日経平均は反発。284.30円高の32970.55円(出来高概算20億4000万株)で取引を
終えた。前日の米国市場で主要株価指数が上昇したことから、値がさハイテク株な
どを中心に買いが先行。日経平均は前場終盤にかけて、33122.33円まで上げ幅を広
げた。また、前日に一時1ドル=140円台後半まで円高が進んだ為替相場が一服して
いることもあり、輸出関連株にも見直し買いが入ったことも相場を支えた。ただ、
日経平均はここ数日、25日線水準を上抜けず、本日も上値の重さが意識された。
東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が950を超え、全体の過半数を占めた。
セクター別では、海運、鉄鋼、鉱業、非鉄金属、機械など21業種が上昇。一方、水
産農林、保険、銀行、電気ガス、食料品、医薬品など12業種が下落した。指数イン
パクトの大きいところでは、アドバンテス<6857>、信越化<4063>、東エレク<8035
>、ソフトバンクG<9984>が堅調だった半面、KDDI<9433>、レーザーテック<6920>、
アステラス薬<4503>、キッコーマン<2801>が軟化した。
前日の米国市場は24年の利下げ観測を背景に長期金利が低下。SOX指数は2.7%の
上昇となった。これを受け、東京市場でも半導体関連株など値がさ株を中心に値を
上げる銘柄が目立ち、日経平均の上げ幅は一時400円を超えた。また、円相場が一時
1ドル=142円台半ばまで進んだ円安も支援材料となり、自動車関連株などにも資金
が向かった。ただ、33100円台に近付くと上値の重さが意識されたほか、週末の持ち
高調整の動きもあって、こう着感が強まった。
来週18、19日には、日銀の金融政策決定会合を控える。日銀の政策修正への思惑
がくすぶるなか、植田和男総裁がどのような発言をするのか見極めたいと考える投
資家は多く、決定会合を無事に通過するまでは、様子見姿勢が強まりそうだ。ま
た、日銀会合を受けて、為替相場が再び円高圧力を強めてくるのか、それとも円安
方向に戻るのかどうかに注目する向きが多い。
日経平均 32,970.55 +284.30 (+0.87%)
TOPIX 2,332.28 +10.93 (+0.47%)
騰落レシオ(25日) 97.44
監視銘柄
(4503)アステラス製薬 1614 -45.5 (-2.74%)
(7203)トヨタ自動車 2600.5 +29 (+1.13%)
(3003)ヒューリック 1493 +10 (+0.67%)
(9432)NTT 169.8 -0.5 (-0.29%)
(5019)出光興産 3849 -15 (-0.39%)
(8766)東京海上 3492 -105 (-2.92%)
(8252)丸井G 2294 -23.5 (-1.01%)
(8593)三菱HCキャピタル 942.1 +3.2 (+0.34%)
(7182)ゆちょ銀行 1443 -8 (-0.55%)
(8306)三菱UFJ 1204.5 -22.5 (-1.83%)
(3105)日清紡HD 1077.5 0 (0.00%)
(9303)住友倉庫 2482 -23 (-0.92%)
(6503)三菱電機 2033 +29 (+1.45%)
(1911)住友林業 4187 +146 (+3.61%)
(7272)ヤマハ発 3764 +164 (+4.56%)
(6448)ブラザー 2454 +28 (+1.15%)
(8002)丸紅 2222.5 +13.5 (+0.61%)
(6141)DMG森精機 2546 +56 (+2.25%)
(9140)商船三井 4196 +277 (+7.07%)
取引 無
買付金額 7,818,018
評価損益合計 +7,516,618 (+96,14%)