6月27日の株

東京株式市場で日経平均は、前営業日比160円48銭安の3万2538円33銭と4日続落して取引を終えた。

 

年金基金などのリバランス(資産の再配分)売りを中心に需給環境が良くない中で、春先からの上昇を受けた高値警戒感は根強く、利益確定売りが出やすかった。今年初めての4日続落となった。

日経平均は68円安でスタートした後もマイナス圏での値動きが続き、一時391円

安の3万2306円99銭に下落した。前日の米ハイテク株安が嫌気される中、グロース株の売りが目立った。TOPIXバリュー指数の0.07%安に対し、同グロース指数は0.5%安だった。

 

リバランス売りを中心に需給の良くない環境が続いている。加えて7月には、ETF

(上場投資信託)の分配金支払いに伴う換金売りも控えている。「自社株買いが少ない週でもあり買い需要が足りない。高値警戒感が根強いこともあって利益確定売りに押された」という。

東証が2014年に公表したガイドラインでは、決算期末日以前の5営業日に維持的

買い付けや買い上がりなど、株価を意識したと思われる自己株式の買い付けがあるかどうかを「注視している」としており「事実上の禁止」と市場では捉えられている。

一方、春先からの上昇局面で買い遅れた投資家は少なくないとされ、下値では押し目

買いが入って下げ渋った。「需給悪を抜ければ株高が再開する と期待している投資家は少なくない」との見方があった。

 

TOPIXは0.28%安の2253.81ポイントで取引を終えた。東証プライム

市場指数は前営業日比0.29%安の1159.8ポイントだった。プライム市場の売買代金は3兆4387億8900万円だった。東証33業種では、値上がりは海運や石油・石炭製品、空運など13業種で、値下がりは医薬品や精密機器、不動産など20業種だっ

た。

 

日経平均   32,538.33     -160.48   (-0.49%)

騰落レシオ(25日)  102.46

 

監視銘柄

(4503)アステラス製薬  2162.5   -26.5   (-1.21%)

(7203)トヨタ自動車   2237   +16   (+0.72%)

(3003)ヒューリック   1243   -7.5   (-0.60%)

(9432)NTT   4186   +54   (+1.31%)

(7189)西日本FH   1250   +13   (+1.05%)

(8766)東京海上   3286   +1   (+0.03%)

(8795)T&DHD   2099.5   +11.5   (+0.55%)

(8593)三菱HCキャピタル   839.2   0   (0.00%)

(7182)ゆちょ銀行   1119   -5.5   (-0.49%)

(8306)三菱UFJ   1018.5   +12   (+1.19%)

(3105)日清紡HD   1124.5   +2.5   (+0.22%)

(9303)住友倉庫   2380   +4   (+0.17%)

(6503)三菱電機   1965.5  -7   (-0.35%)

(1911)住友林業   3446   -6   (-0.17%)

(5706)三井金属鉱業   3276   -21   (-0.64%)

(6448)ブラザー   2149   -24.5   (-1.13%)

(8002)丸紅   2424   -64.5   (-2.59%)

(6141)DMG森精機   2451   -34   (-1.37)

(9140)商船三井   3510   +105   (+3.08%)

 

取引  無

 

評価損益合計   +7,249,960   (+96.92%)