3月5日の株

 日経平均は3営業日ぶりに小幅反落。11.60円安の40097.63円(出来高概算17億400

0万株)で取引を終えた。日経平均は前日に4万円の大台に乗せたことから、目先的

な達成感が拡がったほか、前日の米国市場で主要株価指数が下落したことも、目先

の利益を確保する動きにつながり、日経平均前場終盤に39840.34円まで水準を切

り下げた。ただ、年初からの急上昇で買い遅れている向きも多く、後場に入ると主

力株に買いが入るなど、押し目待ち狙いの動きも強く、反落ながら4万円を上回って

取引を終えた。

 

 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が900を超え、全体の6割近くを占め

た。セクター別では、建設、証券商品先物、鉱業、銀行など24業種が上昇。一方、

倉庫運輸、サービス、海運、不動産など9業種が下落した、指数インパクトの大きい

ところでは、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、トヨタ<7203>、ファーストリ

テ<9983>、TDK<6762>が堅調だった半面、アドバンテス<6857>、ダイキン<6367>、信越化<4063>、京セラ<6971>が軟調だった。

 

 4日の米国市場は、前週末にナスダック指数とS&P500種指数が過去最高値更新して

いただけに、目先の利益を確保する売りが広がり、主要株価指数は下落した。日経

平均も前日に史上初の4万円を突破したことから、これまで相場を引っ張ってきた半

導体株を中心に利食い優勢となった。日経平均の下げ幅は一時250円を超えたが、東

エレクがプラスに転じるなど押し目買い意欲は強く、後場日経平均は概ね4万円を

上回っての推移となった。

 

 生成人工知能(AI)関連企業の将来性に対する期待感は根強く、日本株の年初か

らの好パフォーマンスを見て、海外勢による日本株再評価の動きも継続していると

考えられる。下値は限定的で、全般は底堅い展開が続いている。一方、米国では5

日、スーパーチューズデー(大統領選挙の集会集中日)、バー米連邦準備制度理事

会(FRB)副議長の発言機会が予定されているほか、2月のISM非製造業景気指数が発

表されるなど、重要イベントが控える。短期的に売られる局面に対しては、押し目

狙いのスタンスになりそうだ。

 

日経平均   40,097.63    -11.60   (-0.03%)

TOPIX          2,719.93       +13.65    (+0.50%)

騰落レシオ(25日)  105.09

SOX指数 4,981.97    +52.38  (+1.06%)   (2024-03-04  17:16) 

監視銘柄

(4503)アステラス製薬  1636    -45.5    (-2.71%)

(7203)トヨタ自動車   3729   +67   (+1.83%)

(3003)ヒューリック   1486.5   -35   (-2.30%)

(9432)NTT   180.7    0   (0.00%) 

(5019)出光興産    972.2    +1.2    (+0.12%) 

(8766)東京海上   4408   -13   (-0.29%)

(8252)丸井G   2386   -26   (-1.08%)

(8593)三菱HCキャピタル   1045   +5    (+0.48%)

(7182)ゆちょ銀行   1625    +11    (+0.68%)

(8306)三菱UFJ   1596.5   +27.5   (+1.75%)

(3105)日清紡HD   1238   +5.5   (+0.45%)

(9303)住友倉庫   2530   -12   (-0.47%)

(6503)三菱電機   2432.5    +27   (+1.12%)

(1911)住友林業   4267    -48    (-1.11%)

(7272)ヤマハ発   1362    +3.5  (+0.26%) 

(6448)ブラザー   2594.5   +34   (+1.33%)

(8002)丸紅   2512   +20   (+0.80%)

(6141)DMG森精機   3657   +97   (+2.72%)

(7011)三菱重   12300   +370   (+3.10%)

 

取引  無

買付金額   7,818,018

評価損益合計   +10,698,429   (+136.84%)