日経平均は小幅に3日続落。11.58円安の35466.17円(出来高概算14億6000万株)
で取引を終えた。前日の米国市場で主要株価指数が下落した流れを映して売りが先
行して始まった。その後は円相場が一時1ドル=148円台へと円安が進んだため、自
動車など輸出関連株への業績期待が広がり、日経平均は下げ幅を縮め、前場終盤に
は35728.09円まで水準を切り上げた。買い一巡後は、外国人投資家による日本株再
評価への思惑や新NISA(少額投資非課税制度)開始による個人マネー流入期待に対
して、短期的な過熱感から利食い売りが出るなか、前日終値を挟んでの推移となっ
た。
東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が860を超え、全体の過半数を占めた。
セクター別では、輸送用機器、ゴム製品、その他製品など10業種が上昇。一方、陸
運、保険、電気ガス、化学など23業種が下落した。指数インパクトの大きいところ
では、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>、TDK<6762>、トヨタ<7203>、レーザーテック<6920>が堅調だった半面、ファナック<6954>、ソフトバンクG<9984>、ネクソン<3659>、日東電工<6988>、中外薬<4519>が軟化した。
前日の米国市場は、昨年12月の小売売上高が市場予想を上回り、米経済の底堅さ
が示され、早期利下げ期待が後退し主要株価指数は下落した。東京市場もこの流れ
を受けて売り先行したものの、円相場は昨年12月以来の円安水準となったことなど
から、輸出関連株の上昇が相場を支えた。関係者からは「今年度下期の国内輸出企
業の想定為替レートは1ドル=140円〜145円のところが多く、足元の水準が続くのな
ら、円安による収益押し上げ効果が期待される」とみている。
「証券会社の口座で待機資金を運用するマネー・リザーブ・ファンド(MRF)の残
高が16兆円に迫り、過去最高水準となった」と伝わるなど、1月からの新NISA(少額
投資非課税制度)開始効果が続いているとされ、株式市場への資金流入期待は根強
い。ただ、本格化する主要企業の決算を控えていることもあり、決算内容を見極め
たいところでもある。なお、米国では本日、新規失業保険申請件数や住宅着工件数
が発表される。米国経済の底堅さが改めて示され、さらに利下げ期待が後退するの
か確認したいとの見方が多い。
日経平均 35,466.17 -11.58 (-0.03%)
TOPIX 2,492.09 -4.29 (-0.17%)
騰落レシオ(25日) 124.27
監視銘柄
(4503)アステラス製薬 1716.5 -2 (-1.44%)
(7203)トヨタ自動車 2931.5 +75 (+2.63%)
(3003)ヒューリック 1565.5 -4 (-0.25%)
(9432)NTT 188.3 +0.3 (+0.16%)
(5019)出光興産 818.7 -4.9 (-0.59%)
(8766)東京海上 3713 -71 (-1.88%)
(8252)丸井G 2467.5 -21 (-0.84%)
(8593)三菱HCキャピタル 996.2 -1.3 (-0.13%)
(7182)ゆちょ銀行 1483 +11.5 (+0.78%)
(8306)三菱UFJ 1299 +6 (+0.46%)
(3105)日清紡HD 1179 -16.5 (-1.38%)
(9303)住友倉庫 2604 -1 (-0.04%)
(6503)三菱電機 2156 +30.5 (+1.43%)
(1911)住友林業 4484 -25 (-0.55%)
(7272)ヤマハ発 1380.5 +28 (+2.07%)
(6448)ブラザー 2537 +44 (+1.76%)
(8002)丸紅 2461.5 -22.5 (-0.91%)
(6141)DMG森精機 2879 -31.5 (-1.08%)
(9140)商船三井 5157 -9 (-0.17%)
取引 無
買付金額 7,818,018
評価損益合計 +8,587,117 (+109.84%)