2024年4月2日の株

 日経平均は小幅反発。35.82円高の39838.91円(出来高概算17億3000万株)で取引

を終えた。1日の米国市場ではハイテク関連株が買われた流れを受けて、東京市場

半導体関連株を中心に自律反発を狙った買いが先行。日経平均は寄り付き後ほど

なくして40151.05円まで値を上げた。ただ、新年度入りに伴い国内機関投資家など

による益出しの売りが続いていることが上値を抑える要因となり、積極的な買いが

見送られるなか、こう着間の強い相場展開となった。

 

 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1300を超え、全体の8割超を占めた。

セクター別では、石油石炭、鉱業、保険、鉄鋼など12業種が上昇。一方、海運、ゴ

ム製品、陸運、空運、小売など21業種が下落した。指数インパクトの大きいところ

では、東エレク<8035>が上伸し、1銘柄で日経平均を約128円押し上げたほか、レー

ザーテック<6920>、トレンド<4704>、日東電工<6988>がしっかりだった。半面、フ

ァナック<6954>、中外薬<4519>、アドバンテス<6857>、テルモ<4543>が軟調だっ

た。

 

 前日の米国市場では、主要株価指数は高安まちまちだったものの、マイクロン・

テクノロジーが上昇したことなどから、東京市場でも東エレクやレーザーテック、

信越化など半導体関連株中心に値を上げるものが目立ち、日経平均の上げ幅は一時3

00円を超える場面があった。ただ、買いは続かず、次第に上値の重い展開となっ

た。関係者からは「国内機関投資家による期初の益出し売りが継続的に出ている」

との指摘が多く聞かれた。また、円相場が1ドル=151円台後半まで円安が進んでい

るものの介入警戒感が拭えず、輸出関連株に買いをいれることも難しいようで、上

値の重さが意識されてしまったようだ。

 

 期初の益出し売りも今週で一巡するとみられ、目先的な需給不安も一過性ではあ

るが、市場は新たなきっかけ待ちの状況といえる。こうしたなか、投資家が関心を

寄せているのが、4日に発表を予定しているディスコ<6146>の2023年度 第4四半期

個別売上高および出荷額速報である。

 

日経平均   39,838.91    +35.82   (+0.09%)

TOPIX          2,714.45       -6.77    (-0.25%)

騰落レシオ(25日)  109.11

SOX指数 4,962.10    +56.89  (+1.16%)   (2024-04-01  17:15) 

監視銘柄

(4503)アステラス製薬  1648.5    +7.5    (+0.46%)

(7203)トヨタ自動車   3,633   -6   (-0.16%)

(3003)ヒューリック   1,520   -35.5   (-2.28%)

(9432)NTT   177.4    +0.7   (+0.40%) 

(5019)出光興産    1,026    +14    (+1.38%) 

(8766)東京海上   4,666   +43   (+0.93%)

(8252)丸井G   2,444   -18.5   (-0.75%)

(8593)三菱HCキャピタル   1,030   +4    (+0.39%)

(7182)ゆちょ銀行   1,573    -13    (-0.82%)

(8306)三菱UFJ   1,494.5   -0.5   (-0.03%)

(3105)日清紡HD   1,185.5   -5.5   (-0.46%)

(9303)住友倉庫   2,544   +1   (+0.04%)

(6503)三菱電機   2,472    +1.5   (+0.06%)

(1911)住友林業   4,795    -85    (-1.74%)

(7272)ヤマハ発   1,446    +6   (+0.42%) 

(6448)ブラザー   2,802.5   +2   (+0.07%)

(8002)丸紅   2,563   +9.5   (+0.37%)

(6141)DMG森精機   4,022   +55   (+1.39%)

(7011)三菱重   1,396   +14   (+1.01%) 

取引  無

買付金額   7,818,018

評価損益合計   +11,0023,408   (+141.00%)