3月4日の株

 日経平均は続伸。198.41円高の40109.23円(出来高概算18億5000万株)と初めて4

万円の大台を突破して取引を終えた。前週末の米国市場で半導体関連株が上昇した

流れを背景にリスク選好ムードが強まり、日経平均は4万円台に乗せて始まり、前場

終盤にかけて40314.64円まで水準を切り上げた。後場に入ると、節目突破に伴う目

先の達成感から利益確定売りに上げ幅を縮めたものの、4万円を割り込むことは一度

もなく、総じて底堅い展開が続いた。

 

 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1200に迫り、全体の7割超を占めた。

セクター別では、パルプ紙、鉱業、電気機器、不動産など9業種が上昇した一方で、

海運、空運、ゴム製品、食料品など24業種が下落した、指数インパクトの大きいと

ころでは、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、中外薬<4519>、ファナック<6954>、信越化<4063>が堅調だった半面、ファーストリテ<9983>、第一三共<4568>、トレンド<4704>、ソニーG<6758>、ブリヂストン<5108>が軟化した。

 

 1日の米国市場は、2月のISM製造業景況指数が市場予想より下振れした後に米長期

金利が低下したことを受け、主要株価指数は上昇。なかでも、ナスダック総合指数

は史上最高値更新したほか、SOX指数は4.29%高と急伸した。ハイテク関連株が上昇

した流れを引き継ぎ、東京市場も買いが先行。

 

 人工知能(AI)関連株の成長性に対する期待は根強く、企業業績の好調もあり、

先高期待は高まっている。海外投資家は買い余力は依然としてかなり大きいとの市

場関係者の見方などもあり、相場先導役の海外勢の買いは今後も期待されそうだ。

 

 一方、日経平均の4万円の大台回復に伴い、目先は騰勢が一服するのではないかと

の見方も出始めている。また、今週は、米国で5日にスーパーチューズデー(大統領

選挙の集会集中日)、6・7日にはパウエル米連邦準備制度理事会FRB)議長の議会

証言、8日には雇用統計、国内では、8日にメジャーSQが予定されており、短期的な

相場調整のきっかけとなってもおかしくないイベントが目白押しだ。これらイベン

トを見極めながら、目先は4万円を固める展開が続くことになりそうだ。

 

日経平均   40,109.23    +198.41   (+0.50%)

TOPIX          2,706.28       -3.14    (-0.12%)

騰落レシオ(25日)  98.85

SOX指数 4,929.58    +202.66  (+4.29%)   (2024-03-01  17:15) 

監視銘柄

(4503)アステラス製薬  1681.5    +7    (+0.42%)

(7203)トヨタ自動車   3662   -18   (-0.49%)

(3003)ヒューリック   1521.5   +11   (+0.73%)

(9432)NTT   180.7    0   (0.00%) 

(5019)出光興産    971    -13.9    (-1.41%) 

(8766)東京海上   4421   -27   (-0.61%)

(8252)丸井G   2412   -37   (-1.51%)

(8593)三菱HCキャピタル   1040   -13    (-1.23%)

(7182)ゆちょ銀行   1614    -22    (-1.34%)

(8306)三菱UFJ   1569   -1.5   (-0.10%)

(3105)日清紡HD   1232.5   -11   (-0.88%)

(9303)住友倉庫   2542   -25   (-0.97%)

(6503)三菱電機   2405.5    -26   (-1.07%)

(1911)住友林業   4315    -14    (-0.32%)

(7272)ヤマハ発   1358.5    -16.5  (-1.20%) 

(6448)ブラザー   2560.5   +37.5   (+1.49%)

(8002)丸紅   2492   -13   (-0.52%)

(6141)DMG森精機   3560   +91   (+2.62%)

(7011)三菱重   11930  -10   (-0.08%)

 

取引  無

買付金額   7,818,018

評価損益合計   +10,509,151   (+134.42%)