日経平均は4日ぶりに反落。240.10円安の32686.25円(出来高概算18億9000万株)
で取引を終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受けて、米国株高の流れ
を引き継ぎ、買い先行で始まり、日経平均は心理的な節目の33000円台を回復して始
まり、その直後には33120.55円まで値を上げた。ただ、円相場が一時4カ月半ぶりの
水準である1ドル=140円台後半まで円高が進んだため、輸出関連株への売りなどが
相場を冷やし、日経平均はマイナスに転じ、後場に入ると32515.04円まで下げ幅を
広げた。売り一巡後は、急激な下げの反動から押し目を拾う動きもあり、下げ渋り
を見せた。
東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1200を超え、全体の7割超を占めた。
セクター別では、サービス、化学、金属製品の3業種を除く30業種が下落。輸送用機
器、銀行、保険、海運、電気ガスの下落が際立っていた。指数インパクトの大きい
ところでは、リクルートHD<6098>、信越化<4063>、ファーストリテ<9983>、ソフト
バンクG<9984>が堅調だった半面、東エレク<8035>、ダイキン<6367>TDK<6762>、
注目のFOMCでは、政策金利は想定通り据え置かれた。米国市場では、主要株価指
数がそろって上伸。金利低下に伴い、ハイテク関連株への資金シフトが目立ち、東
京市場でも半導体関連株などを中心に買いが先行した。ただ、金利低下による利ざ
や改善期待の後退などから金融株に下落する銘柄が目立ち、投資マインドを悪化さ
せる格好となった。また、日米金利差縮小が意識され、円相場が一時1ドル=140円
台へと円高が急激に進んだため、自動車や電子部品など輸出関連株にも値を消す銘
柄が広がり日経平均の下げ幅は一時400円を超えた。
来週には日銀の金融政策決定会合を控えている。先週の植田和男日銀総裁発言に
より、政策修正への思惑が拭えないなか、仮にマイナス金利解除といった政策変更
に関する動きが出てくるのであれば、円高がさらに進みやすくなり、株式市場には
逆風となるだろう。また、それを見越した短期筋の仕掛け的な動きも出てくる可能
性があるだけに警戒が必要だ。
日経平均 32,686.25 -240.10 (-0.73%)
TOPIX 2,321.35 -33.57 (-1.43%)
騰落レシオ(25日) 100.67
監視銘柄
(4503)アステラス製薬 1659.5 -28.5 (-1.69%)
(7203)トヨタ自動車 2571.5 -102 (-3.82%)
(3003)ヒューリック 1483 -8 (-0.54%)
(9432)NTT 170.3 -1.6 (-0.93%)
(5019)出光興産 3864 -95 (-2.40%)
(8766)東京海上 3597 -138 (-3.69%)
(8252)丸井G 2317.5 -2.5 (-0.11%)
(8593)三菱HCキャピタル 938.9 -19.7 (-2.06%)
(7182)ゆちょ銀行 1451 -36 (-2.42%)
(8306)三菱UFJ 1227 -45 (-3.54%)
(3105)日清紡HD 1077.5 -17 (-1.55%)
(9303)住友倉庫 2505 -31 (-1.22%)
(6503)三菱電機 2004 -41 (-2.00%)
(1911)住友林業 4041 +128 (+3.27%)
(7272)ヤマハ発 3600 -131 (-3.51%)
(6448)ブラザー 2426 -127.5 (-4.99%)
(8002)丸紅 2209 -46 (-2.04%)
(6141)DMG森精機 2490 -55.5 (-2.18%)
(9140)商船三井 3919 -84 (-2.10%)
取引 無
買付金額 7,818,018
評価損益合計 +7,343,223 (+93.93%)