25日の東京株式市場は売り買い交錯のなかも買いが優勢で、日経平均株価は小幅ながら上値指向を維持した。ただ、2万8000円台後半は上値の重さが目立つ。
大引けの日経平均株価は前営業日比26円55銭高の2万8620円07銭と小幅続伸。プライム市場の売買高概算は9億6206万株、売買代金概算は2兆3472億円。値上がり銘柄数は1079,対して値下がり銘柄数は666,変わらずは91銘柄だった。
今日の東京市場は朝方から買い優勢の展開で、日経平均は寄り後早々に200円以上高い場面があったが、その後は上値の重さが露呈した。前日の欧州株市場では主要国の株価指数が総じて軟調だったほか、米国株市場でもNYダウは上昇したものの、ナスダック総合株価指数は安く引けるなどちぐはぐな値動きとなり、東京市場でも方向感がつかみにくかった。米地銀のファースト・リパブリック・バンクが1ー3月期に巨額の預金流出が発生したことを明らかにし、時間外で大きく売られたこともあって、市場のセンチメントを冷やす形になった。ただ、後場は日経平均が上げ幅を一貫して縮小させたものの、プラス圏は維持した状態で取引を終えている。値上がり銘柄数はプライム市場の役6割を占めた。
日経平均とプライム市場の騰落レシオはともに146%台に達している。”騰落レシオは嘘をつかない”という。140%を超えた水準は天井圏であり、強気相場の余熱で上値指向を維持してもトレンドが反転するまでににそう時間はかからない。
監視銘柄
(4503)アステラス製薬 2016.5 +4.5 (+0.22%)
(7203)トヨタ自動車 1800 +2 (+0.11%)
(3003)ヒューリック 1148 +8 (+0.70%)
(9433)KDDI 4137 +22 (+0.53%)
(9432)NTT 4083 +43 (+1.06%)
(7189)西日本FH 1126 +11 (+0.99%)
(8766)東京海上 2690 +14 (+0.52%)
(8593)三菱HCキャピタル 699 +3 (+0.43%)
(6178)日本郵政 1121 +9 (+0.81%)
(1928)積水ハウス 2746.5 -7.5 (-0.27%)
(4005)住友化学 455 -1 (-0.22%)
(5929)ENEOS 475.4 +1.3 (+0.27%)
(5334)日特殊陶 2810 +28 (+1.01%)
(9303)住友倉庫 2256 -5 (-0.22%)
(6503)三菱電機 1683 +53.5 (+3.28%)
(1911)住友林業 2832 -27 (-0.94%)
(5706)三井金属鉱業 3195 -35 (-1.08%)
(5713)住友金属鉱山 5072 -49 (-0.96%)
取引 無
評価損益合計 +739,192 (+29.25%)