23日の東京株式市場で日経平均株価は大幅続落。相場をけん引してきた商社株などに利益確定売りが優勢となり、一時下げ幅は600円を超すなど軟調に推移した。
大引けの日経平均株価は前日比483円34銭安の3万2781円54銭。プライム市場の売買高概算は15億8845万株。売買代金概算は4兆4312億円となった。値上がり銘柄数は325と全体の約18%、値下がり銘柄数は1456、変わらずは52銘柄だった。
前日の米株式市場では、NYダウが小幅に下落したものの、ハイテク株は堅調でナスダック指数は上昇した。為替も1ドル=143円台へ円安が進行した。これを受け、東京市場も朝方は買いが先行する展開。日経平均株価は一時200円を超える上昇となった。しかし、買い一巡後は売りに押されマイナス圏に下落。後場に入り下げ幅は拡大し一時690円近い下落となった。海外投資家が先物を中心に売りを入れたとの見方も広がり、相場をけん引してきた商社株は軒並み安となるなど主力株が売られた。引けにかけ下げ幅はやや縮小した。
日経平均は、前日の米ハイテク株高の流れを引き継いで193円高と、底堅くスター
ト。ただ、買いの勢いは続かず前場中盤からは値を消し、マイナス圏に沈んだ。株高をけん引してきた指数寄与度の大きい銘柄や主力株の下押し圧力が強まった。後場には一段と下げ幅を広げ、一時689円安の3万2575円56銭まで下落した。
市場では、ノルウェー中銀や英中銀など海外中銀による大幅利上げを受けて、マーケ
ットのリスクオフムードが高まったとの指摘があった。海外の機関投資家などによる半期の決算を意識したポジション調整が出たとの意見が聞かれたほか「6月末を控えて年金のリバランスに絡んだ売りも出ているのではないか」との見方が示された。
一方、日本株を取り巻く環境が急速に悪化したわけではなく、調整が一巡した後は底
堅い展開を見込む意見も聞かれた。「目先2カ月程度の日経平均は足元の3万2800円近辺を中心として、3万1000―3万3500円程度で推移するのではないか」という。
TOPIXは1.38%安の2264.73ポイントで取引を終了。東証プライム市
場指数は1.38%安の1165.41ポイントだった。東証33業種では、電気・ガス、食料品以外の31業種が値下がり。卸売、非鉄金属、輸送用機器などが下落率上位に並んだ。
日経平均 32,781.54 -483.34 (-1.45%)
騰落レシオ(25日) 104.75
監視銘柄
(4503)アステラス製薬 2195 -10.5 (-0.48%)
(7203)トヨタ自動車 2199.5 -41 (-1.83%)
(3003)ヒューリック 1248 -13.5 (-1.07%)
(9432)NTT 4120 -17 (-0.41%)
(7189)西日本FH 1253 +24 (+1.95%)
(8766)東京海上 3316 -49 (-1.46%)
(8795)T&DHD 2090.5 -22 (-1.04%)
(8593)三菱HCキャピタル 844.9 -12.2 (-1.42%)
(7182)ゆちょ銀行 1124 -3 (-0.27%)
(8306)三菱UFJ 1017 -16.5 (-1.60%)
(3105)日清紡HD 1127.5 -17 (-1.49%)
(9303)住友倉庫 2356 -27 (-1.13%)
(6503)三菱電機 1986.5 -59 (-2.88%)
(1911)住友林業 3468 -67 (-1.90%)
(5706)三井金属鉱業 3278 -42 (-1.27%)
(6448)ブラザー 2176.5 -37.5 (-1.69%)
(8002)丸紅 2545 -90 (-3.42%)
(6141)DMG森精機 2490 -44.5 (-1.76)
(9140)商船三井 3319 0 (0.00%)
取引 (8002)丸紅 2648.6 100株 買
評価損益合計 +7,401,353 (+100.00%)