2月15日の株

 日経平均は大幅反発。454.62円高の38157.94円(出来高概算20億1000万株)と終

値でも約34年1カ月ぶりに38000円台を回復して取引を終えた。前日の米国市場でハ

イテク株などが買い戻された流れを引き継ぎ、東京市場でも値がさ株を中心に買い

が先行して始まった。ただ、心理的な節目の38000円を突破してくると、目先の利益

を確保する売りや戻り待ちの売りなどが散見され、上げ幅を縮める場面もあった。

もっとも、海外勢などの押し目買い意欲は強く、38000円を上回っての推移を継続す

るなか、大引けにかけて上げ幅を広げた。

 

 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1100を超え、全体の6割超を占めた。

セクター別では、保険、機械、石油石炭、ゴム製品など16業種が上昇。一方、鉱

業、パルプ紙、繊維製品、その他製品など16業種が下落し、サービスが変わらずだ

った。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983

>、ソフトバンクG<9984>、アドバンテス<6857>が堅調だった半面、バンナムHD<78

32>、ソニーG<6758>、エーザイ<4523>、TOPPAN<7911>が軟調だった。

 

 前日の米国市場では、前日の下落の反動や米連邦準備制度理事会FRB)高官が利

下げに前向きな姿勢を示したことが材料となり、主要株価指数は上昇。SOX指数やナ

スダック指数の強さが目立つなど、ハイテク関連株の上昇となった。東京市場でも

半導体関連株などを中心に値を上げる銘柄が増えた。取引開始前に発表された2023

年10-12月期の実質GDP国内総生産)は、2四半期連続のマイナス成長となったが、

「日銀が金融政策正常化に動きにくくなるのではないか」との見方に向かわせた。

 

 日経平均は上昇したが、東証プライム市場では値下がり銘柄が6割を占めており、

半導体関連など一部の銘柄に資金が集中している。海外投資家が過去に日本株を大

量に買い越した、小泉構造改革アベノミクスへの期待時からみれば、買い余力は

まだ十分にあり、上値余地は大きいとの声も聞かれる。

 

日経平均   38,157.94    +454.62   (+1.21%)

TOPIX          2,591.85       +7.26    (+0.28%)

騰落レシオ(25日)  93.79

SOX指数 4,565.41   +97.23  (+2.18%)   (2024-2-14  17:15) 

 

監視銘柄

(4503)アステラス製薬  1652.5    -13.5    (-0.81%)

(7203)トヨタ自動車   3382   -3   (-0.09%)

(3003)ヒューリック   1535   +25   (+1.66%)

(9432)NTT   181    -0.3   (-0.17%) 

(5019)出光興産    880.4    +31.8    (+3.75%) 

(8766)東京海上   4367   +242   (+5.87%)

(8252)丸井G   2443   +28   (+1.16%)

(8593)三菱HCキャピタル   1019   +1    (+0.10%)

(7182)ゆちょ銀行   1488.5   +7   (+0.47%)

(8306)三菱UFJ   1404   -5   (-0.35%)

(3105)日清紡HD   1240.5   -14.5   (-1.16%)

(9303)住友倉庫   2551   -1   (-0.04%)

(6503)三菱電機   2201    +76.5   (+3.60%)

(1911)住友林業   4041    -127    (-3.05%)

(7272)ヤマハ発   1380   -58   (-4.03%) 

(6448)ブラザー   2524   -39.5   (-1.54%)

(8002)丸紅   2382   -4   (-0.17%)

(6141)DMG森精機   3264   +15   (+0.46%)

(7011)三菱重   10905   +375   (+3.56%)

 

取引  無

買付金額   7,818,018

評価損益合計   +9,110,474   (+116.53%)