12月13日の株

 日経平均は3日続伸。82.65円高の32926.35円(出来高概算14億7000万株)で取引を

終えた。前日の米国市場で主要株価指数が上伸した流れを受けて、ハイテク関連株を

中心に買いが先行。日経平均前場中盤には33104.47円まで上げ幅を広げる場面があ

った。ただ、米連邦公開市場委員会FOMC)の結果やパウエル米連邦準備制度理事会

FRB)議長の会見内容を見極めたいと考える投資家も多く、買い一巡後は33000円を

挟んだこう着が続いた。

 

 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が800を超え、やや値下がり数が上回っ

た。セクター別では、機械、銀行、精密機器、電気機器など9業種が上昇。一方、鉱

業、海運、建設、食料品など24業種が下落した。指数インパクトの大きいところで

は、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>、ダイキン<6367>が堅調だった半面、ファーストリテ<9983>、TDK<6762>、デンソー<6902>、セコム<9735>が軟化した。

 

 前日の米国市場は、11月の米消費者物価指数(CPI)はほぼ市場予想通りの結果とな

り、利下げ観測を背景にした買いが継続。東京市場もこの流れが波及した。また、12

月の日銀全国企業短期経済観測(短歌)で製造業の景況感が3期連続で改善したことが

刺激材料になったほか、ハイテク関連株投資で定評のある投資会社の上場投資信託(E

TF)が米マイクロソフト株やメタ・プラットフォームズ株を買ったことが米国市場で

話題となり、東京市場でも半導体など人工知能(AI)関連株に資金が向かったことも

相場を支えた。

 

注目のFOMCは、政策金利の据え置きが見込まれているが、今回は政策金利見通し(ド

ットチャート)が発表され、2024年末の中央値が前回の2回の利下げから変化があるの

か注目されている。また、パウエル氏の会見では、来年の利下げの開始時期について

言及するかにも関心が集まっている。ただ、FOMCを波乱なく通過しても、来週には日

銀の金融政策決定会合が控えていることから、引き続き積極的な売買は手控えられそ

うだ。

 

日経平均   32,926.35    +82.65    (+0.25%)

TOPIX          2,354.92       +1.76    (+0.07%)

騰落レシオ(25日)  100.64 

 

監視銘柄

(4503)アステラス製薬  1688    -13.5    (-0.79%)

(7203)トヨタ自動車   2673.5   -8   (-0.30%)

(3003)ヒューリック   1491   -14.5   (-0.96%)

(9432)NTT   171.9    0   (0.00%) 

(5019)出光興産    3959    -31    (-0.78%)

(8766)東京海上   3735   -9   (-0.24%)

(8252)丸井G   2320   -15   (-0.64%)

(8593)三菱HCキャピタル   958.6    -8.4    (-0.87%)

(7182)ゆちょ銀行   1487   -3   (-0.20%)

(8306)三菱UFJ   1272   +12   (+0.95%)

(3105)日清紡HD   1094.5   0   (0.00%)

(9303)住友倉庫   2536   -8   (-0.31%)

(6503)三菱電機   2045    +37.5   (+1.87%)

(1911)住友林業   3913   -13   (-0.33%)

(7272)ヤマハ発   3731   -23   (-0.61%)

(6448)ブラザー   2553.5   -8.5   (-0.33%)

(8002)丸紅   2255   -9   (-0.40%)

(6141)DMG森精機   2545.5   -1   (-0.04%)

(9140)商船三井   4003   -47   (-1.16%)

 

取引  無

買付金額   7,818,018

評価損益合計   +7,669,370   (+98.10%)