日経平均は続伸。173.70円高の33625.53円(出来高概算12億2000万株)で取引を
終えた。円相場が一時1ドル=149円台後半まで進んだ円安や休日前の米国株高を映
して、輸出関連株や値がさハイテク株を中心に買いが先行。日経平均は前場終盤に
は33817.86円まで上昇した。ただ、週末に加え、今夜の米国市場が感謝祭翌日で短
縮取引となるため、市場参加者が少なく、次第に見送りムードが広がりこう着感が
強まった。
東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1000を超え、全体の6割超を占めた。
セクター別では、輸送用機器、保険、ゴム製品、海運など25業種が上昇。一方、パ
ルプ紙、陸運、空運など8業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、TD
K<6762>、テルモ<4543>、中外薬<4519>、リクルートHD<6098>、トヨタ<7203>が堅調だった半面、ダイキン<6367>、アドバンテス<6857>、レーザーテック<6920>、ソニーG<6758>が軟化した。
休日前の米国市場は、利上げサイクルの終了との見方から主要株価指数はそろっ
て上昇。また、ミシガン大学消費者信頼感指数が市場予想以上に改善したことか
ら、長期金利が上昇。日米金利差拡大を意識した動きに円安が進んだほか、配当の
再投資への期待感も相場を支え、日経平均の上げ幅は一時300円を超えた。ただ、バ
ブル後の戻り高値に接近するなかで戻り待ちの売りが出ており、買い一巡後はこう
着感が強まった。
日経平均は再投資がピークを迎えるほか、年末ラリーに対する期待も根強く、全
般は堅調地合いが続くと考える投資家は多い。また、イスラエルとハマスの戦闘が4
日間休止となることも地政学リスクの後退要因として相場を支えることになりそう
だ。ただ、日経平均は今月に入って8%超上昇しており、短期的な過熱感を警戒する
向きもあり、息の長い上昇基調をたどるためにも日柄および値幅調整は必要と考え
る向きも少なくない。
日経平均 33,625.53 +173.70 (+0.52%)
TOPIX 2,390.94 +12.75 (+0.54%)
騰落レシオ(25日) 109.98
監視銘柄
(4503)アステラス製薬 1817 +8.5 (+0.47%)
(7203)トヨタ自動車 2803 +74.5 (+2.73%)
(3003)ヒューリック 1448.5 +5.5 (+0.38%)
(9432)NTT 172.4 -0.7 (-0.40%)
(7189)西日本FH 1674 +3 (+0.18%)
(8766)東京海上 3735 +65 (+1.77%)
(8252)丸井G 2254.5 +6.5 (+0.29%)
(8593)三菱HCキャピタル 968.3 +8.5 (+0.89%)
(7182)ゆちょ銀行 1468 +22.5 (+1.56%)
(8306)三菱UFJ 1265.5 +1 (+0.08%)
(3105)日清紡HD 1109.5 +13 (+1.19%)
(9303)住友倉庫 2441 +17 (+0.70%)
(6503)三菱電機 2105 +55 (+2.68%)
(1911)住友林業 3866 +8 (+0.21%)
(7272)ヤマハ発 3766 +69 (+1.87%)
(6448)ブラザー 2496 +46.5 (+1.90%)
(8002)丸紅 2335.5 +15.5 (+0.67%)
(6141)DMG森精機 2661 +14 (+0.53%)
(9140)商船三井 4077 +58 (+1.44%)
取引 無
買付金額 7,818,018
評価損益合計 +8,178,679 (+104.61%)