7月4日の株

 日経平均は反落。3日の米株式市場でダウ平均は10.87ドル高と小幅に3日続伸、ナス

ダック総合指数は+0.20%と続伸。独立記念日の前日の短縮取引で動意に乏しい展開

だった。追加利上げ懸念がくすぶり一時下落する場面があったが、6月ISM製造業景況

指数が3年ぶりの低水準に落ち込むと金利先高観の後退で買い戻され、再び上昇に転じ

て終えた。一方、前日の大幅高の反動が先行した日経平均は241.07円安からスター

ト。寄り付き直後は33500円を意識する動きが見られたが、早い段階で同水準を割り込

むと、その後はじわじわと下げ幅を広げた。後場は買い戻しが先行も33500円を前に失

速すると再び軟調に推移、時間外取引の米株価指数先物ドル円の軟化に合わせて引

けにかけて下げ幅を広げる流れとなった。

セクターでは医薬品、パルプ・紙、ゴム製品が下落率上位に並んだ一方、銀行、保険、海運が上昇率上位に並んだ。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の63%、対して値上がり銘柄は33%だった。

 

 本日は利食い優勢とはなったが、相対的に他の海外市場と比べると堅調で、脱デフ

レを契機とした海外投資家の買いは入りやすいとみる向きが大半であるようだ。ま

た、生成AI関連など世界的な相場のテーマ株が切り返すところを見ると、これまで買

い遅れていた向きの押し目買い意欲は強いだろう。海外投資家の日本株買いの流れも

不変で、休場明けの米国市場が堅調な展開となれば、日本株も再び騰勢を強める可能

性がありそうだ。

 

大手行や地銀など銀行株は朝方から堅調に推移した。市場では「前日の米国市場で銀行株が堅調だった流れを引き継いでいるのではないか」との声が聞かれた。

7月27ー28日に開催される日銀会合での金融政策の変更はないだろうとしつつも、「一部では7月会合での金融政策の変更を予想している人もいるので、きょうだけでなく今後も思惑的に金融株が買われていく可能性は高い」と指摘した。

 

日経平均   33,422.52     -330.81   (-0.98%)

騰落レシオ(25日)  120.42

 

監視銘柄

(4503)アステラス製薬  2083.5   -61   (-2.84%)

(7203)トヨタ自動車   2338   +12.5   (+0.54%)

(3003)ヒューリック   1247.5   +0.5   (+0.04%)

(9432)NTT   169.7   -1.5   (-0.88%) 

(7189)西日本FH   1355   +81   (+6.36%)

(8766)東京海上   3357   +12   (+0.36%)

(8795)T&DHD   2212   +84.5   (+3.97%)

(8593)三菱HCキャピタル   873   +2   (+0.23%)

(7182)ゆちょ銀行   1131.5   +9.5   (+0.85%)

(8306)三菱UFJ   1111   +25.5   (+2.35%)

(3105)日清紡HD   1240   +31.5   (+2.61%)

(9303)住友倉庫   2393   -19   (-0.79%)

(6503)三菱電機   2033.5  -10.5   (-0.51%)

(1911)住友林業   3477   -31   (-0.88%)

(5706)三井金属鉱業   3357   +16   (+0.48%)

(6448)ブラザー   2041   -94   (-4.40%)

(8002)丸紅   2461.5   -22   (-0.89%)

(6141)DMG森精機   2532   -19.5   (-0.76%)

(9140)商船三井   3544   +18   (+0.51%)

 

取引  無

買付金額   7,426,918

評価損益合計   +7,561,902   (+101.82%)