7月10日の株

 10日の東京株式市場は方向感の見えにくい展開で、日経平均株価は右往左往。朝方取引開始直後は高くなったが、その後は売り優勢に傾き、後場再び戻りに転じる場面はあったものの、引けにかけて売り直された。

 

 大引け日経平均株価は前営業日比198円69銭安の3万2189円73銭と5日続落。プライム市場の売買高概算は15億1531万株、売買代金概算は3兆6945億円。値上がり銘柄数は932、対して値下がり銘柄数は814、変わらずは89銘柄だった。

 

 きょうの東京市場先物を絡め不安定な地合いで、日経平均は上下に荒い値動きとなった。前週末の米国株市場では6月の米雇用統計に注目が集まったが、雇用者数の増加幅が市場コンセンサスを下回った一方、平均時給の伸び率は予測を上回り、FRBによる利上げ長期化への懸念からNYダウが3日続落した。これを受けて、東京市場でも主力株中心に買い手控えムードとなった。外国為替市場でドル安・円高が進んだことも輸出株中心に下げを誘発、ETF分配金捻出のための売り圧力も意識され日経平均の下げは一時300円を超えた。更に今週発表される6月の米消費者物価指数(CPI)の結果を待ちたいという思惑も上値を重くした。ただ、時価総額上位の主力大型株中心の下げであり、個別株物色は依然として活発。値上がり銘柄数が900を超え、値下がり銘柄数を上回っている。

 

 東京市場の短期的な需給悪化要因はきょうで一巡するため、あす以降の需給改善を

見越した買いに日経平均は一時プラスに転じるなど日本株への先行き期待は依然とし

て高い。また、欧米の年金基金などが日本株を調査中との観測が広がっているほか、

国内の機関投資家など買い遅れている向きも少なくなく、押し目を拾う動きが想定さ

れる。ただ、今月下旬からは主要企業の決算が本格化する。業績改善への期待感が一

段と高まるなど新たなきっかけ材料待ちの状況のなか、レンジ内での往来相場が続き

そうだ。

 

日経平均   32,189.73     -198.69   (-0.61%)

騰落レシオ(25日)  99.75

 

監視銘柄

(4503)アステラス製薬  2038   -23   (-1.12%)

(7203)トヨタ自動車   2260   -39.5   (-1.72%)

(3003)ヒューリック   1212.5   -10.5   (-0.86%)

(9432)NTT   166.9   +0.7   (+0.42%) 

(7189)西日本FH   1403   -16   (-1.13%)

(8766)東京海上   3297   -5   (-0.15%)

(8795)T&DHD   2221.5   -20.5   (-0.91%)

(8593)三菱HCキャピタル   865.5   +1   (+0.12%)

(7182)ゆちょ銀行   1131   +3.5   (+0.31%)

(8306)三菱UFJ   1058   +0.5   (+0.05%)

(3105)日清紡HD   1203   -9   (-0.74%)

(9303)住友倉庫   2372   -5   (-0.21%)

(6503)三菱電機   1997.5  -2   (-0.10%)

(1911)住友林業   3303   -47   (-1.40%)

(5706)三井金属鉱業   3238   -10   (-0.31%)

(6448)ブラザー   2074.5   +65.5   (+3.26%)

(8002)丸紅   2395   -5.5   (-0.23%)

(6141)DMG森精機   2410   0   (0.00%)

(9140)商船三井   3581   -97   (-2.64%)

 

取引  NTT   166.9円   100株    未約定

              NTN   300円      100株    未約定

買付金額   7,426,918

評価損益合計   +7,274,229   (+97.94%)