日経平均は3営業日ぶりに反落。177.86円安の33447.67円(出来高概算12億4000万
株)で取引を終えた。前週末の米国市場は感謝祭の翌日で短縮取引だったこともあ
り、積極的な売買は手控えられた。本日も海外勢の商いは限られているとみられ、
買い先行で始まったものの、日経平均は朝方に付けた33811.41円を高値にこう着感
が強まり、次第に利益確定の売りが優勢となった。ただし、積極的に売り仕掛けて
くる流れにはならず、後場の取引開始直後に付けた33397.04円を安値に、33400円台
での小動きとなった。
東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が970を超え、全体の6割近くを占め
た。セクター別では、銀行、海運、水産農林、証券商品先物など9業種が上昇。一
方、非鉄金属、機械、輸送用機器、鉱業、パルプ紙など24業種が下落した。指数イ
ンパクトの大きいところでは、ファナック<6954>、リクルートHD<6098>、花王<4452
>、ネクソン<3659>がしっかりだった半面、ソフトバンクG<9984>、ダイキン<6367
>、京セラ<6971>が軟調だった。
前週末の米国市場は高安まちまちの動きだったものの、イスラエルとハマスの休
戦で中東情勢悪化への警戒感が緩和したことや、米国のブラックフライデー商戦に
対する期待が相場を支えた。東京市場も米国の年末商戦への期待などから買いが先
行し、日経平均の上げ幅は一時180円を超えた。ただ、バブル後の戻り高値に接近す
る局面では戻り待ちの売りなどが次第に増え、前場終盤にはマイナスに転じた。後
場に入ると、値がさハイテク株の一角が弱含みで推移したことが重荷となった。
日経平均は11月に入り急上昇してきただけに、上値追いに慎重な見方も出始めて
いる。また、心理的な節目の34000円を超えて買い上がる好材料も見当たらない。一
方、配当の再投資への期待が高いほか、海外投資家が2週連続して1兆円超の買い越
しとなるなど外国人投資家の買い継続への期待もあり、押し目狙いの買い意欲は強
そうだ。目先は海外短期筋による投機的な先物買いと、中長期目線の投資家などの
利益確定売りが交錯しそうである。
日経平均 33,447.67 -177.86 (-0.53%)
TOPIX 2,381.76 -9.18 (-0.38%)
騰落レシオ(25日) 113.65
監視銘柄
(4503)アステラス製薬 1824.5 +7.5 (+0.41%)
(7203)トヨタ自動車 2770 -33 (-1.18%)
(3003)ヒューリック 1447.5 -1 (-0.07%)
(9432)NTT 173.3 +0.9 (+0.52%)
(7189)西日本FH 1690 +16 (+0.95%)
(8766)東京海上 3715 -20 (-0.54%)
(8252)丸井G 2259.5 +5 (+0.22%)
(8593)三菱HCキャピタル 975 +6.7 (+0.69%)
(7182)ゆちょ銀行 1469.5 +1.5 (+0.10%)
(8306)三菱UFJ 1294.5 +29 (+2.29%)
(3105)日清紡HD 1090 -19.5 (-1.76%)
(9303)住友倉庫 2452 +11 (+0.45%)
(6503)三菱電機 2050 -55 (-2.61%)
(1911)住友林業 3838 -28 (-0.72%)
(7272)ヤマハ発 3724 -42 (-1.12%)
(6448)ブラザー 2434.5 -61.5 (-2.46%)
(8002)丸紅 2331.5 -4 (-0.17%)
(6141)DMG森精機 2631 -30 (-1.13%)
(9140)商船三井 4158 +81 (+1.99%)
取引 無
買付金額 7,818,018
評価損益合計 +7,869,951 (+100.66%)