9月5日の株

 日経平均は7日続伸。4日の米株式市場はレーバーデーの祝日に伴い休場。欧州株

式市場ではドイツDAXが-0.09%、英FTSE100が-0.15%、仏CAC40が-0.23%と全体的

に冴えない展開。前日までに6日続伸していた日経平均は2.23円高と続伸スタート。

取引開始直後には一時1カ月ぶりに33000円を回復したが、短期的な過熱感から失速

すると、次第に利益確定売りが優勢となり、32784.32円(154.86円安)まで下落す

る場面があった。その後は手掛かり材料難のなかしばらく一進一退。前日大きく上

昇した中国・香港株は下落していたが、後場に入ると、為替の円安進行を追い風に

日経平均は終盤にかけて水準を切り上げる展開となり、大引けにかけて再び33000円

を回復、この日の高値で取引を終えた。

 

 大引け日経平均は前日比97.58円高の33036.76円となった。東証プライム市場の

売買高は13億4779万株、売買代金は3兆4891億円だった。セクターでは精密機器、不

動産、鉱業が上昇率上位に並んだ一方、鉄鋼、金属製品、医薬品が下落率上位に並

んだ。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の59%、対して値下がり銘柄は36%

だった。

 

 手掛かり材料に乏しいなか、節目の33000円を回復したことから、短期的な達成感

が意識され、利食い売りが増えた。しかし、1ドル=146円台後半へと円安が進み日

本株の割安感から海外勢の買いは継続。個別では、日経平均に新規採用となったニ

トリHD<9843>が5%を超える上昇となった一方で、レーザーテック<6920>、メルカリ

<4385>は買いが続かなかった。そのほか、公募増資と新株予約権社債を組み合わ

せて2000億円規模の資金を調達する方針を固めたと伝わったJFE<5411>が大幅に下

落。

 

 三菱UFJ<8306>といった主力銘柄の値上がりが目立つ。このため、東京市場の上昇

基調は崩れていないと見る投資家が多い。ただ、米国では、5日に7月の製造業受

注、6日に8月のISM非製造業景況指数の発表が控える。米国のインフレが再び加速し

てしまうのかどうか確認したいと考える向きもいるだけに、次第に強弱感が対立し

てくる可能性はありそうだ。

 

日経平均   33,036.76    +97.58   (+0.30%)

TOPIX          2,377.85       +4.12     (+0.17%)

騰落レシオ(25日)  123.75

 

監視銘柄

(4503)アステラス製薬  2215.5   -3.5   (-0.16%)

(7203)トヨタ自動車   2589   -8.5   (-0.33%)

(3003)ヒューリック   1332.5   +8   (+0.60%)

(9432)NTT   168   -1.3   (-0.77%) 

(7189)西日本FH   1572   +3   (+0.19%)

(8766)東京海上   3304   -4   (-0.12%)

(8252)丸井G   2597.5   +18   (+0.70%)

(8593)三菱HCキャピタル   985.8   +7.6   (+0.78%)

(7182)ゆちょ銀行   1182.5   +0.5   (+0.04%)

(8306)三菱UFJ   1217.5   +3   (+0.25%)

(3105)日清紡HD   1117   +15.5   (+1.41%)

(9303)住友倉庫   2558   +4   (+0.16%)

(6503)三菱電機   1922.5   +3   (+0.16%)

(1911)住友林業   4151   -14   (-0.34%)

(5706)三井金属鉱業   3840   +16   (+0.42%)

(6448)ブラザー   2463.5   -10.5   (-0.42%)

(8002)丸紅   2487.5   +3.5   (+0.14%)

(6141)DMG森精機   2703.5   -20   (-0.73%)

(9140)商船三井   4292   +34   (+0.80%)

 

取引  無

買付金額   7,635,668

評価損益合計   +7,294,787   (+95.54%)