日経平均は3日ぶり反落。21日の米株式市場でダウ平均は102.35ドル安と3日続落。
パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が下院での議会証言で年内の追加利上げの必
要性を再表明したことが嫌気された。また、金利先高観に伴うハイテク売りが全体の
重しになった。ナスダック総合指数は−1.20%と3日続落、フィラデルフィア半導体株
指数(SOX)は−2.68%と大幅に4日続落した。米株安を受けて日経平均は137.13円安
からスタート。一方、海外投資家や買い遅れた投資家による押し目買いで日経平均は
即座に下げ渋ると前場は前日終値を挟んだ一進一退となった。しかし、午後中ごろか
らは指数寄与度の大きいハイテク・グロース株を中心に一段と売りが広がり、日経平
均は終盤にかけて下げ幅を広げる展開となった。
大引けの日経平均は前日比310.26円安の33264.88円となった。東証プライム市場の
売買高は14億5273万株、売買代金は4兆941億円だった。セクターでは電気機器、精密
機器、機械が下落率上位に並んだ一方、その他金融、銀行、卸売が上昇率上位に並ん
だ。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の53%、対して値上がり銘柄は44%だっ
た。
日経平均は安く寄り付いた後、一時プラスに浮上したが上値は重く、長続きしなかっ
た。前日の米国市場でハイテク株安となった流れを受け、指数寄与度の大きい半導体関連株が軟調となり、指数を押し下げた。時間外取引の米株先物の軟調な値動きも重しとなり、午後に入って下げ幅を広げた。
一方、内需株の一角は小じっかりだったほか、金融株や商社株の物色も目立った。市
場では、出遅れ銘柄に資金が流れる循環物色が進んでいるとみられており、半導体関連など一部のセクターに偏った株高が修正されることで下値が固まり、上昇相場の持続力につながるとの見方も聞かれた。TOPIXグロース指数の0.62%安に対し、同バリュー指数は0.74%高だった。
市場では「日銀の緩和政策は早期に大きく変わらないだろうし、海外勢も日本のデフ
レ脱却の織り込みの初期段階にある。企業業績も安定的で、基本的にはまだ強気でみている」との声があった。
日経平均 33,264.88 -310.26 (-0.92%)
騰落レシオ(25日) 109.59
監視銘柄
(4503)アステラス製薬 2205.5 +1 (+0.05%)
(7203)トヨタ自動車 2240.5 +22 (+0.99%)
(3003)ヒューリック 1261.5 +12 (+0.96%)
(9433)KDDI 4457 +54 (+1.23%)
(9432)NTT 4137 +22 (+0.53%)
(7189)西日本FH 1229 +27 (+2.25%)
(8766)東京海上 3365 +56 (+1.69%)
(8593)三菱HCキャピタル 857.1 +29.1 (+3.51%)
(7182)ゆちょ銀行 1127 -0.5 (-0.04%)
(1928)積水ハウス 2832.5 +66 (+2.40%)
(4005)住友化学 430.3 -2.5 (-0.58%)
(5929)ENEOS 484.7 +3 (+0.62%)
(3105)日清紡HD 1144.5 +12 (+1.06%)
(9303)住友倉庫 2383 +22 (+0.93%)
(6503)三菱電機 2045.5 +26 (+1.29%)
(1911)住友林業 3535 +65 (+1.87%)
(5706)三井金属鉱業 3320 -17 (-0.51%)
(5713)住友金属鉱山 4738 -1 (-0.02%)
(6448)ブラザー 2214 -3 (-0.14%)
取引 (8593)三菱HCキャピタル 856.5 100株 買
評価損益合計 +7,822,452 (+109.62%)