26日の東京株式市場は、前週末の欧米株安を受けリスク回避の売りが先行したが、その後は押し目買いで下げ渋り、一時は上昇に転じる場面もあった。
大引けの日経平均株価は前営業日比82円73銭安の3万2698円81銭と3日続落。プライム市場の売買高概算は11億7024万株、売買代金概算は3兆2603億円。値上がり銘柄数は632、対して値下がり銘柄数は1134、変わらずは68銘柄だった。
きょうの東京市場は引き続き利食い急ぎの動きが日経平均の上値を押さえる展開となった。これまで相場の牽引役を担っていた半導体関連の主力銘柄が大きく売り込まれた一方、半導体材料メーカーが軒並み値を飛ばすなど同じセクターでも強弱観が錯綜する地合いとなった。前週末の欧州株市場がほぼ全面安に売られたことで、目先スピード調整の売りがかさみ、朝方は400円近く下げる場面もあった。ただ、その後は米株価指数先物の上昇や為替市場での円安を横目に下値抵抗力を発揮し、一時は大きく切り返しプラス圏に転じる局面もあった。個別株でみると値下がり銘柄数が全体の62%を占めたが、業種別では33業種中17業種が値上がりするなど過半を占めている。全体売買代金は3兆2000億円台と最近ではやや低調だった。
市場からは「月末の年金リバランス売りや、来月早々のETF(上場投資信託)の分配金捻出に伴う売りが警戒され、重しとなっている。ただ、先高観から押し目買いも入り、後場の下値は限定的だ」との声が聞かれた。
日経平均 32,698.81 -82.73 (-0.25%)
騰落レシオ(25日) 99.19
監視銘柄
(4503)アステラス製薬 2189 -6 (-0.27%)
(7203)トヨタ自動車 2221 +21.5 (+0.98%)
(3003)ヒューリック 1250.5 +2.5 (+0.20%)
(9432)NTT 4132 +12 (+0.29%)
(7189)西日本FH 1237 -16 (-1.28%)
(8766)東京海上 3285 -31 (-0.93%)
(8795)T&DHD 2088 -2.5 (-0.12%)
(8593)三菱HCキャピタル 839.2 -5.7 (-0.67%)
(7182)ゆちょ銀行 1124.5 +0.5 (+0.04%)
(8306)三菱UFJ 1006.5 -10.5 (-1.03%)
(3105)日清紡HD 1122 -5.5 (-0.49%)
(9303)住友倉庫 2376 +20 (+0.85%)
(6503)三菱電機 1972.5 -14 (-0.70%)
(1911)住友林業 3452 -16 (-0.46%)
(5706)三井金属鉱業 3297 +19 (+0.58%)
(6448)ブラザー 2173.5 -3 (-0.14%)
(8002)丸紅 2488.5 -56.5 (-2.22%)
(6141)DMG森精機 2485 -5 (-0.20)
(9140)商船三井 3405 +86 (+2.59%)
取引 (3402)東レ 789.9 100株 買
評価損益合計 +7,304,109 (+97.65%)