12月5日の株

 日経平均は大幅続落。455.45円安の32775.82円(出来高概算13億4000万株)と11

月14日以来約3週間ぶりに節目の33000円を割り込んで取引を終えた。前日の米国市

場で、エヌビディアやアルファベットなどハイテク株が下落した流れを受け、東京

市場でも半導体関連など値がさ株を中心に売りが先行。前場終盤には32726.68円ま

で下げ幅を広げた。その後は、25日線水準を下回ったことなどから、押し目を拾う

動きが出たものの、今夜発表される米経済指標の中身を見極めたいと考える投資家

も多く、全般に模様眺めムードが広がり、32800円台で軟調に推移した。

 

 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1300を超え、全体の8割を占めた。セ

クター別では、陸運、ゴム製品、食料品、空運など8業種が上昇。一方、精密機器、

鉄鋼、機械、電気機器、金属製品など25業種が下落した。指数インパクトの大きい

ところでは、ファナック<6954>、キッコーマン<2801>、豊田通商<8015>、ソニーG<6758>がしっかりだった半面、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、アドバンテス<6857>、信越化<4063>、TDK<6762>が軟調だった。

 

 前日の米国市場は、長期金利が上昇したためハイテク関連株主導で売られ、主要

株価指数はそろって下落。この流れを受けて、東京市場でも指数寄与度の大きい銘

柄を中心に売りが優勢となった。日経平均の下げ幅は一時500円を超えた。ただ、目

先の下値のめどとみられた25日線水準(32800円程度)を下回るなか押し目を拾う動

きが入り、安値圏でもみ合っていた。

 

 来週の米連邦公開市場委員会FOMC)という今年最大のイベントを前に積極的に

動こうとする投資家は多くないとの声が聞かれる。また、米国では今夜、10月のJOL

T求人件数や11月のISM非製造業景況指数の発表などが予定されている。FF金利先物

市場では、来年3月の利下げが7割程度織り込み済みで、市場予想より強い結果とな

れば、この期待の剥落によるドル買いが進み、米国株式市場にも影響を及ぼしかね

ないだけに、経済指標の結果と、米金融市場の動きには警戒が必要だ。

 

日経平均   32,775.82    -455.45    (-1.37%)

TOPIX          2,342.69       -19.96     (-0.84%)

騰落レシオ(25日)  107.60 

 

監視銘柄

(4503)アステラス製薬  1790.5    -3    (-0.17%)

(7203)トヨタ自動車   2753.5   -14   (-0.51%)

(3003)ヒューリック   1477.5   +7.5   (+0.51%)

(9432)NTT   170.8    -0.7   (-0.41%) 

(5019)出光興産    3997    -27    (-0.67%)

(8766)東京海上   3667   +12   (+0.33%)

(8252)丸井G   2317   -17.5   (-0.75%)

(8593)三菱HCキャピタル   967.1    -8.9    (-0.91%)

(7182)ゆちょ銀行   1428   -19   (-1.31%)

(8306)三菱UFJ   1236.5   -7.5   (-0.60%)

(3105)日清紡HD   1087.5   +1   (+0.09%)

(9303)住友倉庫   2454   +9   (+0.37%)

(6503)三菱電機   1993    -57.5   (-2.80%)

(1911)住友林業   3841   -25   (-0.65%)

(7272)ヤマハ発   3811   -25   (-0.65%)

(6448)ブラザー   2485   -1.5   (-0.06%)

(8002)丸紅   2314   -13   (-0.56%)

(6141)DMG森精機   2630   -47   (-1.76%)

(9140)商船三井   4150   +4   (+0.10%)

 

取引  無

買付金額   7,818,018

評価損益合計   +7,482,286   (+95.71%)