10月6日の株

日経平均は小幅反落。80.69円安の30994.67円(出来高概算14億3000万株)で取引

を終えた。前日の米国市場で主要株価指数が下落した流れを映して売りが先行して

始まり、日経平均は30928.16円まで水準を切り下げた。その後、買い戻しの動きが

断続的に入ったことから、前場中盤には31160.45円まで上昇するなどプラスに転じ

る場面もあった。ただ、9月の米雇用統計の発表を控え次第に模様眺めムードとな

り、31000円を挟んでもみ合い展開が続いた。

 

 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1200を超え、全体の約7割を占めた。

セクター別では、海運、パルプ紙、電気ガス、食料品、証券商品先物など21業種が

上昇。一方、鉱業、精密機器、電気機器、銀行など12業種が下落した。指数インパ

クトの大きいところでは、味の素<2802>、スズキ<7269>、レーザーテック<6920>、

ホンダ<7267>がしっかりだった半面、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、ア

ドバンテス<6857>、ダイキン<6367>が軟調だった。

 

 前日の米国市場では、米雇用統計の発表を控えて様子見ムードが強まり、主要株

価指数は小幅に下落。東京市場も同様の流れになり、前場序盤には日経平均の下げ

幅が一時150円に迫った。ただ、先週後半からの下落に対する自律反発を狙った買い

から、前場中盤には85円高とプラスに転じる場面があった。しかし、堅調な米経済

指標を背景に米長期金利の上昇への懸念は拭えていないだけに、半導体関連や電子

部品関連株といった金利動向に敏感とされるグロース株の一角には引き続き売りが

継続したほか、原油市況も約1カ月ぶりの安値水準まで続落したため、石油資源関連

株も軟調だった。

 

 市場は今夜発表の雇用統計の結果に注目している。米長期金利はこのところ急ピ

ッチで上昇してきたため、雇用統計の結果が市場予想から下振れすれば、大幅に低

下する可能性もあるとの見方も多く、発表後の米金融市場がどのように反応するの

か見極めたいとの思惑が強い。一方、米金利上昇をきっかけに年金など中長期目線

の海外機関投資家などは株式の持ち高を減らす動きが続いており、目先はこう着感

の強い展開が続きそうだ。

 

日経平均   30,994.67    -80.69   (-0.26%)

TOPIX          2,264.08       +0.32     (+0.01%)

騰落レシオ(25日)  93.47

 

監視銘柄

(4503)アステラス製薬  2030    +3    (+0.15%)

(7203)トヨタ自動車   2572   -18   (-0.69%)

(3003)ヒューリック   1346.5   +4   (+0.30%)

(9432)NTT   173.1    -0.9    (-0.52%) 

(7189)西日本FH   1712   +14   (+0.82%)

(8766)東京海上   3349   -13   (-0.39%)

(8252)丸井G   2379   +17.5   (+0.74%)

(8593)三菱HCキャピタル   977.2    +7.5    (+0.77%)

(7182)ゆちょ銀行   1325   +9.5   (+0.72%)

(8306)三菱UFJ   1239   -16   (-1.27%)

(3105)日清紡HD   1074   +16.5   (+1.56%)

(9303)住友倉庫   2401   +23   (+0.97%)

(6503)三菱電機   1765    -3.5   (-0.20%)

(1911)住友林業   3653   +38   (+1.05%)

(5706)三井金属鉱業   3662   -19   (-0.52%)

(6448)ブラザー   2387.5   -13   (-0.54%)

(8002)丸紅   2195   +9   (+0.41%)

(6141)DMG森精機   2432.5   +19   (+0.79%)

(9140)商船三井   4016   +46   (+1.16%)

 

取引  無

買付金額   7,703,258

評価損益合計   +6,197,101   (+80.45%)