きょうの東京市場は朝方から買いが先行し途中伸び悩む場面はあったものの、終始3万3000円台をキープし、取引終盤に上げ足を強めた。前日の欧州株市場では主要国の株価指数が総じて軟調だったほか、米国株市場でも長期金利の上昇を嫌気して、NYダウが200ドル近い下げをみせた。足もとで原油価格が高騰するなか、インフレ警戒感が再燃、FRBによる金融引き締め長期化への懸念が重荷となった。しかし、日米金利差拡大を背景に外国為替市場でドル買い・円売りの動きが強まり、1ドル=147円台後半まで円安が進んだことで、東京市場では輸出セクター中心に株価の下支え材料となった。ただ、アジア株が総じて軟調な推移となっており、東京市場も取り立てて買い材料はなく。先物主導のインデックス買いの影響が大きかったようだ。値上がり銘柄数もプライム市場全体の53%にとどまった。
5日の米株式市場でダウ平均は195.74ドル安と反落、ナスダック総合指数は-0.07%と小幅続落。サウジアラビアなどが原油の減産延長を発表、原油高によるインフレ長期化の懸念が浮上し、金利が上昇するなか売りが優勢となった。
一方、ハイテクは12日にイベントが開催されるアップルの新商品発表への期待から底く推移した。
前日の東京時間から1円近く進んだ円安・ドル高を追い風に日経平均は78.3円高からスタート。序盤から買いが先行し、前場中ごろには250円近く上げ幅を広げた。中国・香港株の下落を受けて上げ幅を縮める場面があったが、アジア市況が下げ渋るに伴い、再び騰勢を強めた。後場が始まってすぐに前場に付けた高値とほぼ同じ水準にまで上昇したが、その後は短期的な過熱感から伸び悩み、もみ合いが続いた。
大引けの日経平均は前日比204.26円高の33241.02円となった。東証プライム市場
の売買高は14億466万株、売買代金は3兆5433億円だった。セクターでは証券・商品
先物取引、輸送用機器、鉱業が上昇率上位に並んだ一方、海運、倉庫・運輸、食料
品が下落率上位に並んだ。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の53%、対して
値下がり銘柄は43%だった。
日経平均 33,241.02 +204.26 (+0.62%)
TOPIX 2,392.53 +14.68 (+0.62%)
騰落レシオ(25日) 122.75
監視銘柄
(4503)アステラス製薬 2223 +7.5 (+0.34%)
(7203)トヨタ自動車 2651 +62 (+2.39%)
(3003)ヒューリック 1336 +3.5 (+0.26%)
(9432)NTT 169.1 +1.1 (+0.65%)
(7189)西日本FH 1595 +23 (+1.46%)
(8766)東京海上 3340 +36 (+1.09%)
(8252)丸井G 2601 +3.5 (+0.13%)
(8593)三菱HCキャピタル 997.4 +11.6 (+1.18%)
(7182)ゆちょ銀行 1216.5 +34 (+2.88%)
(8306)三菱UFJ 1230 +12.5 (+1.03%)
(3105)日清紡HD 1124 +7 (+0.63%)
(9303)住友倉庫 2548 -10 (-0.39%)
(6503)三菱電機 1934.5 +12 (+0.62%)
(1911)住友林業 4021 -130 (-3.13%)
(5706)三井金属鉱業 3869 +29 (+0.76%)
(6448)ブラザー 2466 +2.5 (+0.10%)
(8002)丸紅 2476.5 -11 (-0.44%)
(6141)DMG森精機 2707 +3.5 (+0.13%)
(9140)商船三井 4259 -33 (-0.77%)
取引 無
買付金額 7,635,668
評価損益合計 +7,393,879 (+96.83%)