9月22日の株

東証プライム市場の売買高は16億873万株、売買代金は3兆8814億円だった。

日経平均は4日続落。168.62円安の32402.41円(出来高概算16億株)で取引を終え

た。前日の米国市場が下落した流れを引き継ぎ、東京市場も幅広い銘柄に売りが先

行し、日経平均は取引開始直後に32154.53円まで下落した。正午前に判明した日銀

金融政策決定会合の結果は、大方の予想どおり金融施策の現状維持が決まった。

これを受け、1ドル=148円台前半へと円安に振れたことから、朝安のトヨタ<7203>

やニデック<6594>などが切り返すなど、輸出関連株が戻り歩調に転じ、日経平均

後場取引開始後には32535.67円まで下げ幅を縮めた。その後は、植田和男日銀総裁

の会見内容を見極めたいとの思惑から、次第に様子見ムードが広がり、32400円前後

でのもみ合いが続いた。

 

 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が900を超え、全体の過半数を占めた。

セクター別では、鉱業、空運、銀行、石油石炭など8業種が上昇。一方、海運、電気

ガス、非鉄金属、卸売など25業種が下落した。指数インパクトの大きいところで

は、アドバンテス<6857>、セコム<9735>、ニデック、HOYA<7741>がしっかりだった

半面、ファーストリテ<9983>、ダイキン<6367>、ソフトバンクG<9984>が軟調だっ

た。

 

 前日の米国市場は、タカ派的な米連邦公開市場委員会FOMC)後で公表された新

規失業保険申請件数の結果を受け、金融引き締めが長期化するとの懸念が高まり、

主要株価指数は下落。東京市場もこの流れが波及し、日経平均の下げ幅は取引開始

直後に400円を超える場面があった。その後は、日銀の金融政策決定会合の結果待ち

とあって、模様眺めムードが広がり、積極的に売り崩す向きは見られなかった。決

定会合では、現状維持が決まり、政策変更への警戒感が後退したことから、全般に

買い戻す動きが強まり、半導体関連や電子部品関連など朝安の値がさハイテク株中

心に切り返す銘柄が増加し、日経平均は下げ幅を縮めた。

 

 引き続き米国のインフレ動向にも関心が集まるだろう。来週は米連邦準備制度

事会(FRB)のパウエル議長の講演や、FRBメンバーであるミネアポリス連銀のカシ

ュカリ総裁、シカゴ連銀のグールズビー総裁。ニューヨーク連銀のウィリアムズ総

裁などの発言機会があるだけに、発言内容は注目されそうだ。国内では来週、27日

には権利付最終売買を迎えることから配当再投資による1兆円弱の先物買い、浮動株

比率変更によるTOPIXのリバランス、29日には日経平均の定期銘柄入れ替えに伴うリ

バランスが予定されている。

 

日経平均   32,402.41    -168.62   (-0.52%)

TOPIX          2,376.27       -7.14     (-0.30%)

騰落レシオ(25日)  128.28

 

監視銘柄

(4503)アステラス製薬  2096   -43   (-2.01%)

(7203)トヨタ自動車   2788.5   +3   (+0.11%)

(3003)ヒューリック   1354.5   -8.5   (-0.62%)

(9432)NTT   181.2   +1.2   (+0.67%) 

(7189)西日本FH   1783   +64   (+3.72%)

(8766)東京海上   3647   -2   (-0.05%)

(8252)丸井G   2529   -3   (-0.12%)

(8593)三菱HCキャピタル   1051   -4   (-0.38%)

(7182)ゆちょ銀行   1324.5   +3   (+0.23%)

(8306)三菱UFJ   1331   +13   (+0.99%)

(3105)日清紡HD   1105.5   -0.5   (-0.05%)

(9303)住友倉庫   2507   -23   (-0.91%)

(6503)三菱電機   1854    -17   (-0.91%)

(1911)住友林業   4002   -74   (-1.82%)

(5706)三井金属鉱業   3912   -61   (-1.54%)

(6448)ブラザー   2446   -7   (-0.29%)

(8002)丸紅   2456   -45   (-1.80%)

(6141)DMG森精機   2655   -42.5   (-1.58%)

(9140)商船三井   4511   -90   (-1.96%)

 

取引  無

買付金額   7,635,668

評価損益合計   +7,026,188   (+92.02%)