日経平均は3日続伸。82.65円高の32926.35円(出来高概算14億7000万株)で取引を
終えた。前日の米国市場で主要株価指数が上伸した流れを受けて、ハイテク関連株を
中心に買いが先行。日経平均は前場中盤には33104.47円まで上げ幅を広げる場面があ
った。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果やパウエル米連邦準備制度理事会
(FRB)議長の会見内容を見極めたいと考える投資家も多く、買い一巡後は33000円を
挟んだこう着が続いた。
東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が800を超え、やや値下がり数が上回っ
た。セクター別では、機械、銀行、精密機器、電気機器など9業種が上昇。一方、鉱
業、海運、建設、食料品など24業種が下落した。指数インパクトの大きいところで
は、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>、ダイキン<6367>が堅調だった半面、ファーストリテ<9983>、TDK<6762>、デンソー<6902>、セコム<9735>が軟化した。
前日の米国市場は、11月の米消費者物価指数(CPI)はほぼ市場予想通りの結果とな
り、利下げ観測を背景にした買いが継続。東京市場もこの流れが波及した。また、12
月の日銀全国企業短期経済観測(短歌)で製造業の景況感が3期連続で改善したことが
刺激材料になったほか、ハイテク関連株投資で定評のある投資会社の上場投資信託(E
TF)が米マイクロソフト株やメタ・プラットフォームズ株を買ったことが米国市場で
話題となり、東京市場でも半導体など人工知能(AI)関連株に資金が向かったことも
相場を支えた。
注目のFOMCは、政策金利の据え置きが見込まれているが、今回は政策金利見通し(ド
ットチャート)が発表され、2024年末の中央値が前回の2回の利下げから変化があるの
か注目されている。また、パウエル氏の会見では、来年の利下げの開始時期について
言及するかにも関心が集まっている。ただ、FOMCを波乱なく通過しても、来週には日
銀の金融政策決定会合が控えていることから、引き続き積極的な売買は手控えられそ
うだ。
日経平均 32,926.35 +82.65 (+0.25%)
TOPIX 2,354.92 +1.76 (+0.07%)
騰落レシオ(25日) 100.64
監視銘柄
(4503)アステラス製薬 1688 -13.5 (-0.79%)
(7203)トヨタ自動車 2673.5 -8 (-0.30%)
(3003)ヒューリック 1491 -14.5 (-0.96%)
(9432)NTT 171.9 0 (0.00%)
(5019)出光興産 3959 -31 (-0.78%)
(8766)東京海上 3735 -9 (-0.24%)
(8252)丸井G 2320 -15 (-0.64%)
(8593)三菱HCキャピタル 958.6 -8.4 (-0.87%)
(7182)ゆちょ銀行 1487 -3 (-0.20%)
(8306)三菱UFJ 1272 +12 (+0.95%)
(3105)日清紡HD 1094.5 0 (0.00%)
(9303)住友倉庫 2536 -8 (-0.31%)
(6503)三菱電機 2045 +37.5 (+1.87%)
(1911)住友林業 3913 -13 (-0.33%)
(7272)ヤマハ発 3731 -23 (-0.61%)
(6448)ブラザー 2553.5 -8.5 (-0.33%)
(8002)丸紅 2255 -9 (-0.40%)
(6141)DMG森精機 2545.5 -1 (-0.04%)
(9140)商船三井 4003 -47 (-1.16%)
取引 無
買付金額 7,818,018
評価損益合計 +7,669,370 (+98.10%)