6月22日の株

日経平均は3日ぶり反落。21日の米株式市場でダウ平均は102.35ドル安と3日続落。

パウエル連邦準備制度理事会FRB)議長が下院での議会証言で年内の追加利上げの必

要性を再表明したことが嫌気された。また、金利先高観に伴うハイテク売りが全体の

重しになった。ナスダック総合指数は−1.20%と3日続落、フィラデルフィア半導体

指数(SOX)は−2.68%と大幅に4日続落した。米株安を受けて日経平均は137.13円安

からスタート。一方、海外投資家や買い遅れた投資家による押し目買いで日経平均

即座に下げ渋ると前場は前日終値を挟んだ一進一退となった。しかし、午後中ごろか

らは指数寄与度の大きいハイテク・グロース株を中心に一段と売りが広がり、日経平

均は終盤にかけて下げ幅を広げる展開となった。

 

 大引け日経平均は前日比310.26円安の33264.88円となった。東証プライム市場の

売買高は14億5273万株、売買代金は4兆941億円だった。セクターでは電気機器、精密

機器、機械が下落率上位に並んだ一方、その他金融、銀行、卸売が上昇率上位に並ん

だ。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の53%、対して値上がり銘柄は44%だっ

た。

 

日経平均は安く寄り付いた後、一時プラスに浮上したが上値は重く、長続きしなかっ

た。前日の米国市場でハイテク株安となった流れを受け、指数寄与度の大きい半導体関連株が軟調となり、指数を押し下げた。時間外取引の米株先物軟調な値動きも重しとなり、午後に入って下げ幅を広げた。

一方、内需株の一角は小じっかりだったほか、金融株や商社株の物色も目立った。市

場では、出遅れ銘柄に資金が流れる循環物色が進んでいるとみられており、半導体関連など一部のセクターに偏った株高が修正されることで下値が固まり、上昇相場の持続力につながるとの見方も聞かれた。TOPIXグロース指数の0.62%安に対し、同バリュー指数は0.74%高だった。

市場では「日銀の緩和政策は早期に大きく変わらないだろうし、海外勢も日本のデフ

レ脱却の織り込みの初期段階にある。企業業績も安定的で、基本的にはまだ強気でみている」との声があった。

 

日経平均   33,264.88     -310.26   (-0.92%)

騰落レシオ(25日)  109.59

 

監視銘柄

(4503)アステラス製薬  2205.5   +1   (+0.05%)

(7203)トヨタ自動車   2240.5   +22   (+0.99%)

(3003)ヒューリック   1261.5   +12   (+0.96%)

(9433)KDDI   4457   +54   (+1.23%)

(9432)NTT   4137   +22   (+0.53%)

(7189)西日本FH   1229   +27   (+2.25%)

(8766)東京海上   3365   +56   (+1.69%)

(8593)三菱HCキャピタル   857.1   +29.1   (+3.51%)

(7182)ゆちょ銀行   1127   -0.5   (-0.04%)

(1928)積水ハウス   2832.5   +66   (+2.40%)

(4005)住友化学   430.3   -2.5   (-0.58%)

(5929)ENEOS   484.7   +3   (+0.62%)

(3105)日清紡HD   1144.5   +12   (+1.06%)

(9303)住友倉庫   2383   +22   (+0.93%)

(6503)三菱電機   2045.5  +26   (+1.29%)

(1911)住友林業   3535   +65   (+1.87%)

(5706)三井金属鉱業   3320   -17   (-0.51%)

(5713)住友金属鉱山   4738   -1   (-0.02%)

(6448)ブラザー   2214   -3   (-0.14%)

 

取引  (8593)三菱HCキャピタル   856.5   100株   買

 

評価損益合計   +7,822,452   (+109.62%)