2月13日の株

 日経平均は大幅に3営業日続伸。1066.55円高の37963.97円(出来高概算21億4000

万株)で取引を終えた。前日の米国市場で人工知能(AI)関連株が上昇した流れを

引き継ぎ、半導体関連などを中心に幅広い銘柄に買いが先行。日経平均は寄り付き

直後につけた37184.10円を安値に強い基調が継続し、前引け辺りに37800円に乗せる

と、後場も堅調な展開が続き、大引け間際には38010.69円まで水準を切り上げた。

また、円相場が1ドル=149円台半ばへと円安が進んでいることも投資家心理の好転

につながった。

 

 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1200を超え、全体の8割近くを占め

た。セクター別では、パルプ紙、不動産の2業種を除く31業種が上昇。保険、電気機

器、サービス、輸送用機器、卸売の上昇が目立っていた。指数インパクトの大きい

ところでは、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>が大幅高となり、この2銘柄で

日経平均を約496円押し上げた。一方、日揮HD<1963>、大塚HD<4578>、オリンパス<7733>、住友不<8830>が軟化した。

 

 前日の米国市場では、主要株価指数はまちまちだったが、AI関連株人気が波及

し、東京市場でも半導体関連株などグロース株中心に値を上げたほか、円安進行を

背景に自動車など輸出関連株にも上昇する銘柄が増えた。また、各メディアが先週

末、金融庁が損保大手4社に政策保有株の売却を求める」などと伝わったため、売却

による株主還元策強化への思惑などから、保険株に投資マネーがシフトした。ほ

か、東エレク、リクルートHD<6098>や大日印<7912>など好決算銘柄に海外投資家と

みられる買いが入り、日経平均の上げ幅は1000円を超えた。

 

 日経平均心理的な節目の38000円台を捉えるなど、一段と騰勢を強めている。

「足元の水準である37000円台は累積売買代金の多い価格帯ではなく真空地帯のた

め、少量の買いでも日経平均は上げ基調になる」とされ、一段と先高期待は高まっ

ている。一方、米CPIについては、小幅な減速が想定されている。最近の米国の経済

指標は想定外の強さが目立っており、CPIの結果を受けた市場反応が注目されよう。

 

日経平均   37,963.97    +1,066.55   (+2.89%)

TOPIX          2,612.03       +54.15    (+2.12%)

騰落レシオ(25日)  109.47

SOX指数 4560.04   -7.26  (-0.16%)   (2024-2-12  17:15) 

 

監視銘柄

(4503)アステラス製薬  1655    +39.5    (+2.45%)

(7203)トヨタ自動車   3456   +133   (+4.00%)

(3003)ヒューリック   1550.5   -3   (-0.19%)

(9432)NTT   181    +0.2   (+0.11%) 

(5019)出光興産    831    +9.6    (+1.17%) 

(8766)東京海上   4277   +424   (+11.00%)

(8252)丸井G   2479   +8   (+0.32%)

(8593)三菱HCキャピタル   1034.5   -8    (-0.77%)

(7182)ゆちょ銀行   1480   +12.5   (+0.85%)

(8306)三菱UFJ   1410.5   +24.5   (+1.77%)

(3105)日清紡HD   1275.5   -84   (-6.18%)

(9303)住友倉庫   2582   +15   (+0.58%)

(6503)三菱電機   20170.5    +78   (+3.73%)

(1911)住友林業   4271    +29    (+0.68%)

(7272)ヤマハ発   1470   +37.5   (+2.62%) 

(6448)ブラザー   2653   +39   (+1.49%)

(8002)丸紅   2403   +32   (+1.35%)

(6141)DMG森精機   3323   +28   (+0.85%)

(7011)三菱重   10550   +325   (+3.18%)

 

取引  無

買付金額   7,818,018

評価損益合計   +8,987,960   (+114.96%)