東京株式市場で日経平均は、前営業日比160円48銭安の3万2538円33銭と4日続落して取引を終えた。
年金基金などのリバランス(資産の再配分)売りを中心に需給環境が良くない中で、春先からの上昇を受けた高値警戒感は根強く、利益確定売りが出やすかった。今年初めての4日続落となった。
日経平均は68円安でスタートした後もマイナス圏での値動きが続き、一時391円
安の3万2306円99銭に下落した。前日の米ハイテク株安が嫌気される中、グロース株の売りが目立った。TOPIXバリュー指数の0.07%安に対し、同グロース指数は0.5%安だった。
リバランス売りを中心に需給の良くない環境が続いている。加えて7月には、ETF
(上場投資信託)の分配金支払いに伴う換金売りも控えている。「自社株買いが少ない週でもあり買い需要が足りない。高値警戒感が根強いこともあって利益確定売りに押された」という。
東証が2014年に公表したガイドラインでは、決算期末日以前の5営業日に維持的
買い付けや買い上がりなど、株価を意識したと思われる自己株式の買い付けがあるかどうかを「注視している」としており「事実上の禁止」と市場では捉えられている。
一方、春先からの上昇局面で買い遅れた投資家は少なくないとされ、下値では押し目
買いが入って下げ渋った。「需給悪を抜ければ株高が再開する と期待している投資家は少なくない」との見方があった。
TOPIXは0.28%安の2253.81ポイントで取引を終えた。東証プライム
市場指数は前営業日比0.29%安の1159.8ポイントだった。プライム市場の売買代金は3兆4387億8900万円だった。東証33業種では、値上がりは海運や石油・石炭製品、空運など13業種で、値下がりは医薬品や精密機器、不動産など20業種だっ
た。
日経平均 32,538.33 -160.48 (-0.49%)
騰落レシオ(25日) 102.46
監視銘柄
(4503)アステラス製薬 2162.5 -26.5 (-1.21%)
(7203)トヨタ自動車 2237 +16 (+0.72%)
(3003)ヒューリック 1243 -7.5 (-0.60%)
(9432)NTT 4186 +54 (+1.31%)
(7189)西日本FH 1250 +13 (+1.05%)
(8766)東京海上 3286 +1 (+0.03%)
(8795)T&DHD 2099.5 +11.5 (+0.55%)
(8593)三菱HCキャピタル 839.2 0 (0.00%)
(7182)ゆちょ銀行 1119 -5.5 (-0.49%)
(8306)三菱UFJ 1018.5 +12 (+1.19%)
(3105)日清紡HD 1124.5 +2.5 (+0.22%)
(9303)住友倉庫 2380 +4 (+0.17%)
(6503)三菱電機 1965.5 -7 (-0.35%)
(1911)住友林業 3446 -6 (-0.17%)
(5706)三井金属鉱業 3276 -21 (-0.64%)
(6448)ブラザー 2149 -24.5 (-1.13%)
(8002)丸紅 2424 -64.5 (-2.59%)
(6141)DMG森精機 2451 -34 (-1.37)
(9140)商船三井 3510 +105 (+3.08%)
取引 無
評価損益合計 +7,249,960 (+96.92%)