9月4日の株

日経平均は6営業日続伸。228.56円高の32939.18円(出来高概算13億3000万株)で

取引を終えた。前週末の米雇用統計を波乱なく通過したこともあり、シカゴ先物

サヤ寄せする格好から、買い先行で始まった。4日の米国市場はレイバーデーの祝日

で休場となるだけに、海外投資家の動きは鈍く、全体としてはこう着感が意識され

たが、週末の特別清算指数(SQ)算出日を意識した先物買いが大引けにかけて見ら

れたことから、日経平均は高値引けとなった。

 

 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1400を超え、全体の8割近くを占め

た。セクター別では、空運を除く32業種が上昇。鉄鋼、海運、輸送用機器、不動

産、銀行の上昇が目立っていた。

 

 前週末の米国市場は、この日発表された雇用統計で、失業率の悪化などからイン

フレ減速への期待が高まり、株式市場では買い安心感につながり、NYダウは上昇し

た。東京市場も主力株中心に投資資金がシフトしたほか、円相場が1ドル=146円台

前半へと円安に振れていることもあり、自動車や機械株などの支援材料になってい

た。海運や銀行といった低PBR(株価純資産倍率)などのバリュー株に投資マネーが

シフトし、全般は狭いレンジ内の動きではあったがじり高基調となった。

 

 TOPIXが連日でバブル崩壊後の戻り高値を更新している。国内でのデフレ脱却への

期待も底流にあり、先高期待感は日に日に高まってきているようだ。ただ、今週末

に9月限の先物・オプションの特別清算指数(SQ)算出日を控えているだけに、SQを

意識した先物への売買で大きく振らされる危険性は残る。ただし、節目の33000円が

射程に入ってきており、ショートカバーの動きを強めてくる可能性がありそうだ。

 

日経平均   32,939.18    +228.56   (+0.70%)

TOPIX          2,7373.73       +23.98     (+1.02%)

騰落レシオ(25日)  128.56

 

監視銘柄

(4503)アステラス製薬  2219   +19   (+0.86%)

(7203)トヨタ自動車   2597.5   +78   (+3.10%)

(3003)ヒューリック   1324.5   +10   (+0.76%)

(9432)NTT   169.3   +0.7   (+0.42%) 

(7189)西日本FH   1569   +34   (+2.21%)

(8766)東京海上   3308   +45   (+1.38%)

(8252)丸井G   2579.5   +16   (+0.62%)

(8593)三菱HCキャピタル   978.2   +17.4   (+1.81%)

(7182)ゆちょ銀行   1182   +6.5   (+0.55%)

(8306)三菱UFJ   1214.5   +31.5   (+2.66%)

(3105)日清紡HD   1101.5   +10.5   (+0.96%)

(9303)住友倉庫   2554   +28   (+1.11%)

(6503)三菱電機   1919.5   +26   (+1.37%)

(1911)住友林業   4165   +20   (+0.48%)

(5706)三井金属鉱業   3824   +32   (+0.84%)

(6448)ブラザー   2474   -6.5   (-0.26%)

(8002)丸紅   2484   +64.5   (+2.67%)

(6141)DMG森精機   2723.5   +13.5   (+0.50%)

(9140)商船三井   4258   +134   (+3.25%)

 

取引  無

買付金額   7,635,668

評価損益合計   +7,286,470   (+95.43%)