2月14日の株

 日経平均は4営業日ぶりに反落。260.65円安の37703.32円(出来高概算19億株)で

取引を終えた。前日に今年最大の上げ幅を記録した反動や、前日の米国市場で主要

株価指数が下落したながれにより、先駆した銘柄を中心に利益確定の売りが先行し

て始まった。日経平均前場中盤にかけて37825.85円まで下げ幅を縮めたが、その

後は37700円を挟んだこう着。後場中盤にかけて37594.47円まで水準を切り下げた

が、年初からの上昇ピッチが速かっただけに、買い遅れている向きも多く、下値で

押し目を拾う動きもみられ、売り一巡後は下げ渋っていた。

 

 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1300を超え、全体の8割近くを占め

た。セクター別では、海運、その他製品など5業種が上昇。一方、パルプ紙、鉄鋼、

不動産、保険、電気ガスなど28業種が下落した。指数インパクトの大きいところで

は、ファーストリテ<9983>、アドバンテス<6857>、レーザーテック<6920>、スクリ

ン<7735>、第一三共<4568>がしっかりだった半面、ソフトバンクG<9984>、リクルー

トHD<6098>、東エレク<8035>、ファナック<6954>、ダイキン<6367>が軟調だった。

 

 前日の米国市場では、1月の消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回り、米国の

早期利下げ観測が後退。米長期金利が4.3%台へと上昇したため、金利動向に敏感な

グロース株中心に下落した。この流れを受けて値がさハイテク株中心に売りが先行

して始まった。また、アーム・ホールディングスが20%近く下落したことから、ソ

フトバンクGの利食いに向かわせた。ただ、売り一巡後はアドバンテスなど半導体

連株には、買い遅れている向きからの買いに切り返しており、全般にも好影響を与

えた。

 

 日経平均は前日に節目の38000円を回復したこともあり、当然の一服だろう。ま

た、下げの過程で心理的な節目の37500円での底堅さが意識されており、押し目買い

意欲は強いと感じる投資家もおり、相場の地合いは強いと言えよう。東京市場の中

長期的な上昇トレンドに変化はないとの見方は不変で、上値余地は依然として大き

いとの見方も出ている。目先は短期的な過熱感を冷ましながら、押し目を入れるタ

イミングを計りたいところだ。

 

日経平均   37,703.32    -260.65   (-0.69%)

TOPIX          2,584.59       -27.44    (-1.05%)

騰落レシオ(25日)  99.12

SOX指数 4,468.18   -91.86  (-2.01%)   (2024-2-13  17:15) 

 

監視銘柄

(4503)アステラス製薬  1666    +11    (+0.66%)

(7203)トヨタ自動車   3385   -71   (-2.05%)

(3003)ヒューリック   1510   -40.5   (-2.61%)

(9432)NTT   181.3    +0.3   (+0.17%) 

(5019)出光興産    848.6    +17.6    (+2.12%) 

(8766)東京海上   4125   -152   (-3.55%)

(8252)丸井G   2415   -64   (-2.58%)

(8593)三菱HCキャピタル   1018   -16.5    (-1.59%)

(7182)ゆちょ銀行   1481.5   +1.5   (+0.10%)

(8306)三菱UFJ   1409   -1.5   (-0.11%)

(3105)日清紡HD   1255   -20.5   (-1.61%)

(9303)住友倉庫   2552   -30   (-1.16%)

(6503)三菱電機   2124.5    -46   (-2.12%)

(1911)住友林業   4168    -103    (-2.41%)

(7272)ヤマハ発   1438   -32   (-2.18%) 

(6448)ブラザー   2563.5   -89.5   (-3.37%)

(8002)丸紅   2386   -17   (-0.71%)

(6141)DMG森精機   3249   -74   (-2.23%)

(7011)三菱重   10530   -20   (-0.19%)

 

取引  無

買付金額   7,818,018

評価損益合計   +8,705,668   (+111.35%)