日経平均は3日ぶりに大幅反落。535.47円安の33140.47円(出来高概算13億7000万
株)で取引を終えた。前日までの2日間で900円超上昇した反動に加え、前日の米国
市場で主要株価指数が下落したことから、主力株中心に幅広い銘柄に利益確定売り
が優勢となり、日経平均は後場中盤にかけて下げ幅を広げ、33097.79円まで下押し
た。ただ、心理的な節目の33000円を目前に押し目を拾う動きもみられ、33100円台
でのもみ合いが続いた。
東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1300を超え、全体の8割近くを占め
た。セクター別では、海運、陸運の2業種を除く31業種が下落。輸送用機器、精密機
器、その他金融、証券商品先物の下落が際立っていた。指数インパクトの大きいと
ころでは、スズキ<7269>、資生堂<4911>、レーザーテック<6920>がしっかりだった
半面、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、テルモ<4543>、トヨタ<7203>が軟調だった。
前日の米国市場は、消費関連統計の改善を背景に堅調に推移していたが、終盤に
かけて利益確定の動きが強まり、主要株価指数は下落。これを受けて東京市場でも
半導体関連などハイテク株に利食い売りが膨らんだ。また、トヨタは米子会社がエ
アバッグセンサーの不具合で100万台のリコールを発表したほか、子会社ダイハツの
不正問題が深刻化しているなか、大幅に反落したことが投資家心理の悪化につなが
った側面もあり、日経平均の下げ幅一時570円を超えた。
日銀の金融政策決定会合の結果を受けて日経平均は大幅に上昇し、バブル崩壊後
の戻り高値に接近していただけに、目先的な高値警戒感は拭えず、当然の一服とみ
るのが妥当だろう。また、年末にかけて株価が上昇するクリスマスラリーに対する
期待は根強いうえ、33000円台の相場レンジに切り上ってきており、戻り売りをこな
しながら、33000円台を固める展開に移行していくと考えられる。
日経平均 33,140.47 -535.47 (-1.59%)
TOPIX 2,325.98 -23.40 (-1.00%)
騰落レシオ(25日) 92.39
監視銘柄
(4503)アステラス製薬 1653.5 -18.5 (-1.11%)
(7203)トヨタ自動車 2537.5 -106.5 (-4.03%)
(3003)ヒューリック 1476 -5.5 (-0.37%)
(9432)NTT 170.5 +1.2 (+0.71%)
(5019)出光興産 3786 -75 (-1.94%)
(8766)東京海上 3450 -71 (-2.02%)
(8252)丸井G 2358 -15 (-0.63%)
(8593)三菱HCキャピタル 929.4 -7.8 (-0.83%)
(7182)ゆちょ銀行 1411.5 +4 (+0.28%)
(8306)三菱UFJ 1181.5 -6 (-0.51%)
(3105)日清紡HD 1106 -7 (-0.63%)
(9303)住友倉庫 2438 +14 (+0.58%)
(6503)三菱電機 2023 -13.5 (-0.66%)
(1911)住友林業 4219 -22 (-0.52%)
(7272)ヤマハ発 3875 -31 (-0.79%)
(6448)ブラザー 2285 -71 (-3.01%)
(8002)丸紅 2211 -38.5 (-1.71%)
(6141)DMG森精機 2682.5 +11 (+0.41%)
(9140)商船三井 4604 +111 (+2.47%)
取引 無
買付金額 7,818,018
評価損益合計 +7,453,205 (+95.33%)