日経平均は4営業日ぶりに反落。260.65円安の37703.32円(出来高概算19億株)で
取引を終えた。前日に今年最大の上げ幅を記録した反動や、前日の米国市場で主要
株価指数が下落したながれにより、先駆した銘柄を中心に利益確定の売りが先行し
て始まった。日経平均は前場中盤にかけて37825.85円まで下げ幅を縮めたが、その
後は37700円を挟んだこう着。後場中盤にかけて37594.47円まで水準を切り下げた
が、年初からの上昇ピッチが速かっただけに、買い遅れている向きも多く、下値で
は押し目を拾う動きもみられ、売り一巡後は下げ渋っていた。
東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1300を超え、全体の8割近くを占め
た。セクター別では、海運、その他製品など5業種が上昇。一方、パルプ紙、鉄鋼、
不動産、保険、電気ガスなど28業種が下落した。指数インパクトの大きいところで
は、ファーストリテ<9983>、アドバンテス<6857>、レーザーテック<6920>、スクリ
ン<7735>、第一三共<4568>がしっかりだった半面、ソフトバンクG<9984>、リクルー
トHD<6098>、東エレク<8035>、ファナック<6954>、ダイキン<6367>が軟調だった。
前日の米国市場では、1月の消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回り、米国の
早期利下げ観測が後退。米長期金利が4.3%台へと上昇したため、金利動向に敏感な
グロース株中心に下落した。この流れを受けて値がさハイテク株中心に売りが先行
して始まった。また、アーム・ホールディングスが20%近く下落したことから、ソ
フトバンクGの利食いに向かわせた。ただ、売り一巡後はアドバンテスなど半導体関
連株には、買い遅れている向きからの買いに切り返しており、全般にも好影響を与
えた。
日経平均は前日に節目の38000円を回復したこともあり、当然の一服だろう。ま
た、下げの過程で心理的な節目の37500円での底堅さが意識されており、押し目買い
意欲は強いと感じる投資家もおり、相場の地合いは強いと言えよう。東京市場の中
長期的な上昇トレンドに変化はないとの見方は不変で、上値余地は依然として大き
いとの見方も出ている。目先は短期的な過熱感を冷ましながら、押し目を入れるタ
イミングを計りたいところだ。
日経平均 37,703.32 -260.65 (-0.69%)
TOPIX 2,584.59 -27.44 (-1.05%)
騰落レシオ(25日) 99.12
SOX指数 4,468.18 -91.86 (-2.01%) (2024-2-13 17:15)
監視銘柄
(4503)アステラス製薬 1666 +11 (+0.66%)
(7203)トヨタ自動車 3385 -71 (-2.05%)
(3003)ヒューリック 1510 -40.5 (-2.61%)
(9432)NTT 181.3 +0.3 (+0.17%)
(5019)出光興産 848.6 +17.6 (+2.12%)
(8766)東京海上 4125 -152 (-3.55%)
(8252)丸井G 2415 -64 (-2.58%)
(8593)三菱HCキャピタル 1018 -16.5 (-1.59%)
(7182)ゆちょ銀行 1481.5 +1.5 (+0.10%)
(8306)三菱UFJ 1409 -1.5 (-0.11%)
(3105)日清紡HD 1255 -20.5 (-1.61%)
(9303)住友倉庫 2552 -30 (-1.16%)
(6503)三菱電機 2124.5 -46 (-2.12%)
(1911)住友林業 4168 -103 (-2.41%)
(7272)ヤマハ発 1438 -32 (-2.18%)
(6448)ブラザー 2563.5 -89.5 (-3.37%)
(8002)丸紅 2386 -17 (-0.71%)
(6141)DMG森精機 3249 -74 (-2.23%)
(7011)三菱重 10530 -20 (-0.19%)
取引 無
買付金額 7,818,018
評価損益合計 +8,705,668 (+111.35%)