京海上 3765 -29 (-0.76%)
(8252)丸井G 2487.5 +20 (+0.81%)
(8593)三菱HCキャピタル 997.4 -5.6 (-0.56%)
(7182)ゆちょ銀行 1468 -8 (-0.54%)
(8306)三菱UFJ 1284.5 -9 (-0.70%)
(3105)日清紡HD 1182.5 -28 (-2.31%)
(9303)住友倉庫 2601 -47 (-1.77%)
(6503)三菱電機 2103 -51 (-2.37%)
(1911)住友林業 4606 -38 (-0.82%)
(7272)ヤマハ発 1348.5 +6 (+0.45%)
(6448)ブラザー 2494 +55 (+2.26%)
(8002)丸紅 2441.5 -23 (-0.93%)
(6141)DMG森精機 2850 +20.5 (+0.72%)
(9140)商船三井 5150 +83 (+1.64%)
取引 無
買付金額 7,818,018
評価損益合計 +8,297,857 (+106.14%)