8月8日の株

 日経平均は3営業日続伸。122.73円高の32377.29円(出来高概算14億4000万株)で

取引を終えた。前日の米国市場で主要株価指数が上昇したほか、円相場が1ドル=14

3円台前半へと円安に振れていることを受けて買いが先行。前場中盤には32539.88円

まで上昇し、取引時間中としては4営業日ぶりに心理的な節目である32500円を回復

する場面があった。ただ、10日には7月の米消費者物価指数(CPI)の発表、国内で

は週末に3連休を控えているため、一方向に持ち高を傾ける動きも限られ、次第に模

様眺めムードが広がった。

 

 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1000に迫り、全体の過半数を占め

た。セクター別では、電気ガス、海運、食料品など25業種が上昇。一方、保険、精

密機器、鉱業など8業種が下落した。

 

週明けの米国市場は、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が来年の利下げを示

唆する発言が米紙で伝わったことなどを材料に上昇。東京市場でもリスク選好ムー

ドが広がった。ヘッジファンドなどの短期筋の買い戻しの動きが広がり、日経平均

の上げ幅は一時285円を超えた。また、取引終了後に決算発表を予定しているソフト

バンクGがしっかりしていたことも相場を支えていた。ただ、バイデン米大統領

半導体人工知能(AI)など対中国投資制限の大統領令を8日に発表するという海外

メディアの報道を背景に、半導体関連株が軒並み下落したことが相場の上値を抑え

る要因になった。

 

 日経平均はひとまず続伸したが、市場エネルギーは減少傾向にあり、8月限オプシ

ョンの特別清算指数(SQ)算出日を前に、短期筋の仕掛け的な売買には引き続き警

戒が必要だろう。また、国内では今週、決算発表がヤマ場を迎えるだけに、業績動

向を確認したいと考える向きも多いほか、景気減速が警戒されているだけに米中両

国の経済指標の結果にも関心が集まりそうだ。目先的には個別材料株物色で幕間を

つなぎながらの展開が続こう。

 

日経平均   32,377.29    +122.73   (+0.38%)

騰落レシオ(25日)  95.78

 

監視銘柄

(4503)アステラス製薬  2160   -31   (-1.41%)

(7203)トヨタ自動車   2423.5   -20.5   (-0.84%)

(3003)ヒューリック   1229   +15.5   (+1.28%)

(9432)NTT   161.8   +1.8   (+1.13%) 

(7189)西日本FH   1445   -4   (-0.28%)

(8766)東京海上   3078   -37   (-1.19%)

(8795)T&DHD   2222   -33.5   (-1.49%)

(8593)三菱HCキャピタル   921   -1   (-0.11%)

(7182)ゆちょ銀行   1143   -4.5   (-0.39%)

(8306)三菱UFJ   1129.5   -4   (-0.35%)

(3105)日清紡HD   1080   -97   (-8.24%)

(9303)住友倉庫   2390   +46   (+1.96%)

(6503)三菱電機   1889  +9   (+0.48%)

(1911)住友林業   3435   +79   (+2.35%)

(5706)三井金属鉱業   3256   -28   (-0.85%)

(6448)ブラザー   2536.5   +346   (+15.80%)

(8002)丸紅   2454.5   +25.5   (+1.05%)

(6141)DMG森精機   2510.5   -14.5   (-0.57%)

(9140)商船三井   4040   +65   (+1.64%)

 

取引  無

買付金額   7,565,978

評価損益合計   +6,906,340   (+91.28%)