東京証券取引所が29日に発表した6月第3週(6月19~23日)の投資部門別売買動向は、現物の海外投資家が3604億9263万円と13週ぶりの売り越しとなった。前週は6414億3259万円の買い越しだった。先物ベース(日経225とTOPIXの先物・mini合計)では外国人は586億円の買い越し。現物・先物の合計では3018億円と2週連続の売り越しとなった。前週は157億円の売り越しだった。
現物での個人投資家は3446億3823万円と3週ぶりの買い越し。信託銀行は4074億8643万円と13週連続で売り越した。事業法人は642億7268万円と9週連続で買い越した。
東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄1000に迫り、全体の過半数を占めた。セ
クター別では、銀行、精密機器、電気機器、非鉄金属など8業種が上昇。一方、パルプ
紙、食料品、海運、ゴム製品など25業種が下落した。
米半導体大手マイクロン・テクノロジーが6-8月期の強気な売上高見通しを示した。
これを受けて時間外取引で同社株が2%超上昇したことが東京市場のハイテク株への安
心感につながった。また、FRBのストレステスト(健全性審査)に参加した米銀23行全行
が審査合格となったことで、国内の銀行セクターにとってポジティブに作用するとの
思惑からメガバンク株にも買いが波及した。
日経平均は前場終盤に先物主導で上げ幅を縮める場面があった。特段悪材料が出た
訳ではなく、短期筋による動きが主体との見方が多い。また、心理的な節目の33500円
を突破したことで戻り待ちの売りなども控えていたようだ。一方、チャート面では14
日から23日まで33200円程度が下値支持ラインとして意識されていただけに、この水準
を上回って引けたことで、日経平均は再び上値追いの動きにつながると先行きを期待
する声も聞かれる。ただ、来週は3日に日銀の全国企業短期経済観測調査(短観)、米
国ではISM製造業・非製造業景況指数、雇用統計といった重要経済指標の発表が控える
だけに、短期筋の動向にらみの展開が続きそうだ。
日経平均 33,234.14 +40.15 (+0.12%)
騰落レシオ(25日) 113.00
監視銘柄
(4503)アステラス製薬 2156 +36.5 (+1.66%)
(7203)トヨタ自動車 2295.5 -4.5 (-0.20%)
(3003)ヒューリック 1239 -24 (-1.90%)
(9432)NTT 171.2 -5 (-2.84%)
(7189)西日本FH 1266 -14 (-1.09%)
(8766)東京海上 3326 -13 (-0.39%)
(8795)T&DHD 2121 -6 (-0.28%)
(8593)三菱HCキャピタル 853.7 -3.2 (-0.37%)
(7182)ゆちょ銀行 1125.5 -4.5 (-0.40%)
(8306)三菱UFJ 1066.5 +32.5 (+3.14%)
(3105)日清紡HD 1197 +56 (+4.91%)
(9303)住友倉庫 2384 -8 (-0.33%)
(6503)三菱電機 2003.5 +2 (+0.10%)
(1911)住友林業 3488 -65 (-1.83%)
(5706)三井金属鉱業 3288 -20 (-0.60%)
(6448)ブラザー 2131 -44 (-2.02%)
(8002)丸紅 2488 -9 (-0.36%)
(6141)DMG森精機 2478 -47 (-1.86%)
(9140)商船三井 3430 -56 (-1.61%)
取引 無
買付金額 7,499,478
評価損益合計 +7,499,476 (+100.26%)