7月19日の株

 日経平均は大幅続伸。18日の米株式市場でダウ平均は366.58ドル高と7日続伸、ナス

ダック総合指数は+0.76%と続伸。6月の小売売上高や鉱工業生産が予想を下回り、景

気減速懸念で売りが先行。一方、コア小売売上高の上振れや良好な決算を受けた銀行

株の上昇が好感され、指数はプラス圏を回復。また金利の低下でハイテクも買われ、

終盤にかけて上げ幅を拡大した。米株高を受けて日経平均は318.47円高からスター

ト。寄り付き直後に一時失速したが、植田日銀総裁の発言を受けた為替の円高一服や

米景気減速懸念の緩和を背景に景気敏感株を中心に買われ、前場中ごろには32873.15

円(379.26円高)まで上昇。その後は来週にかけて控える企業決算や日米の金融政策

決定会合を前に様子見ムードが広がり、膠着感の強い展開が続いた。ただ引けにかけ

てまとまった買いが入り、高値引けとなった。

 

 大引け日経平均は前日比402.14円高の32896.03円となった。東証プライム市場の

売買高は12億4033万株、売買代金は3兆2189億円だった。セクターでは海運、輸送用機

器、証券・商品先物取引を筆頭に全面高となった。東証プライム市場の値上がり銘柄

は全体の88%、対して値下がり銘柄は10%だった。

 

 あす以降、国内主要企業の決算発表が始まるため、業績動向を確認したいとの見方

が多く、全般は個別株物色の色彩が一段と強まりそうだ。こうしたなか、6月と23年上

半期の訪日外国人数が発表される。3〜5月は2019年の7割程度の回復となり、一服感が

出た。回復の起爆剤となる中国から日本への団体旅行の解禁はまた見通せていない

が、ワクチン接種証明書などの水際対策は順次撤廃されたことから、中国からの旅行

客の回復度合いを確かめる機会としたいところであろう。インバウンド関連が再び注

目されるのか注目したい。

 

日経平均   32,896.03     +402.14   (+1.24%)

騰落レシオ(25日)  97.69

 

監視銘柄

(4503)アステラス製薬  2058   +43   (+2.13%)

(7203)トヨタ自動車   2291   +51   (+2.28%)

(3003)ヒューリック   1215.5   +22   (+1.84%)

(9432)NTT   162.5   +1   (+0.62%) 

(7189)西日本FH   1450   +10   (+0.69%)

(8766)東京海上   3205   +66   (+2.10%)

(8795)T&DHD   2130   +8   (+0.38%)

(8593)三菱HCキャピタル   880   +8.1   (+0.93%)

(7182)ゆちょ銀行   1133   +1.5   (+0.13%)

(8306)三菱UFJ   1085   +2   (+0.18%)

(3105)日清紡HD   1206.5   +18.5   (+1.56%)

(9303)住友倉庫   2377   +31   (+1.32%)

(6503)三菱電機   2070.5  +18   (+0.88%)

(1911)住友林業   3439   +30   (+0.88%)

(5706)三井金属鉱業   3244   +22   (+0.68%)

(6448)ブラザー   2171.5   +23   (+1.07%)

(8002)丸紅   2418.5   +32.5   (+1.36%)

(6141)DMG森精機   2482   +23   (+0.94%)

(9140)商船三井   3700   +78   (+2.15%)

 

取引  無

買付金額   7,496,698

評価損益合計   +7,709,255   (+102.84%)