18日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり60銘柄、値下がり163銘
柄、変わらず2銘柄となった。
日経平均は3日続落。17日の米株式市場でダウ平均は290.91ドル安、ナスダック総
合指数は−1.17%とそれぞれ3日続落。中国・香港株の下げ止まりによる安心感から
買いが先行したが、製造業や雇用関連の指標が強く、30年債利回りが10年ぶりの水
準に達するなど金利上昇が重しになった。米ハイテク株安を嫌気し、日経平均は30
4.74円安からスタート。中国不動産大手の中国恒大集団が米国で破産申請したとの
報道も投資家心理を悪化させた。ただ、寄り付きとほぼ同時に31275.25円(350.75
円安)とこの日の安値を付けると、その後は急速に下げ渋った。中国人民銀行によ
る人民元安の下支え強化が安心感につながったようで、日経平均は前引け直前には
一時プラス圏に浮上する場面もあった。ただ、その後、中国・香港株が徐々に崩れ
大引けの日経平均は前日比175.24円安の31450.76円となった。東証プライム市場
の売買高は11億9796万株、売買代金は2兆8832億円だった。セクターでは電気・ガ
ス、小売、建設が下落率上位に並んだ一方、卸売、パルプ・紙、石油・石炭製品の
みが上昇した。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の79%、対して値上がり銘
柄は18%だった。
市場は引き続き、米中の景況感の行方をにらみながらの展開が続きそうだ。来週
はジャクソンホール会議が予定され、各国の金融政策の現状を確認したいと考える
向きが多く、利上げ長期化懸念が続くなら、グロース株中心に軟調な展開を余儀な
くされそうだ。また、中国の不動産リスクは恒大集団だけでなく、他にも広がりを
見せているだけに、今後連鎖破綻などが起きないか警戒が必要だろう。
日経平均 31,450.76 -175.24 (-0.55%)
騰落レシオ(25日) 103.47
監視銘柄
(4503)アステラス製薬 2231 -17 (-0.76%)
(7203)トヨタ自動車 2349 -28 (-1.18%)
(3003)ヒューリック 1234 -1.5 (-0.12%)
(9432)NTT 162.3 -0.9 (-0.55%)
(7189)西日本FH 1389 -21 (-1.49%)
(8766)東京海上 3146 -8 (-0.25%)
(8252)丸井G 2367 -43 (-1.78%)
(8593)三菱HCキャピタル 889.8 +5.5 (+0.62%)
(7182)ゆちょ銀行 1161 +3 (+0.26%)
(8306)三菱UFJ 1094.5 -4.5 (-0.41%)
(3105)日清紡HD 1083.5 +1 (+0.09%)
(9303)住友倉庫 2387 -9 (-0.38%)
(6503)三菱電機 1798 -16 (-0.88%)
(1911)住友林業 3891 -259 (-6.24%)
(5706)三井金属鉱業 3458 +28 (+0.82%)
(6448)ブラザー 2412.5 -55 (-2.23%)
(8002)丸紅 2315 +10.5 (+0.46%)
(6141)DMG森精機 2528.5 -64 (-2.47%)
(9140)商船三井 3965 +15 (+0.38%)
取引 (8002)丸紅 2313 10株 買
買付金額 7,635,668
評価損益合計 +6,282,250 (+82.28%)