12月21日の株

 日経平均は3日ぶりに大幅反落。535.47円安の33140.47円(出来高概算13億7000万

株)で取引を終えた。前日までの2日間で900円超上昇した反動に加え、前日の米国

市場で主要株価指数が下落したことから、主力株中心に幅広い銘柄に利益確定売り

が優勢となり、日経平均後場中盤にかけて下げ幅を広げ、33097.79円まで下押し

た。ただ、心理的な節目の33000円を目前に押し目を拾う動きもみられ、33100円台

でのもみ合いが続いた。

 

 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1300を超え、全体の8割近くを占め

た。セクター別では、海運、陸運の2業種を除く31業種が下落。輸送用機器、精密機

器、その他金融、証券商品先物の下落が際立っていた。指数インパクトの大きいと

ころでは、スズキ<7269>、資生堂<4911>、レーザーテック<6920>がしっかりだった

半面、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、テルモ<4543>、トヨタ<7203>が軟調だった。

 

 前日の米国市場は、消費関連統計の改善を背景に堅調に推移していたが、終盤に

かけて利益確定の動きが強まり、主要株価指数は下落。これを受けて東京市場でも

半導体関連などハイテク株に利食い売りが膨らんだ。また、トヨタ米子会社がエ

アバッグセンサーの不具合で100万台のリコールを発表したほか、子会社ダイハツ

不正問題が深刻化しているなか、大幅に反落したことが投資家心理の悪化につなが

った側面もあり、日経平均の下げ幅一時570円を超えた。

 

 日銀の金融政策決定会合の結果を受けて日経平均は大幅に上昇し、バブル崩壊

の戻り高値に接近していただけに、目先的な高値警戒感は拭えず、当然の一服とみ

るのが妥当だろう。また、年末にかけて株価が上昇するクリスマスラリーに対する

期待は根強いうえ、33000円台の相場レンジに切り上ってきており、戻り売りをこな

しながら、33000円台を固める展開に移行していくと考えられる。

 

日経平均   33,140.47    -535.47    (-1.59%)

TOPIX          2,325.98       -23.40    (-1.00%)

騰落レシオ(25日)  92.39 

 

監視銘柄

(4503)アステラス製薬  1653.5    -18.5    (-1.11%)

(7203)トヨタ自動車   2537.5   -106.5   (-4.03%)

(3003)ヒューリック   1476   -5.5   (-0.37%)

(9432)NTT   170.5    +1.2   (+0.71%) 

(5019)出光興産    3786    -75    (-1.94%)

(8766)東京海上   3450   -71   (-2.02%)

(8252)丸井G   2358   -15   (-0.63%)

(8593)三菱HCキャピタル   929.4    -7.8    (-0.83%)

(7182)ゆちょ銀行   1411.5   +4   (+0.28%)

(8306)三菱UFJ   1181.5   -6   (-0.51%)

(3105)日清紡HD   1106   -7   (-0.63%)

(9303)住友倉庫   2438   +14   (+0.58%)

(6503)三菱電機   2023    -13.5   (-0.66%)

(1911)住友林業   4219   -22   (-0.52%)

(7272)ヤマハ発   3875   -31   (-0.79%)

(6448)ブラザー   2285   -71   (-3.01%)

(8002)丸紅   2211   -38.5   (-1.71%)

(6141)DMG森精機   2682.5   +11   (+0.41%)

(9140)商船三井   4604   +111   (+2.47%)

 

取引  無

買付金額   7,818,018

評価損益合計   +7,453,205   (+95.33%)