26日後場の日経平均株価は前日比203円60銭安の2万8416円47銭と3ぶりに大幅反落。2万8500円割れは14日以来8営業日ぶり。
朝方は、売りが先行した。米中堅銀行ファースト・リパブリック・バンクの大規模な預金流出が明らかとなり、経営不安などから25日の米国株式が下落。円高・ドル安も重しとなり、日経平均は前場早々にいったん2万8400円を下回った。その後、時間外取引での米株価指数先物高を支えに下げ渋る場面もあったが、買いは続かず、再び軟化。利益確定売りに一段安となり、後場前半には2万8319円77銭まで下押しした。一巡後は、再び持ち直したが、戻りは限定され、大引けにかけて2万8400円台前半で停滞した。
東証業種別株価指数(全33業種)では、銀行、証券商品先物、機械など29業種が値下がりし、建設、食料品など4業種が値下がりした。東証プライム銘柄の82.5%が下落した。
東証プライムの出来高は11億990万株、売買代金は2兆7267億円。騰落銘柄数は値上がり273銘柄、値下がり銘柄1516銘柄、変わらず57銘柄。
今日の東京市場はリスク回避ムードの強い地合いで、日経平均は下値を試す展開となり、下げ幅は一時300円に達する場面もあった。前日の米国株市場でNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに大きく下げたことで、投資家野心が冷やされた。プライム市場の騰落レシオが高水準となっていたこともあり、主力株中心に広範囲に利食い急ぎの売りが表面化している。米地銀の預金流出を嫌気して金融株に売りが波及、半導体関連株への売りも目立つ状況にある。外国為替市場でドル安・円高に振れたことも買い手控えムードを助長した。
監視銘柄
(4503)アステラス製薬 1989.5 -27 (-1.34%)
(7203)トヨタ自動車 1803.5 +3.5 (+0.19%)
(3003)ヒューリック 1149 +1 (+0.09%)
(9433)KDDI 4164 +27 (+0.65%)
(9432)NTT 4084 +1 (+0.02%)
(7189)西日本FH 1086 -40 (-3.55%)
(8766)東京海上 2669 -21 (-0.78%)
(8593)三菱HCキャピタル 695 -4 (-0.57%)
(6178)日本郵政 1106 -15 (-1.34%)
(1928)積水ハウス 2746.5 0 (0.00%)
(4005)住友化学 453 -2 (-0.44%)
(5929)ENEOS 475.6 +0.2 (+0.04%)
(5334)日特殊陶 2763 -47 (-1.67%)
(9303)住友倉庫 2257 +1 (+0.04%)
(6503)三菱電機 1658 -25 (-1.49%)
(1911)住友林業 2833 +1 (+0.04%)
(5706)三井金属鉱業 3190 -5 (-0.16%)
(5713)住友金属鉱山 5000 -72 (-1.42%)
取引 無
評価損益合計 +715,147 (+28.30%)