日経平均は大幅に3営業日続伸。1066.55円高の37963.97円(出来高概算21億4000
万株)で取引を終えた。前日の米国市場で人工知能(AI)関連株が上昇した流れを
引き継ぎ、半導体関連などを中心に幅広い銘柄に買いが先行。日経平均は寄り付き
直後につけた37184.10円を安値に強い基調が継続し、前引け辺りに37800円に乗せる
と、後場も堅調な展開が続き、大引け間際には38010.69円まで水準を切り上げた。
また、円相場が1ドル=149円台半ばへと円安が進んでいることも投資家心理の好転
につながった。
東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1200を超え、全体の8割近くを占め
た。セクター別では、パルプ紙、不動産の2業種を除く31業種が上昇。保険、電気機
器、サービス、輸送用機器、卸売の上昇が目立っていた。指数インパクトの大きい
ところでは、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>が大幅高となり、この2銘柄で
日経平均を約496円押し上げた。一方、日揮HD<1963>、大塚HD<4578>、オリンパス<7733>、住友不<8830>が軟化した。
前日の米国市場では、主要株価指数はまちまちだったが、AI関連株人気が波及
し、東京市場でも半導体関連株などグロース株中心に値を上げたほか、円安進行を
背景に自動車など輸出関連株にも上昇する銘柄が増えた。また、各メディアが先週
末、金融庁が損保大手4社に政策保有株の売却を求める」などと伝わったため、売却
による株主還元策強化への思惑などから、保険株に投資マネーがシフトした。ほ
か、東エレク、リクルートHD<6098>や大日印<7912>など好決算銘柄に海外投資家と
みられる買いが入り、日経平均の上げ幅は1000円を超えた。
日経平均は心理的な節目の38000円台を捉えるなど、一段と騰勢を強めている。
「足元の水準である37000円台は累積売買代金の多い価格帯ではなく真空地帯のた
め、少量の買いでも日経平均は上げ基調になる」とされ、一段と先高期待は高まっ
ている。一方、米CPIについては、小幅な減速が想定されている。最近の米国の経済
指標は想定外の強さが目立っており、CPIの結果を受けた市場反応が注目されよう。
日経平均 37,963.97 +1,066.55 (+2.89%)
TOPIX 2,612.03 +54.15 (+2.12%)
騰落レシオ(25日) 109.47
SOX指数 4560.04 -7.26 (-0.16%) (2024-2-12 17:15)
監視銘柄
(4503)アステラス製薬 1655 +39.5 (+2.45%)
(7203)トヨタ自動車 3456 +133 (+4.00%)
(3003)ヒューリック 1550.5 -3 (-0.19%)
(9432)NTT 181 +0.2 (+0.11%)
(5019)出光興産 831 +9.6 (+1.17%)
(8766)東京海上 4277 +424 (+11.00%)
(8252)丸井G 2479 +8 (+0.32%)
(8593)三菱HCキャピタル 1034.5 -8 (-0.77%)
(7182)ゆちょ銀行 1480 +12.5 (+0.85%)
(8306)三菱UFJ 1410.5 +24.5 (+1.77%)
(3105)日清紡HD 1275.5 -84 (-6.18%)
(9303)住友倉庫 2582 +15 (+0.58%)
(6503)三菱電機 20170.5 +78 (+3.73%)
(1911)住友林業 4271 +29 (+0.68%)
(7272)ヤマハ発 1470 +37.5 (+2.62%)
(6448)ブラザー 2653 +39 (+1.49%)
(8002)丸紅 2403 +32 (+1.35%)
(6141)DMG森精機 3323 +28 (+0.85%)
(7011)三菱重 10550 +325 (+3.18%)
取引 無
買付金額 7,818,018
評価損益合計 +8,987,960 (+114.96%)