12月15日の株

 日経平均は反発。284.30円高の32970.55円(出来高概算20億4000万株)で取引を

終えた。前日の米国市場で主要株価指数が上昇したことから、値がさハイテク株な

どを中心に買いが先行。日経平均前場終盤にかけて、33122.33円まで上げ幅を広

げた。また、前日に一時1ドル=140円台後半まで円高が進んだ為替相場が一服して

いることもあり、輸出関連株にも見直し買いが入ったことも相場を支えた。ただ、

日経平均はここ数日、25日線水準を上抜けず、本日も上値の重さが意識された。

 

 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が950を超え、全体の過半数を占めた。

セクター別では、海運、鉄鋼、鉱業、非鉄金属、機械など21業種が上昇。一方、水

産農林、保険、銀行、電気ガス、食料品、医薬品など12業種が下落した。指数イン

パクトの大きいところでは、アドバンテス<6857>、信越化<4063>、東エレク<8035

>、ソフトバンクG<9984>が堅調だった半面、KDDI<9433>、レーザーテック<6920>、

アステラス薬<4503>、キッコーマン<2801>が軟化した。

 

 前日の米国市場は24年の利下げ観測を背景に長期金利が低下。SOX指数は2.7%の

上昇となった。これを受け、東京市場でも半導体関連株など値がさ株を中心に値を

上げる銘柄が目立ち、日経平均の上げ幅は一時400円を超えた。また、円相場が一時

1ドル=142円台半ばまで進んだ円安も支援材料となり、自動車関連株などにも資金

が向かった。ただ、33100円台に近付くと上値の重さが意識されたほか、週末の持ち

高調整の動きもあって、こう着感が強まった。

 

 来週18、19日には、日銀の金融政策決定会合を控える。日銀の政策修正への思惑

がくすぶるなか、植田和男総裁がどのような発言をするのか見極めたいと考える投

資家は多く、決定会合を無事に通過するまでは、様子見姿勢が強まりそうだ。ま

た、日銀会合を受けて、為替相場が再び円高圧力を強めてくるのか、それとも円安

方向に戻るのかどうかに注目する向きが多い。

 

日経平均   32,970.55    +284.30    (+0.87%)

TOPIX          2,332.28       +10.93    (+0.47%)

騰落レシオ(25日)  97.44 

 

監視銘柄

(4503)アステラス製薬  1614    -45.5    (-2.74%)

(7203)トヨタ自動車   2600.5   +29   (+1.13%)

(3003)ヒューリック   1493   +10   (+0.67%)

(9432)NTT   169.8    -0.5   (-0.29%) 

(5019)出光興産    3849    -15    (-0.39%)

(8766)東京海上   3492   -105   (-2.92%)

(8252)丸井G   2294   -23.5   (-1.01%)

(8593)三菱HCキャピタル   942.1    +3.2    (+0.34%)

(7182)ゆちょ銀行   1443   -8   (-0.55%)

(8306)三菱UFJ   1204.5   -22.5   (-1.83%)

(3105)日清紡HD   1077.5   0   (0.00%)

(9303)住友倉庫   2482   -23   (-0.92%)

(6503)三菱電機   2033    +29   (+1.45%)

(1911)住友林業   4187   +146   (+3.61%)

(7272)ヤマハ発   3764   +164   (+4.56%)

(6448)ブラザー   2454   +28   (+1.15%)

(8002)丸紅   2222.5   +13.5   (+0.61%)

(6141)DMG森精機   2546   +56   (+2.25%)

(9140)商船三井   4196   +277   (+7.07%)

 

取引  無

買付金額   7,818,018

評価損益合計   +7,516,618   (+96,14%)