日経平均は4営業日ぶりに反発。89.13円高の33377.42円(出来高概算16億3000万
株)で取引を終えた。年末年始の下げの反動から反発して始まったものの、前日の
米国市場でグロース株中心に売られた流れを映して日経平均は取引開始後には3325
7.43円とマイナスに転じる場面もあった。一方、円相場が1ドル=144円台後半まで
円安が進み、自動車株など輸出関連株が値を上げたほか、海外投資家とみられる先
物買いも入り、日経平均は後場取引開始後には33568.04円まで水準を切り上げ、心
理的な節目の33500円を突破した。その後は、今夜発表される米雇用統計などの経済
指標を見極めたいとの思惑から買い見送られ、大引けにかけては上げ幅を縮めた。
東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が840を超え、全体の過半数を占めた。
セクター別では、証券商品先物、銀行、不動産、鉄鋼など22業種が上昇。一方、繊
維製品、精密機器、化学、電気機器など11業種が下落した。指数インパクトの大き
いところでは、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>、トヨタ<7203>、コナミG<9766>が堅調だった半面、レーザーテック<6920>、信越化<4063>、ダイキン<6367>、ファナック<6954>が軟化した。
年末年始の3営業日で400円近く下落した反動から押し目を拾う動きが先行。日経
平均は反発スタート。ただ、前日の米国市場で、早期の利下げ期待後退が響き、ハ
イテク関連株が売られたため、日経平均は寄り付き後にマイナスに転じた。しか
し、円相場が約2週間ぶりの円安水準となったことが相場を支えた。また、米系証券
が好意的なレポートを出したことが評価されたほか、日銀による金融政策修正への
思惑が後退していることもあり、引き続き金融株には投資資金が向かった。
12月の米雇用統計では、非農業部門就業者数が17万人の増加(11月は19万9000人
増)、失業率は3.8%(同3.7%)と見込まれている。このところ、米国の早期利下
げ観測の後退から米長期金利が上昇しており、さらなる上昇要因となるのかが見所
と言えるだろう。
日経平均 33,377.42 +89.13 (+0.27%)
TOPIX 2,393.54 +14.75 (+0.62%)
騰落レシオ(25日) 106.27
監視銘柄
(4503)アステラス製薬 1766 +17 (+0.97%)
(7203)トヨタ自動車 2701.5 +66.5 (+2.52%)
(3003)ヒューリック 1499.5 +15.5 (+1.04%)
(9432)NTT 173.9 +1.2 (+0.69%)
(5019)出光興産 807.5 +7.6 (+0.95%)
(8766)東京海上 3555 +46 (+1.31%)
(8252)丸井G 2437 +41.5 (+1.73%)
(8593)三菱HCキャピタル 984.9 +21.3 (+2.21%)
(7182)ゆちょ銀行 1455 +18 (+1.25%)
(8306)三菱UFJ 1258 +33 (+2.69%)
(3105)日清紡HD 1159 +14 (+1.22%)
(9303)住友倉庫 2534 +22 (+0.88%)
(6503)三菱電機 2029.5 +14.5 (+0.72%)
(1911)住友林業 4164 +26 (+0.63%)
(7272)ヤマハ発 1309.5 +33.5 (+2.63%)
(6448)ブラザー 2262 -18.5 (-0.81%)
(8002)丸紅 2291 +13 (+0.57%)
(6141)DMG森精機 2652.5 -50 (-1.85%)
(9140)商船三井 4908 +36 (+0.74%)
取引 無
買付金額 7,818,018
評価損益合計 +7,715,324 (+98.69%)