日経平均は続落。141.43円安の35477.75円(出来高概算19億6000万株)で取引を
終えた。前日の米国市場でハイテク関連株が堅調だったことから、東京市場でも半
導体関連株を中心に買いが先行。日経平均は前場中盤には36239.22円まで上値を伸
ばした。また、円相場が一時1ドル=147円台まで円安が進んだことが輸出関連株に
好影響を与えた。ただ、年初からの上昇で短期的な過熱感は否めず、目先の利益を
確保する売りなども散見され、日経平均は後場に入ると、マイナスに転じた。日本
株の先高期待を背景にした買いと急ピッチの上昇に対する警戒感からの利食い売り
が交錯するなか、引けにかけて下落幅を広げた。
東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1100を超え、全体の7割近くを占め
た。セクター別では、卸売、保険、小売、銀行など8業種が上昇。一方、鉱業、電気
ガス、医薬品、化学など24業種が下落し、非鉄金属は変わらず。指数インパクトの
大きいところでは、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、レーザーテック<6920
>、アドバンテス<6857>が堅調だった半面、信越化<4063>、ファーストリテ<9983>、
前日の米国市場は。ウォラー米連邦準備制度理事会(FRB)理事発言を受け、早期
の利下げ期待が後退するなか、米長期金利の上昇が重荷となって主要株価指数が下
落した。ただ、エヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイセズが強い値動き
となり、SOX指数は1.3%超上昇した。
これを受け、東京市場でもリスク選好ムードが強まり、日経平均の上げ幅は一時6
00円を超えた。また、「米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が国内大手商社5社
への出資比率を高めている」と米誌が報じたことも投資家心理を向上させたよう
だ。ただ、「中国・上海市場に上場している日本株上場投資信託(ETF)の売買が一
時停止された」と伝わると、短期筋と見られる仕掛け的な売りが膨らみ、日経平均
はマイナスに転じる場面もあった。
年初からの株価急上昇で短期的には値幅調整局面が不可欠だろうが、日本株の上
昇基調の流れは変わらないとの見方が多い。一方、米国では今夜、昨年12月の小売
売上高や鉱工業生産などの経済指標の発表が予定されている。市場予想より弱い内
容になれば、景気減速への警戒感からドル売りが強まり、株式市場にはネガティブ
に作用する可能性があるだけに、経済指標を受けて米国市場の動きを確認したいと
ころだ。
日経平均 35,477.75 -141.43 (-0.40%)
TOPIX 2,496.38 -7.60 (-0.30%)
騰落レシオ(25日) 116.35
監視銘柄
(4503)アステラス製薬 1741.5 -42 (-2.35%)
(7203)トヨタ自動車 2856.5 +2 (+0.07%)
(3003)ヒューリック 1569.5 -11.5 (-0.73%)
(9432)NTT 188 +1.2 (+0.64%)
(5019)出光興産 823.6 -11.7 (-1.40%)
(8766)東京海上 3784 +19 (+0.50%)
(8252)丸井G 2488.5 +1 (+0.04%)
(8593)三菱HCキャピタル 997.5 +0.1 (+0.01%)
(7182)ゆちょ銀行 1471.5 +3.5 (+0.24%)
(8306)三菱UFJ 1293 +8.5 (+0.66%)
(3105)日清紡HD 1195.5 +13 (+1.10%)
(9303)住友倉庫 2605 +4 (+0.15%)
(6503)三菱電機 2125.5 +22.5 (+1.07%)
(1911)住友林業 4509 -97 (-2.11%)
(7272)ヤマハ発 1352.5 +4 (+0.30%)
(6448)ブラザー 2493 -1 (-0.04%)
(8002)丸紅 2484 +42.5 (+1.74%)
(6141)DMG森精機 2910.5 +60.5 (+2.12%)
(9140)商船三井 5166 +16 (+0.31%)
取引 無
買付金額 7,818,018
評価損益合計 +8,440,680 (+107.96%)